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2006.07.02 Sun

6日目 7月2日 ビエンチャン

またわたしの朝は始まった。
昨夜洗濯しておいた、洋服は半乾きで、なんだか臭かった。

朝、アリアンと一緒にベーカリーへいった。
彼女は【あたしコーヒーがないと朝が始まらないのよ。】
と言う。彼女はかなりのヘビースモーカーだ。

朝食を済まし、楽しみにしていた、
ブッタパークという場所に、トゥクトゥクで行くことにした。

トゥクトゥクで約2時間。

その時見た景色を、わたしは今でも鮮明に覚えている。
雲がかった空に薄茶色の乾いた道。
道はガタガタで、たまに穴ぼこ、ぼっこぼこ。
隣を走る、バイクのお兄さんはわたしと眼が会うと、
にっこり笑顔で返してくれる。

道沿いに小さいお店が並んでいる。
みんなまだ昼間なのに、ねっころがって、子供をあやしたり、
友達同士はなしたり。

のんびりしたこの空気はきっと、ラオス特有なんだろう。

あたしはこの風景を見て、なぜだか涙が出た。
感動したのだ、ただ純粋に。

大好きなみんなに、この空気を感じてもらいたいと
心で思っていた。

ブッタパークに無事到着。思えばここまでの交通費、高いかもしれない。往復で150000キープ(約1500円)

ここには面白いブッタをかたどった、象が何体も並んでいる。
写真を見れば、分かるように、面白い。笑える。
感動ではなく、ただ笑えるのだ。
その奥にはメコン川、向こう岸はタイだった。
牛がそこらじゅうにいる。

ブッタパークを堪能した後、家族と、好きな人に手紙を書くため、ハガキを買った。ラオスでわたしが一番会いたい、山岳民族のハガキだ。(一枚2000キープ=約20円)

同じ道をまた帰る。胸がいっぱいだった。
1人で考える時間ばかりだった。
日本にいる時とは、全てが違った。
何もかもやはり新鮮だった。

無事宿に到着、その後、腹ごしらえにアリアンと一緒に
お昼を食べに行く。

途中揚げパンを買った。うますぎてびっくり。
ラオスはフランス領だったので、フランスパンなど
パンがすごくおいしい。

その後、お店に入り、途中で買った、ドリアンと
コーヒーを飲んだ。

ドリアンは初めてだった。
少々怖かったけど、あんなにおいしいものとは思っていなかったので、またまたビックリ!
アリアンに感謝。彼女のススメでドリアンを食べれて良かった。
フランス人はドリアンが好物なんだそう。


その後、お互い1人行動。
わたしはメコンに一番近い、寺院にはいった。
そこで、18歳の坊主、ポンサワーと、ポンに会った。
二人はとってもニコニコしていて、わたしの話しかける。

【あなたは にほん じん ですか】 片言の日本語。
わたしは嬉しくなり、坊主2人と仲良くなった。

2時間半くらい、話した。
一緒に暑い空のした、水を飲みながら会話。

●日本語を勉強しているが、難しい。
●あなたは日本で何をしていますか?
●何歳ですか?
●日本の暮らしはどうですか?  などなど

それと、ラオスのことも教えてくれた。
ラオスの男性は日本人の女性が好きなんだそうだ。

日本ではないことが、ここラオスではあった。
ラオスでは、こんな私がモテモテだったのだ。
(きっと誰でもそうなのです)久しぶりすぎるモテ期!
かなり笑った。

わたしは明日の昼、バスでバンビエンに向かうことにしていた。なので、彼らと明日の午前中、また会う約束をしたのだ。

夕方までは、ウルフと市内観光。
一緒にラオス人のマーケットに行った。
これには結構驚いた。ひしめき合う店の数々。
舗装されていない、道。
お米・洋服・なんでも売っていた。
そこで出会った子供たちもまた、可愛すぎた。

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夜になり、宿に戻ると、アリアンとウルフが待っていた。

【君は今日、デートだね。俺たちは、君が心配だ。
だから、今日君を迎えに来る、
アメリカ人の男をこの目で見届けてやる。
そして顔写真を撮って、もし君が無事帰ってこなかったら、その写真を警察にわたしにゆくよ】

その言葉に、わたしは深く感動した。
なんて、優しいひとなんだ。わたしをまるで娘のように思ってくれている。ラオスに来て、また泣きそうになった瞬間だった。

彼が迎えに来ると、本当にウルフは写真を撮って、
見届けてくれた。

ロビンと一緒にメコン川沿いの屋台でご飯を食べることにした。ここで食べた鍋料理、それはもう本当においしくて、驚いた。一緒に飲んだパイナップルシェイクも、ロビンは最後に全部おごってくれた。

彼の話は面白く、わたしの片言の英語が彼には面白かったようだ。

その後、ラオスの音楽祭らしいものに行ったのだが、
日本で言う演歌のような曲ばかりで、決して盛り上がらなかった。

ラオス人は入場料を払いたくない人が多すぎて、遠くから爪先立ちで、様子を伺っていた。
そして、わたしたちもその1人だった。

ロビンに挨拶をして、夜10時に別れた。
アリアンは優しくわたしに、声をかけてくれた。
心配してくれてどうもありがとう。

ロビンはやはり、悪い人なんかじゃなかった。

その日もぬるいシャワーを浴びて、眠った。

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