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宿に到着して、チェックイン。
さっそく重たい荷物をドミトリー部屋に置きに行く。
どうやら今の時間は誰もいないようだ。みんな外に遊びに出ているという。

わたしたちも今日ついたばかりだけど、探検しに行こうじゃないの!
ということで、せっちゃんの手伝いもあり、レンタカー屋さんで1台借りることに。

わたしは根っからのペーパードライバーなので、ここはスーさんにお願い。
レンタカーが到着するまでに着替えを済ませ、簡単な食事を済ます。
バナナがおいしい。やっぱりどこにいてもバナナはおいしい。
わたしの大好物である。

レンタカー到着、宿のせっちゃんに挨拶をしてGOGO!
スーさんとわたしはさっそく、西表で有名な水牛車に乗ろうかと、「由布島」へ

由布島に到着するまでに、宿近くのマングローブを鑑賞。
もう島全体でマングローブが育っているそうな。
わーすごい、初めて見るマングローブは感動的。
カニも沢山いるし、まさにジャングル!

由布島まで、ひたすらウクレレ、唄をうたえば奥田民夫。
お兄さんからもらった奥田民夫の「イージュー☆ライダー」うたえば

何もないな 誰もいないな 快適なスピードで こんなにもこの風景にあうので、驚いた。タイミングの素晴らしさ。

そんなこんなであっという間に由布島に到着。
いつでもこっちの空はどこまでも青い。

つづく


これが由布島。沖縄といったら水牛でしょ!といわんばかりの景色。
潮が満ちると水牛車に乗らないと向こう側に渡れないらしい、この島。

潮はひいているけど、せっかくだから水牛車に乗ろうとチケットを購入。


水牛は可愛らしい。
水牛車に乗っている間、
ずっと蛇皮線で歌をうたってくれるガイドのおじさま。

なんともいい声をしておられる。うらやましい。
おじさまの歌に酔いしれ、水牛車に揺られ

のんびり流れる時間に、
あ~沖縄すばらしか~シミジミ想う。

島には植物園なるものがあって、中にはいると沢山のやしの木や
ハイビスカスが咲いていて、なんとも常夏真っ盛り。

なんだかお土産屋さんはさびれていて、これがなんともいい感じ。
園内の奥まで行くと、潮の引いた海がまっていて、
真っ青の空に、映えるおばあさん一人。

あわもりジェラートをいただき、ご馳走様。
沖縄の音は海のおと、静かに流れて今日もゆるやか
流れ流れてそのまま海になれたらな。

2007年9月11日
船にスーさんと一緒に飛び乗った。
そういえば石垣に東京の友達カップルが遊びに来ていることを思い出し、
連絡をとった。(携帯電話ってほんとうに便利なのね。)

ちょうど石垣にいるというので、船が着いたら一緒にご飯でも食べようということに。
相変わらずこっちの船は運転が荒い。
ヒーヒー笑いっぱなしのわたし。あっという間に石垣島に到着。

その時、空の上に浮かんだ雲がへんな動物に見えた。

沖縄の空はいつも青い。海だって青い。
青っていったって東京で見る青とは違うんだ。

港の近くの市役所前で、友達カップルが笑顔で手を振る。
わーなんだか不思議だね、東京の友達と沖縄で会うなんて、なんだか嬉しい。

友達カップルの彼氏の方は、ここ石垣島出身。
なんと彼のお母さんがオススメの八重山そば屋さんに連れて行ってくれるという。

お母さんたら夏川りみにソックリではありませんか!
車で約10分、さっそく八重山そばを食べましょう。
たった300円でミニ八重山そばが食べられます。ミニでもミニじゃないんだな。

