2006.07.23 Sun
旅日記の始まり。
旅日記は6月の日記に掲載します。下記のリンクからページに飛んでください。
何か感じることがあれば、是非書き込んでください。
旅の理由 http://boojil.exblog.jp/3858021
一日目 出発 http://boojil.exblog.jp/3860037
二日目 バンコク http://boojil.exblog.jp/3862133
三日目 カンチャナブリー http://boojil.exblog.jp/3862274
四日目 ノーンカーイ http://boojil.exblog.jp/3862638
五日目 ビエンチャン 到着 http://boojil.exblog.jp/3867678
六日目 ビエンチャン 坊主の恋 http://boojil.exblog.jp/3871376
七日目 バンビエン http://boojil.exblog.jp/3871376
八日目 バンビエン お泊り編 http://boojil.exblog.jp/3872630
九日目 世界遺産の町 ルアンバパーン http://boojil.exblog.jp/3874069
十日目 ルアンバパーン ナイトマーケット http://boojil.exblog.jp/3878366
十一日目 ルアンバパーン 自然編 http://boojil.exblog.jp/3915484
十二日目 ルアンナムター 地獄の8時間自転車
2006.07.20 Thu
帰国よ おめでとう
昨日の2時頃、成田に到着しました。
皆様、ご心配おかけしました。
実は、飛行機の中で、わたくし、極度のふるえと、高熱により、ダウンしました。
成田到着後、検疫を受けましたが、病気になってしまった可能性があるようです。
結果は三日前後に分かるそうですが、とにかく体調が最悪です。
昨日の成田到着後は熱が39度3分。今は微熱程度だと思われますが、
腹痛と、筋肉痛でなかなか苦しんでおります。
しかしそんな中、先日は焼酎を3,4杯のんで出来上がった、友人たちに会い、
ワクワクしすぎて、体調が最低の中、おどったりしてしまいました。
みんなには仮病だと、言われ、なかなか悲しいのであります。
旅は最高でした。行く場所行く場所、とっても素敵な人間があたしを待っててくれました。
旅に来ている、人は皆。変わり者が多いのですが、最高に楽しい人たちばかりでした。
出会った人も多けれど、残った思い出もどでかいものです。
虫の息の状態で、新宿駅までたどり着くと、なんて時間の流れなのでしょう。
早すぎます。目が合っても、誰も挨拶などしてくれません。
あたしはラオスとタイの空気のままで、ひとりだけ、なんだか悲しい気持ちになりました。
日本が豊かなのは、このスピードの速さのおかげなのでしょう。
2006.07.12 Wed
ただいま タイランド そしてミャンマー こんにちは
お久しぶり、みんな。
今あたしは、タイはチェンラーイという場所にいます。
一昨日ラオスのド田舎、ルアンナムターと言う場所から、ファイサーイという
タイへの国境がある場所まで、ひたすら道のない山の中をバスで12時間かけて
上りました。
この旅で、初めて死ぬかもしれないと思った瞬間でした。
これがね、口では言い表せないくらいひどい道で。
ブルドーザーしか通れないような、泥と岩だらけの道を、オンボロのバスが通るのですね。
日本では絶対に体験できない思い出です。生きてて良かった!
ラオスの人にとっては当たり前のようで、交通手段はこのバスしかないのですから、
仕方がない。。しかも今は雨季。山道は乾くはずがありません。まるで粘土のようです。
ラオス人はとっても優しかった。
休憩所であたふたしていると、一緒にお昼を食べようと、誘ってくれ、
自分のお弁当のカオニャオ(もち米)を分けてくれました。
そこで初めてブァッファローの素揚げを食べた。めっちゃうまい!
で、昨日やっとこさ、国境をわたり、タイに入りました。
タイは発展しまくっています。(場所によりけりだけど、ラオスに比べたらすごい)
ラオスの、のんびりした時間がかなり魅力的です。
ま、詳しくは帰国後☆
で、昨日はいろいろ観光して、今日は今朝知り合った日本人の2人組みと一緒に
ミャンマーにいってきました。3時間ほど観光したかな?
ミャンマー料理食べたけど、しょっぱい!
