2012.06.30 Sat
ベトナムひとり旅 サパで出会った景色
昨日の早朝4時半に寝台列車はラオカイ駅に到着した。
ラオカイからミニバスに乗り、サパへ移動する。
ここでも客引きが待ち受けていたので、値段交渉し、乗り込む。
サパ市内まで一時間程度、小さなバンに日本人はわたししかいなかった。
くねくねと曲がった山路をバンは駆け抜ける。
車の窓から見る景色は見事な美しさ。
高地を走るがゆえ太陽の光を浴びた棚田の青々とした緑が目に飛び込んでくる。
乗客のひとりは酔いに耐えられず、
終始「うぉえぇぇ〜」と吐き続け
窓から入ってくる心地よい風と、吐瀉物のツンとした酸っぱい臭いが複雑に入り乱れ
感動しつつも、このシチュエーションが面白く、わたしはニヤニヤするばかりであった。
サパにつくなり、多種多様な大勢の山岳民族のみなさんから
「わたしの作ったお土産買ってね」
と、熱烈なアピールを受ける。
「ひとまずお土産はいいから似顔絵でも描かせてちょうだい。」
そう伝えると、みんなすっかり押し売り状態をやめ、優しい笑顔で接してくれるのだった。
サパの街は山に囲まれた小さな街だ。
富裕層と、低所得の山岳民族たちの暮らしには大きな差がある。
山岳民族の彼女らの中には20キロ近く歩いてやってくる者もいるそうだ。
わたしはたくましく生きる彼女たちに、アジアを旅するたびに勇気をもらうのだ。
学校にもいかずに、旅先で学べることは大きい。明日は彼女たちにガイドをしてもらいトレッキングで村を訪れる。
5時間に及ぶトレッキング、
楽しみながら、頑張ります。
Boojil
http://www.boojil.com/