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2010.02.09 Tue

NY7日目_2 セントラルパーク と 素敵な友達

2010年2月1日

NYは不思議。ビルが立ち並ぶ中で鳥の声がする。
大勢のリス。花たち。木々がきらめく場所。

それがセントラルパーク。NYに住む人々の憩いの場。

都会に暮らす人も自然の力に頼らなくてはいけないのだろう。

わたしもセントラルパークを歩いていたら、自然と深呼吸をしていたり
思わず声に出して 『やっぱりこれだなぁ』 なんて自然に愛を感じた。

コンクリートは苦手。 

去年奄美大島まで日食を見るために、旅をした夏の間

自然の力にはとてもじゃないけれど 勝てない こてんぱんにやられた

透き通る瑠璃色の海の中で ぽっかり体を浮かべているだけで 心が震えた

その感覚をここでは見つけることができていない

でも園内に入ったら懐かしくて 家に帰ってきたみたいに安心できた

いまだに疑問として残っているが

① 愛する土地に身をおいて 心豊かに好きなように活動する

② 苦手な都会に身をおいて ナンバーワンを目指して努力する

NYで活動するならば、わたしは後者を選ぶことになる。

一度きりの人生 あなたならどちらを選ぶ?

セントラルパークを出て わたしは先日仲良くなった日本人のチエちゃんに会いに行く

彼女はひとりでやってきたわたしにすごく親切で 

一緒にごはんにいこうと誘ってくれた

訪れた中で一番好きになった場所 

ブルックリンにあるベッドフォードアベニューへ

チエちゃんは映画監督になる夢を持って日本の高校を卒業後 NYにやってきた。

『日本にいるのが小さな頃からずっと嫌だったんだ。 ルールばかりだからね』

とちえちゃんは話す。 

ちえちゃんはポーランド料理専門店に連れて行ってくれた。

似顔絵を描いてあげたら すごく喜んでくれて 

わたしたちはまるで昔から友達だったように打ち解けてしまった。

若くしてNYに来たちえちゃんは日本に不満を持っている。

わたしも同じことを思っていた。

”ルールを守ろう ルールを守ろう”果たしてそれは正解か?

自由がすべていいとは思えない 人を傷つけてはいけないしね

だけど自分の人生は自分で決めたら良い 

将来の夢に向かってまずは歩き始めることが できない

勇気がない そんな世の中になっている

不況不況不況 会社は倒産し 就職難 だったら

会社では学べない何かを探しに 出かけてみることも大切だと思う。

目的を持ったひとり旅は きっとその人を少しずつ磨いてくれるに違いない 

みんな誰かが決めたのかも分からないレールの上を みんな気づかずに歩いている

自分で何かを生み出せる人がこれから増えてくるだろう

日本の社会にわたしは期待ができないのだ

セントラルパークでプチホームレスのおじちゃんに似顔絵を書いてもらった。

ホームレスだって 親がいなくたって お金がなくったって

何をしていても 絵を描くことが大好きな人は みんな同じ

おじさんもわたしも絵描き アーティストという自覚をもって 生きている

お金がないと生きてはいけないNY

どんなひとも必死に生きている 

生きるってなんだろう 生きていくことがこんなに難しい世の中は悲しいね

早くみんなが楽しく暮らせる世の中になりますように

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