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2010.05.01 Sat

心境と環境の変化


インドから帰ってもう10日がたった。

空港から家に戻るまでの景色

家から最寄り駅までの道

都内の友人宅の裏路地

わたしの家から東京まで出るのに、どこを通ったってコンクリートだらけで

これまで当たり前に思っていた、目の前に広がる景色に疑問を持つようになった。

都内は無機質で 時折心がモヤモヤする

今日も帰り道東横線に乗って、満員電車の中
すっぴんに濃い水色のメガネをかけたわたしは地上から1cm浮いていた
実際には浮いてなんかいないけれど、浮いたような気分だったのだ

窓から見える景色にがっかり 車内ではみんな携帯とにらめっこ

わたしはいつも電車の中では決まって 友達を想ったり 家族を想ったりしている

最近の人は何かを想像することが少なくなっていくようで 寂しかった

だけどそんな中、ビルの隙間に浮かぶまんまるの黄色い満月がこちらを向いていて

どこから見てもうっとりするくらい綺麗で

『お月様はいいなぁ いつでも美人さんだね』 と心洗われた

わたしはこれからどこへ行くだろう 何を求めて生きるだろう

ようやっと日本にも春が訪れて、昨日は緑がキラキラしていた。

『絵を描く』

それがわたしの人生の中心にあるのなら、心豊かに日々描く生活にしたい

日本に戻って 家に帰る

そしてまた朝が来て、玄関を出てみれば

アスファルトがわたしにひとまず挨拶をする

そういえば、こちらでは土に触れていなかったなぁ。

少しだけ、寂しくなった午後でした。

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