こっちのミニはとにかく大きい。さっぱりしていてすごく美味しかった~

船の時間がせまっているので、食後ちょっと休んで、また港に向かう。
憧れの西表島へは約2500円でいける。

船が出るまで港でウクレレを弾いていると、
船着場からウクレレを持ったお兄さんを発見。
お互いウクレレに気づき、話が弾む。

「けっこう始めて長いんですか」 

「いやいや、それほどでも」

兄さんは大阪から沖縄に遊びに来たそうな。
なかなか気さくな人良い人で、
ウクレレ練習中の私に奥田民夫の『イージュー☆ライダー』のコード表をくれた。
(なんと、このお兄さん一緒にいた時間はわずか15分ほどだったのに、その後
静岡の朝霧JAMで4回も偶然再会するのでした。)

さとうきび畑という安宿に泊まることにし、船へ乗り込む。

新しい場所に移動中、決まってわたしはワクワクしている。
そんな時は描きたいものや、思いつきの言葉たちがポンポンと出てくるからおもしろい。


港に到着すると、オンボロワゴンで宿のお姉さん『せっちゃん』が待っていた。

このワゴンのオンボロ具合は、とにかく最高で、車内には土が散乱しているし、
天井は嵐が着たら吹っ飛びそうだ。これが本来のモノの使い方だと私は思う。
使えるものは最後まで、大事に大事に育てましょ。

「宿の周りには何もないので、夕飯はみんなで作ることもできますが、
欲しい食材などあったら、予めスーパーで買っておいてくださいね。お店には寄りますか?」

おーいいねいいね、お店のない場所、なんにもない場所大好き。
そうしてわたしとスーさんは、港近くの小さなお店でちょっとした食材を買った。

オンボロワゴンは走る、生温い風が窓から入ってくる。
ソバカスだらけの私の顔は、もうお化粧なんか必要ない。沖縄では自然でいられる気がした。

車内から見える景色は、すごかった。
これが噂のマングローブですか!!!スーさんとわたしは大興奮であった。

つづく

2007.09.11 Tue

沖縄うきうき日記5

2007年9月11日
旅に出ると、生活のリズムがごそっと変わる。
朝6時半に起床、これはきっと父の血がわたしに流れている証拠だ。

まるでバアさんのように早起きをして、動かずにはいられない。
沖縄の朝といったらそれはもう気持ちの良いものだ。

わたしは今日西表に入ることを決めて、またもや慌しい朝を過ごすことになる。
昨日から一緒のスーさんを誘って早朝の海で泳ぐことにした。

昨日泳いだカイジ浜の海、今日は優しくないようだ。
男女二人できたからなのか、余計なヤキモチをやいたのか、なんなのか。
海は潮が満ちているし、荒れているし、雲は分厚いし。
どうやら不機嫌をつらぬくらしい。

まーそんな無愛想な海に水着いっちょでもぐりこみ、せっせとクロール。
なかなか前に進まず、断念。なさけない二人であった。


濡れたまま服をその上に着てしまったため、わたしの服はびしょぬれ。
宿に戻って、風呂にはいることにした。
風呂に入っている間、乾燥機で服を乾かせと、みんなにすすめられたので、
なるほどーと、わたしは乾燥機に服をぶち込んだ。


風呂から出て体を拭いて、やっと気づいてしまった。
そうだ、わたしの荷物は全て石垣にあるんだった。。。。
昨夜泊まる予定のなかった竹富に一泊し、そんなわたしは今、素っ裸。


乾燥機はガランガランと音をたてて、周る。
わたしの目はグルングルン。いつまでまってもなかなか終わらない。
そんなわたしは素っ裸。いつまでまっても乾かない。
30分間待った。ひたすら素っ裸で待ったのに、乾いていない。
一番不快な着心地の生乾きだ。んーやるせない。


