BLOG

2010.01.09 Sat

ハイチ

先日ハイチ共和国のドキュメンタリー番組を見ました。

ハイチ共和国はドミニカ共和国の隣に位置しています。

日本に暮らしていると、物に溢れた毎日に溺れ、

わたしは空腹で倒れそうになったこともない。

あぁ、そうだった大切なことをすっかり忘れていた。

今いる環境に感謝することをすっかり忘れていた。

初めての貧乏旅行で、タイからカンボジアに陸路で入国した際、

数え切れないほどのストリートチルドレンを目の当たりにしました。

その日はワンワン泣いて、次の朝目が蜂に刺されたみたいに腫れて

悲しくて悲しくて仕方なかったことを覚えています。

19歳のわたしにはものすごい衝撃だったから

2010年になり、わたしは自分の将来を考えてかなり困惑しています。

この世に産まれて25年がたちました。

そんな中、産まれて初めて体のことを大切に思いました。

これまで健康でいることが当たり前で、寝る間も惜しんで遊んだり

風邪をひいたまま、空腹なことも忘れて、作品作りに没頭したり

これでいいんだと、かなりストイックに頑張っていた毎日がありました。

1月1日 新年の幕開け、とても楽しみにしていた初日の出を見ずに

高熱で倒れ、1週間も調子が戻りませんでした。

こんなことって本当に初めてで、びっくりした。

深夜やっていた ハイチ共和国のドキュメンタリー映像を思い出したりして

初めて気づいたのだけれど、健康でないと絵も描くことができないし

集中力もなくなるわ、遊びにも行けない。

やっとこさ、1月9日になって元気を取り戻したわたしは今年初めて

絵を描きました。

具合の悪いときに描いた絵はどれも納得がいかなくて、

自信までなくしてしまったけれど、今日のわたしはすごく調子がいいのです。

だからこそね、体にどうもありがとう。って声をかけてやりました。

PAGE TOP