2012.12.29 Sat
メキシコ留学日記vol.13 日帰りクエルナバカ旅行
Hola ! como estas ?
さて、年末に入りましたね。
こちらの気温は日中は相変わらず暖かくて、なんだかクリスマス気分も、年末気分も
全く味わっておりません。
でも、これがメキシコのクリスマスで、年末なんですね。
暖かい年越しなんて経験した事がないからとっても新鮮です。
前回紹介したカメラマンの友達、品田裕美ちゃんがメキシコに遊びにきてくれました。
品田ちゃんはわたしにわざわざ手作りのクリスマスプレゼントと、彼女の新しい写真集をくれました!ううううう、仲の良い友達が来るのが本当に嬉しい。
日本人のお客様、これで8人目。1月にはもう3人いらっしゃいますー。嬉しいね!
品田ちゃんの荷物がサンフランシスコに止まったままで、家で待つしかなく
荷物が到着するのに2日も待たされてしまったため、当初予定していた
北部への旅行を諦めて、品田ちゃんと、宿BASE UNOのオーナー、こうすけさんと3人で
メキシコシティからわずかバスで2時間で移動できる
クエルナバカという街に日帰り旅行に出かけました。
まずは腹ごしらえ!街の中心部で見かけたビュッフェ 45ペソ(約350円)
を食べました。どれを食べても美味しい〜!わたしはサボテンのサラダが特に気に入りました。
写真はこうすけさん。メキシコで建築家としてお仕事をしています。
とっても忙しい中、一緒に遊びにいってくれました。
チチャロン料理(ブタの皮をあげたもの)がうますぎておかわりしていた!
クエルナバカにある、ロバート・ブラディ博物館にいきたくて
今回この土地を選んだ訳なんだけど、もーーーーーーーーーー入ってすぐに感動!
アメリカ人で織物のアーティストとしても活動していた彼は、メキシコ内の
民芸品やアート作品をコレクションし、亡くなった今も自宅を美術館として解放しています。
あまりの可愛さ、その敷地の広さに、驚きつつ本当に勉強になりました。
個人的に帰国したら小さなお店をプロデュースしたいと思っているので
内装、色の使い方、インテリアなどなど全て見て楽しむ事ができました。
続きはせっかくなので、連載中のWEBマガジン"箱庭"で読んでくださいね〜
2012.12.18 Tue
メキシコ留学日記vol.12 オアハカ カラフル
オアハカでの暮らしが始まって、もうすぐ二ヶ月になろうとしています。
最近はオアハカの街も歩き慣れ、好きな雑貨屋さん、おいしいレストランも少しずつだけど増えてきました。
この前の週末は、偶然であって仲良くなった えみさん&ナユタさん 二人の子ども達3人と車で一緒に
オコトランデモレーロスという市場へ出かけてきました。
5年前、旅行をした時にも訪れたのだけど、個人的に好きだった青空市場、ティアンギス。
ティアンギスにいくと、直接生産者の人と話せることもあるし、わたしにとってはたまらない手仕事天国なので
思わずお買い物に火がついてしまいます。
こちらの奥さんから、わたしはブラウスを買わせてもらった。手刺繍で仕上げるブラウスを作り続けて50年。
半世紀か・・・長い〜。。わたしもまだまだこれからだなー。
ティアンギスの帰りに、いかにもメキシコらしい色使いのレストランを発見!
わーここまでカラフルなのは久しぶり!虹色のレストラン。
昔から感じているけれど、色には力があると思う。
個人的にターコイズブルーと、ショッキングピンクのハレーションをみるとわたしは特に興奮するのだけれど
この店は何もかもカラフルで、ちょっと笑えてきたくらいだ。
わたしも帰国をしたら自分のスペースを新たに持つつもりなので、いろいろ参考にしたい事がたくさん。
家具やインテリア、見ているだけで楽しいし、勉強になる。
わーーーーーーーーーーーー可愛い!これただのペイントじゃなくて、彫刻した後にペイントしているんだよ!
感激。メキシコにいるとメキシコ人の手仕事の素晴らしさに改めて感動させられます。
自分でできるものはやってみよう、できないかもしれないけれど、試してみよう。
こうした考え方がどんな人にも根付いているような気がしてなりません。
日本にいると物も溢れているし、何か困れば購入したり、修理してもらったり、お金を出せば簡単に仕上がってしまう物もある。
だけど、自分で作った物にはきっと愛着も湧くだろうし、簡単に捨てる事もできない。
だからこそメキシコ人は物を大切にして、長く長く愛用できるんじゃないかな。
オアハカに住んで地元の人と会話をして、物作りへの考え方が少しずつ変化していっています。
明日はどんな色に出会うかな。
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そんなわたくし、わたくし現在メキシコシティにやってきています。
1ヶ月半学校で毎日6〜8時間スペイン語の授業と物作りを学んできたのでそろそろバケーションしたい!