さ、チェックアウトをすませて、石垣へ戻ろうじゃないの。
そう、生乾きのこの服で。

つづく

2007/09/10 IN 竹富島

手紙を書き終えると、わたしは海にさよならをして、自転車に乗った。
郵便局までは5分もかからない、ここは小さい国だ。

大きな空はどこまでも続いていて、東京じゃ見えない景色は自然と笑顔になる。
電線で覆われた東京の空は、やっぱり窮屈だ。

洗濯物だって、良い色に見える。いいなぁ。
お土産屋にはいると、おじいさんが教えてくれた。

【竹富には小学校が一つだけある。生徒は35人、先生は20人
すんごいところだ。先生がそれだけ多ければ、
たまには先生を独り占めできるかもしれない。

その後ジュテームというゲストハウスを見学。
竹富にゲストハウスは一軒だけらしいよ。


自転車を走らせて、かれこれもう4時間。
海で泳いだ時間もいれて。 一人で突っ走ってしまったので、もう眠いのなんのって。
牛に出会って、あまりの可愛さに胸きゅん。

でも臭いので、ある程度の距離を保ちつつ、ベンチで本を読んで、そのまま爆睡。
ごめんなさい、この行動も全て一人です。まるでルンペイです。


さ、起きたはいいけど、最終の船の時間まであと30分。
自転車も返さなくちゃいけないし、ハイビスカスの写真ももっと撮りたいのに
どうしよう。お腹も空いてきたし。さっき食べたけど。


眉間にしわ寄せて、考えながらプラプラ歩いていると、
そこに現れたは、でっかい、そしてかっこいいカメラを持っている男性を発見。
そういえば彼、さっきゲストハウス【ジュテーム】で見かけた子だわ。
http://taketomi.net/jetaime/


あちらも気づいたようで、お互い立ち止まってちょいと話してみる。
彼はスーさん、あたしの親友と同じあだなだ。しかも同じ横浜に住んでいるという。

どうやら竹富は最終の船が出た後の時間、夜が面白いらしい。
昼間は観光客で町は溢れるから、静かな時間はこれからやってくるらしい。

彼は今夜ジュテームに泊まるそうなので、わたしもジュテームに泊まることにした。
一泊1500円の、この安宿はわたしの中ではかなりハイレベルに綺麗!

だけどわたしはなぜか奥の男性部屋に通され、
【ねぇねは、こっちの部屋でもだいじょうぶでしょ~】と宿のお兄ちゃんに強引?に
言われ、すんなり【うんうん】と答えてしまった。

まーここは日本だし、二段ベッドだし、寝るだけだし、いいか。
日帰りのはずが、今宵は思う存分竹富を楽しめる。
さー自転車に乗って、桟橋を目指し(といってもチャリで5分)、夕日を見ましょう。

桟橋で、今日一緒に頑張ってくれたシュノーケルにお礼を。ありがとさんね。
また明日からよろしくお願いします。


あー久しぶりに大きな大きな夕焼け。
雲は淡いオレンジ色になって、みんなを包むよ。
桟橋に集まる人の顔もオレンジ色。笑顔もオレンジ色。ココロもオレンジ色。

でっかい夕焼けに負けないくらい大きな海をねっころがりながら眺めて、
それはそれは贅沢な時間を過ごしました。

途中から雲が出てきて、暗くなっても、お星様はなかなか顔を見せてくれません。
あきらめた人はポツポツと帰っていきます。
それでもねばった私たち、というかボーッとしていただけなんだけど、
最後まで残った私たちには、ちゃんと風の神様がついていてくれたのか、
ぱーっと雲がきれて、お星様がたくさん顔を出してくれました。

ココロが満足したころ、もう真っ暗で何も見えず、
電気のない帰り道は心なしかちょっとソワソワします。怖いのです。
だけれど、地面に光るお星様を発見。


そう ホタル 
生まれて初めて ホタルを見ました。

あまりの嬉しさに、わたしこれ以上この日の日記をかけません。

あ、でも宿で出会った仲間たちと泡盛パーティーをして
竹富に住んで何十年の泥酔じいさんに出くわし、焦点は合わないわ、
勝手に帰ると言い出すわ、階段でこけて自転車はドミノ倒し、
最高潮に爆笑の渦の中、わたしはじいさん(エゾ爺)を家までつれて帰り、
さよならをして今夜はおしまい。

明日は石垣に戻って、西表に行こう。

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