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2008.09.08 Mon

どさんこ北海道5日目

2008年8月10日を振り返る

愛ちゃんとのキャンプも二日目を迎えた

昨夜はビールとワインのちゃんぽん

満天の星空に流れ星 願い事っていきなり口には出せないものだ

そんな 北海道にデレデレなわたしは 愛ちゃんと女二人

一人用テントに箸のように寄り添って寝た

はたから見たら オカッパ頭の女二人が 一人用のテントで寝るなんて

どっからみても 同性愛者としか思えない 

朝7時頃 テントの中は早朝でも暑くなるのが習慣で

暑くて目が覚める 愛ちゃんは一足早く起きていたようで

寝袋から愛ちゃんの姿は見えなかった

眠い目をこすって やっとこさテントから出た

なんと、朝食ができているではないか!!!

愛ちゃんは昨日の食事で余ったイカをさばいて トマト・セロリ・ナス・
塩を入れず代わりに海水を入れてコンソメと一緒に煮込み
最高に旨いスープを作ってくれていた

良い主婦になるし、良い主夫にもなるよ

こんなに出来ている人もなかなかいないであろう

つなぎやさんの天然酵母パンと一緒にいただく

プラスして牛乳とカットされたチーズ

目の前は静かな海 食事を終える時間 ポツポツ観光客が顔を見せだした

愛ちゃんは もう我慢ならんと 暑い暑いいいながら水着に着替えた

【なんでブーコは幼児体型なの?】と聞かれたが 回答できない自分が情けない

遺伝なんです。といいたいところだが、これもわたしの努力不足か。

またもや体型のカースト制がここでも披露された。

足の長さが半端ない 愛ちゃんはなんとここでも才能を発揮する。

あなたはバフンウニを知っているだろうか?

馬糞の形によく似ているから バフンウニ すさまじいネーミングだ。

ウニ それは高級食材 ここに来る前に立ち寄った市場では

10cm×10cmの木枠に入ったウニが(せいぜい10粒程度)が3000円で売られていた

おぉ~ウニ 高いなぁ。

わたしは東京でうまいウニに出会った試しがない

ウニとは私の中で旨いものの中に入っていなかったのだ

愛ちゃんは黒いビニール袋を腰に下げ 【ちょっといってくる】

そう言い残して岩陰に隠れていった

わたしは水着を忘れたので 服のまま泳いだ

積丹の海の透明度といったら半端じゃない 

先のほうまで全部見渡せるのだからすごい

あまりにも水が冷たいので  結局わたしは1時間も泳いでいられなかった

ブルブル震えながら 岩場で休んでいると 愛ちゃんが戻ってきた

先ほどの黒いビニール袋にはたんまりと ブツがはいっている

バフンウニだ!!!!! 密漁大成功!

紫ウニとは、味の濃さがまるで違うといわれる バフンウニ

わたしはウニは手で触れないものだとばかり思っていたが

そうではないらしい。愛ちゃんはバフンウニの住処 昆布の中をすいすい

昆布を掻き分け 宝物 バフンウニ様を手に入れたのだ!

愛ちゃんは水着のまま さっそく自前のダイバーナイフを取り出し

バフンウニをカットし始めた 内側から光る オレンジ色!

まだウニが動いている間に ザクっと取り出す 

オリーブオイルをほんの少しだけ垂らし 一気に吸い込む

【濃厚 のうこう】 まさにその一言に尽きる うますぎたのだ 

人生初めての旨いと思ったウニは

うますぎて心もとろけてしまいそうだ。

この日はもう、バフンウニをお腹いっぱい食べて ビールを飲んで

その後お気に入りの ツブ貝 イカの丸焼き ワインにチーズ

またもや贅沢すぎて 一年分の幸せを使い切ったような瞬間だった

やっぱり私が一番幸せに感じる瞬間は 【旨いものを食べている時】

今夜もまた 女2人のくだらないトークは永遠とつづき

トイレも灯りものない 積丹キャンプで 女2人は原住民デビューを果たしたのである

お粗末

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