こっちではバカシオネスっていうのだけれど・・!
こちらにきたわけは他でもない、友達を迎えるため〜!この人です。
そして明日から出発する一泊二日の旅行のため〜!
昨日、はるばる日本から一日かけてやってきたカメラマンの友達 "品田裕美"のため!
空港までお迎えにいって、無事到着し、合流する事が出来ました。人生初!海外で誰かを迎えるって感動するのね。
そんな品田は、現在絶賛個展中。
彼女も旅が好きで、10年間取り貯めた旅先の写真を今回限り見せてもらう事が出来ます。
わたしはメキシコにいるから、見に行けないので その分、みなさん見に行って見てください。
2012.12.06 Thu
メキシコ留学日記vol.11 旅、物作りの楽しさを伝えたい
hola ! みなさん、こんばんは。メキシコは現在深夜0時になろうとしています。
ここ一週間以上ブログの更新ができず、ごめんなさい。少し忙しい日々を送っていました。
メキシコでの学生生活も、もうすぐ2ヶ月になろうとしています。
ここにきてから、色んな角度で自分、そして日本を見つめています。
治安の事や、生活レベルのこと、生きていくために必要なものは何か、自分にとって物作りとは?
面白い事にここにきてから一度もストレスを感じる事なく、いつでも希望に満ちている自分がいます。
新しい技術を学んで、興奮している自分がいます。今まで見た事のない世界に飛び込んだよう。
まだ見ぬ自分に出会えたような感覚。物作りへの喜びを感じる事が出来る。
日本での活動を精力的に続けてきたから、一度海を越えると帰国後のことが少なからず心配になるのかと思いきや
メキシコにきてから、仕事とは生活とは自分自ら作るもの、作っていける物だと強く信じる事が出来ました。
メキシコ人物作りへの情熱、陽気な人柄、なんでも仕事にしてしまう底知れぬ気力に圧倒されたからです。
日本には物が溢れ、大切なもの、ことに気づきにくい時代になってしまった。
日本だけで生活をするのならば、語学も必要ではないかもしれない。
けれど、世界各国の人とコミュニケーションを取る事で日本とは全く異なる文化や風習を知るきっかけになる。
人は大きな影響力を持っているはずだ。それが文豪であろうと、ミュージシャンであろうと、会社の先輩であろうと、
旅行者であろうと関係ない。その人にしか送る事の出来ない人生がある。
わたしにはあなたの人生を同じように歩む事は出来ないけれど
わたしにはわたしにしかできない歩み方がある。
誰にでも選択する権利があるはずだ。
絵の仕事を始めて10年。絵を描いてお金をもらい、生活を整えている事も事実。
収入を得ることで、絵を描くことの楽しさを時折見失っている自分を見たのも事実。
だけど、ここにきて一変している。もちろん日本の仕事も継続しているから生活面で絵の仕事は必要だ。
けれど、何もない状態で、Boojilと言う名を日本に残し、ただ純粋に絵を描いて、物作りをしていると
友達が、先生が、出会った人が良い笑顔をくれる。そうだ、わたしが求めていた物はこれだ。
絵を描いて誰かが喜んでくれる。だから、わたしは絵を描いているんだ。
こんなにもシンプルで簡単な事だったんだ。
日本にいた時のわたしはすっかりこの気持ちをどこかに置いてきてしまっていたらしい。
自分をどこかで抑えていたのだろうか、今わたしは物作りがしたい。この衝動が止まらない。
毎日のように絵を描きたいと思っている。幼稚園の頃から学生時代はずっと落書き帳に絵ばかり描いていた。
あの頃のわたしだ。
そんな自分に出会えて、今、心からここにきてよかったと思っている。
さて、日本では今夜NHK Eテレで「おかっぱちゃん旅に出る 第12話」の放送があります。(24:55-)
なんと舞台はメキシコのオアハカ!まさにわたしが今いる場所です。
なんと在日ファンク、SAKEROCKの浜野謙太、ハマケンがゲスト声優で登場します。わたしは一緒に歌も歌います。
http://www.nhk.or.jp/1seg2/okappa/
多くの刺激をくれたメキシコに感謝します。そしていつも応援してくださっているみなさんに改めて御礼を!
みんな、読んでくれて本当にありがとう!