長期滞在は厳しいかもしれません。。。
で明日はタイのチェンマイに入る予定です。
チェンマイの後、時間があれば、パーイへ。
でもなかったら、チェンマイのあと、バンコク、そして日本に19日帰国予定です。
写真を500枚くらいとりました。
みなさん素敵な作品と一緒にお届けしますわ、あたし帰国後もがんばります。
2006.07.10 Mon
15日目 チェンライ どきどきバイクの旅
昨夜は早く寝たので、今日の体調はなかなか良い。
でも、やっぱり朝方は暑くて暑くて!汗びっしょりで毎朝起床。
今日はタイに入国するべく、国境へ。
ゲストハウスで朝食を済ませた後、1人荷物を持って、国境へ。
ここ、ラオスのファイサーイでは、タイの硬貨とUSドル、そしてラオスのキープが使える。
BAPゲストハウスのババアちゃんたち、とっても可愛かった。
もう少しここにいたかったけど、早くタイに入りたい。
重い荷物を持って、国境に到着。
タイのチェンコンと、ファイサーイの間もまた、川が通っている。
今回の国境はボートで渡る。
初めて1人で国境を越えることになった。
用紙に記入し、提出、その後スタンプをもらう。
イージー!
ボートに乗り込み、ほんの1分でタイに到着。
入国審査を済ませて、無事入国!
イージー!
待ち伏せしていたトゥクトゥク親父に接客される。
バス停までちょっと遠いので20Bで行ってくれると言う。
OKし、出発。
こっちのバイクは二人乗り、ノーヘル、4人乗り、なんでもあり。
後ろに乗っかってちょっとの時間、タイのドライブを楽しんだ。
バス停に到着。
わたしはここチェンコン(タイの北側)からチェンマイを目指すため、
今日はチェンラーイまで行くことを決めていた。
チェンライまでは3時間。54Bを支払い、乗り込む。
車内で、バスの乗車券を売るおばちゃんに、
わたしの着ていたモン族の民族衣装を誉められ、うきうきした。
うきうきだった私、同時につかれきっていたようで、
荷物に細心の注意を払いつつ、曝睡。
あっと言う間にチェンラーイに到着。
こっちに来るまでの窓からの景色、ラオスとは大違い。
タイって意外と発展してるんだなー。電気もあるし。。。
ラオスの田舎の雰囲気といったら、本当に素敵。
こっちに帰ってきたはいいけれど、あたしの見たいものはあるだろうか。
チェンライバスターミナルに到着。
すごい人の数。なんだか栄えている雰囲気。
バスを降りるとすぐに、なんだか完全に怪しい親父に声をかけられる。
完全に無視してやった。今考えると、あの時着いていったら、なんかしらあったな。
怖いわ、タイ。怪しい親父はタイ版レイチャールズのようだった。
地図を見ながら進む。今回相当役に立っている方位磁石。大好きさ!
意図も簡単に目的地の宿に到着。
150Bでホットシャワー付き、古いけど、清潔。
休むまもなく、外に出て、市内をグルグル。
トレッキングツアーには参加したかったので、代理店を訪ねると、高い高い!
ラオスで自力で山岳民族に会いに行ったこともあり、なんだか参加する気が起きなかった。
2006.07.10 Mon
14日目 ファイサーイ ガタガタバスの旅
8時起床。顔を洗いシャワーを浴びて、荷物をまとめてチェックアウト。
朝食は食べずに水で済ませた。
9時、予定通り昨夜会ったイスラエル人と一緒にバスターミナルへ。
このときのドキドキといったら、まだ覚えている。
このドキドキは、わくわくではなく、そわそわだった。
バスはあるのか、ないのか。
アンディの言葉が頭をよぎった。
【君はずっとルアンナムターで待ちぼうけだよ】
あー!どうしよう、バスがなかったら。
そう思いながら歩くこと10分。バスターミナル到着。
切符売り場の店員に、尋ねる。
【バスはあるか?ファイサーイへ行きたいんだけど】
なんと!バスはあるという!やったー!なんて運がいいんだ!わたしは。
バスに乗り込み出発を待つ。
9時半出発予定のバスは10時半に出発。
その間、ラオス人が工事で使うような資材をバスに詰め込む。
わたしの荷物はぺちゃんこになった。
バスの中には、わたしとイスラエル人の彼とで外国人旅行客は2人。
あとはみんなラオス人だった。
この時点で、わたしはバスが出発するという事実に安心しきっていたが、
この後の恐怖に全く気づいていなかった。
バスは走る、信号の全くない道をスピードをつけて。
喉かな田園風景も終わり、山道に突入。
走ること30分後、バスが止まった!何事?
