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2008.12.30 Tue

2度目の韓国 ドキドキ物語 vol.8

2度目の韓国旅日記が始まりました

2008年12月19日を振り返るvol1


わたしのいる場所にも朝がきた 3日目の韓国

今日はどんより曇り空 だけど異国の地に立つと不思議と心は元気な私。

外に出ると 冷たい空気 韓国の冬は本当に寒い。

屋上にはどこにでも大きな瓶があり、みんなその中でキムチや漬物をつくっている。

ビンちゃんはわたしを屋上に案内してくれ、とても寒そうにしているフリをした。

彼はここで産まれたからなのか、薄着でも大丈夫だといいつつ、クシャミをしている。

わたしは寒さを予想して、去年買ったSIERRAのオレンジ色のダウンを用意していた。

これが本当にあたたかいので、なんとか韓国の寒さにも耐えられそうである。

今日はフォトグラファーのイースクちゃんの個展に遊びに行くことにしていた。

彼女は以前わたしも個展を開いたSUKKARAで個展をしていたそうで
オーナーのすひゃんさんから話を沢山聞いていたのだ。

ビンちゃんに会場まで連れて行ってもらい、初めてご対面。

彼女は大阪で生まれた在日コリアン3世。

今回の個展は在日コリアンの家族だけを撮影したものだ。
映像もあり、世代ごとの生き方・思想が変わっていくのが理解できる。

今回の展覧会のテーマとはちょっと外れるが、ちょっと頭のすみっこに投げかけたい。

人種差別 言葉を聞いただけでゾッとする。

わたしも異国の地で寂しい想いをしたことがあるが
戦前、戦後はもっとひどかったのであろう

わたしは地球に生まれた以上 人は人 国なんて関係ない

文化の違いはあれど、どの国にも良い人はたくさんいるし 悪い人もいるのだ

わたしはどんな人とでも仲良くなりたい 出会いさえあれば

住む場所に限らず 国籍にとらわれず みんなが仲良くなれたらいいのにな

言葉って本当に面白いけれど、英語がみんないきなり話せるようになればいいのにと

勝手に考えてしまうわたし。


金仁淑(キム イースク) http://www.kiminsook.com/
写真作家金仁淑が去る6月光州市立美術館で開催した展覧会に続き、
韓国での3度目の個展を開催します。

今回の展覧会は『狭間』住む人々のお話です。

生まれつき『狭間』に置かれてしまった人々は、
置かれた全ての世界にありながらどの一つでもない浮遊した存在であり、
常にどこか一つに帰属したいという切実な気持ちを持ちながら暮らしています。

今回のプロジェクトは韓国と日本、そして北朝鮮という3つの国の狭間で生きる人たちのお話で、戦後4,5世代の間受け継がれてきた『在日コリアン』としての意思を込めた作品です。

さまざまな世代の在日の家族達に出会い、彼らの生活の場である居間でポートレートを撮影しました。親から子へと引き継がれる『在日コリアン』としての精神と家族の意味を再度考えるきっかけとなる展覧会です。

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