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2012.05.03 Thu

おかっぱちゃん旅に出る~台湾編 後半~

前回の旅日記のつづきです~ 台湾編 後半いきますよ!

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昨日いっぱい歩いたからか、疲労していたわたしは熟睡して目覚まし時計がなるまで一度も目覚めなかった。

カーテンを開け、外に目をやると早朝から週末だというのに、台北の町はバイクの音が飛び交っている。

ぐっすり眠った日は、体の調子が良い。顔を洗い、着替え外に出る。

目指す場所はただひとつ。

台湾で一番行ってみたかった場所、それが"彩虹村" 

この文字を読んで、どんな村を想像するだろう?

好きな色を捜し求めて、旅先を決めているわたしにとって この村を訪れないわけにはいかない!

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台北から高鉄(新幹線)に乗って、約1時間でたったの700元(2300円程度)

少し居眠りでもすると、あっという間に村のある台中駅に到着。

やっぱり英語が通じないので、筆談! 

うんうん。と頷く運転手さん どうか無事に着きますように!
 
タクシーを広い、約10分 到着しました"彩虹村"

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さぁさぁ、中に進んでみると・・・

わ~!!!!!!!!!!!!!!!!絶句!!!!!!!!!

すごい色だらけ~!!!

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わたしが入手した情報によると、ここに住んでいるおじいさんがひとりでこの村全体に絵を描いたのだそう。

都市開発のため、取り壊しが決まっていたこのエリアは、おじいさんの努力の成果もあり取り消しに。

たまたま出会ったこの村を支えるボランティアのお兄さんに色々と教えてもらうと

おじいさんは現在90歳、黄さんという方らしい。特に美術大学に通ったわけでもなく、趣味でこの絵を描き始めたらしい。

そして、今もこの村に住んでいるという。

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台湾行きを決めたのは、紛れもない、おじいさんのアートに触れるため。

やっぱり基礎は必要ない。好きな気持ちさえあれば、いくらだって描くことが出来るんだから。

楽しむことこそ、仕事になる可能性がある。表現の幅が広がり、暮らしを豊かにする。

んんんん~どうしても会いたい!と思っていた矢先、おじいさん いるではないか!

さっきまでいなかった場所に突如現われたおじいさん。

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わたしがサインをお願いすると、快くノートに描いてくれた!しかもイラスト付。

「日本からあなたに会いたくてやってきました」と伝えると

「アリガト!」と可愛い口調で御礼を言ってくれた。

もうわたしは嬉しくて飛び上がりたい気分だった。

御礼になるか分からなかったが、おじいさんの似顔絵を描いてプレゼントすると

またもや「アリガト!」言って手を握ってくれた。

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わたしのおじいちゃんと同い年の彼は本物のアーティストだった!

この出来事を早く、東京にいるおじいちゃんに伝えたい。

旅先で家族を想うと、すこしだけセンチメンタルになる。

会いたい人がいると、道中いろんな感情が飛び交うから不思議。

やっぱり旅は個人旅行に限る。何にも縛られないそんな特別な時間を最大限に楽しむことが出来るのだから。

旅のアンテナをはれば、会いたい人には会えると信じている。

最近、仕事で絵を描いてばかりいたわたしに 

純粋に絵のもつパワーや、楽しさを教えてくれたおじいさんに心のそこから感謝したい。

おじいさん、谢谢!再見~!

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彩虹村

台中市南屯区春安路56巷

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おまけの一枚。

弾き語りをしていた青年に、到着してまもなく声をかけられ、かつらを渡され装着。

なんでわたしはこんなにおかしな出来事に出くわすのやら。

これもまた旅の楽しみのひとつ。

まだまだ旅は続きます。

つづく

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