乗客がおりて、何か話し始めた。
バスの中にいたラオス人の一人は英語をほんの少し話せるようで話してみると、
【到着予定は明日の午前9時だね。】と言う。
はい?どういうことかしら?このバスは9時間走ればファイサーイに行けるんじゃないの!?
彼の話では、雨季で道が崩れて、バスが走りにくいという。
これにはさすがのわたしもビックリ。
さっきまではコンクリートの道路が、たった30分走ると泥濘の道。
始まってしまった、過酷なバスの旅。
ここから先、わたしは何度も心臓がバクバクした。
というか、安心しきれず眠ることもできなかった。
タイヤが泥濘にはまり、ヘタしたらバスは倒れそうだ。
こんなひどい道は見たことがない。というか、道ではない!
山を強引に切りひらいた場所だ。
こんなところをオンボロのローカルバスが通るだなんて!
何度死ぬかと思っただろう、何度お守りを握って祈っただろう。
こんなに怖い思いをしたのは生まれて初めてだった。
家族や友人、大好きな人が頭に浮かんだ。
だけど、それがラオス人には当たり前のようで、わたしが何度もビックリすると、
みんなケラケラ笑うのだった。中には鼻歌を歌いまくるラオス人もいた。
みんなすごいなー。ただそれだけだった。
走ること3時間余り、バスはそれまで何度も止まっては人が降りての繰り返し。
ただ、今回ばかりは急な坂道。全員降りても上れそうにない。
結局自力で登れないので、ブルドーザーでヨイショ。
待ちぼうけの間、トイレがないので、草むらで用を済まそうと、ジャングルに足を踏み入れた。
あぁ、なんてこと。ジャングルって怖い。入った瞬間トゲのある植物にやられた。
膝をスパッと切ってしまい、血が流れる流れる。
それを見たラオス人の兄ちゃんが、落ちてたハッパをこねだして、わたしの膝へ擦り込む。
血止めだった。すごい、人間の知識と、自然の力。
バスは出発、ハラハラドキドキを乗せて。
山岳民族の村が走る間何度も見えた。みんな手を振る。最高。
途中、お昼休憩、村の小さなお店でご飯を食べることに。
あたしが一人アタフタしていると、英語の話せるラオス人が一緒に食べるか?
と誘ってくれた。わたしの大好きなカオニャオ(もち米)と素揚げした、豚肉など。
辛いタレにつけて一緒に食べる。
これがおいしいこと、おいしいこと!
そこで初めてヴァッファローの肉を食べた。まるでビーフジャーキー。
たらふくご馳走になったのに、タダ。人ってあったかいなぁ。とシミジミ思った。
恐怖のバスの旅はかれこれ12時間続き、何度も死ぬかと思ったが、
無事ファイサーイに到着。結局その日に到着することが出来た。
なにやら英語の話せる彼のミスで、9pmを9amと間違えていってしまったらしい。
後から謝られた。まだ英語を勉強してから1ヶ月だったらしい。
12時間もバスに乗ったのに、65000キープってどういうこと?(650円)
やっぱり物価が安すぎる。
その後、プラス5000キープ(50円)を払い、市内までバスで移動。
もう22時半をまわっていた。
タイへの国境に一番近くて評判のBAPゲストハウスに泊まることにした。
部屋はシャワー・トイレ共同で、汚かったけど、仕方ない。4ドルはちょっと高い気がした。
この日の日記は面白かった、ひたすら死ぬかも!と記されている。
ラオスでこういった恐怖体験が出来てよかったと思う。
日本では決して味わえないと思うから。
ゲストハウスのばーさん、3姉妹と誰が一番可愛いかなどを話して、
その日は早く眠った。明日はいよいよタイへ戻る日だ。