2011.08.24 Wed
福島へボランティアにいって思ったこと
明後日、26日はいよいよコミックエッセイの発売日です。
急遽15時から個展会場にいることにしました。
是非あそびにいらしてください。
さてさて・・・そんなわたしですが、
23日から1泊2日で福島へいってまいりました。
今回はいつもわたしの髪型をきれいなおかっぱにしてくれる美容師の友達
播本くんの企画で、福島県は棚倉町へワークショップをしてきたのです。
避難所となっている”ルネサンス棚倉”
ここで震災後、暮らしていた避難者のみなさんは
今月いっぱいで県の決定もあり、ここから強制退去となってしまうそうです。
わたしが仲良くなったご家族は、原子力発電所から10km圏内。
どうやっても、そこで暮らすことはもう二度とできないそうです。
津波の影響だけではない、この現状をわたしたちはどうやって受け止めればいいのか
目には見えない放射能。
原子力発電所から80km離れた棚倉町では、
外を歩く人もマスクや長袖を着ていませんでした。
人体への影響がどの時期にどの程度出てくるものなのか
いろんな情報を得たところで想像などできないし、したくないもの。
私自身も困惑したまま、
帰り道 太刀打ちできない、この現状に心がモヤモヤしていました。
仲良くなった、子供たち。
純粋無垢で、未来に向かって 明るい笑顔を振りまく
本当にかわいらしくて天使のようです。
写真は、ひゅうがくん(10歳)が描いてくれたみんなの似顔絵
わたしの顔はそばかすいっぱいでした。。。よく見ているね!
子供の絵はいいな~何も気にすることなく
描きたいものを描いて 誰かを喜ばせることが出来る。
でも、それって実はみんなができること。
お絵かきってそんなに特別なものではなくて
みんなが描けるもの。どんなにへたくそだって、誰かはきっと喜んでくれるものです。
わたしのワークショップは、コミニュケーションを取るためもの
そして、楽しい時間をそこにいるみんなと共有することができる。
ほらね、おもしろい顔になったでしょ!うーん良い味出ています。
わたしは絵を仕事にすることが出来ているけれど
この環境が当たり前ではなくて、いろんな巡り合わせや周りをとりまく全てのものに
感謝しなくてはならない。
今回のボランティアで、またひとつ勉強になった。
忘れちゃいけないことがたくさんある
最後にわたしが描いた みなさんの似顔絵の一部をご紹介します。
またみんなに会えますように!