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2006.07.06 Thu

10日目 ルアンバパーン ナイトマーケット

今日はお坊さんの托鉢風景を見に朝5時に起床。薄暗い朝だった。まだ日は出ていない。
昨夜仲良くなった、日本人の有美ちゃんと一緒に行くことにした。

宿を5時半に出て、しばらく歩くと、プーシーから小坊主が沢山出てきた。
有美ちゃんと一緒に小坊主たちを追いかけてゆく。

ルアンバパーンには寺院が沢山あった。
それぞれの寺院から、オレンジ色の布に身を包んだ、お坊さんがわんさか出て来る。

それに加えて、民家からはご飯を用意したオバちゃんたちが、ちょこちょこ出て来ては、
お坊さんの持つ、籠?のようなものに、ご飯を一掴みずつ入れていく。

その数は全員で300人近くになるという。

この信仰心の強いラオス。国の文化が見れてよかった瞬間。
小坊主たちの笑顔はピカイチだった。サバイディー!(こんにちは)

その後、朝食タイム。
宿の近くの中国風ごはん屋さんでお粥を食べた。値段的には外国人料金(100円程度)
だったが、料がはんぱない。食べきらなかった。でも本当においしいよー

有美ちゃんと宿で別れ、お互い二度寝に入った。
彼女は数時間後、お迎えのバスが来る。また日本で会いたいな。
彼女はあたしの一個上だった。年も近いため、とっても気があった気がする。


目覚めると、もう彼女の姿はなかった。
顔を洗って、準備をし、外へでた。
この宿は水とバナナがフリーなので、腹ごしらえにいただいた。


自転車を借りに行こうとすると、そこに現れたアメリカ人と日本人のハーフ、マルコム。
わたしの大好きなウェンツ英二に似ている。
調度、彼も自転車をレンタルしに行くところだったので、一緒に町を周った。

マルコムは日本語が苦手だ。
両替がしたいというので、地図を見て自転車を走らせること5分。
完全に逆方向を走っていることが判明。

しかし、お互いあんまり気にしなかった。
着きたい場所になかなか着けなくても、それはそれで面白いのが旅だ。

両替所にようやく着いて、両替を済ますと、一緒にお寺に入った。

ブッダはピンク色に染められていた。なんて自由なんだ。
お坊さんは言う、今後は違う色に塗ろうと思っているんだ。

けっこう規則なんてないんだなー。と思った瞬間。

その後、マルコムは1人電話をしに行くというので、ここでバイバイ。
また宿でね。

あたしは1人、ルアンバパーンで一番素晴らしいとされる寺院、
ワットシェントーンに行くことにした。

自転車でそこからほんの3分。
バンビエンであったスイス人の女の子グループに再会するも、
そこからは1人行動。

ワットシェントーンに到着。入り口で、お花を買いなさい。と言うおばさんを無視して
入場。(10000キープ=100円)

ワットシェントーンは本当に居心地の良いお寺だった。
とても趣があって、それでいて、ガラスを使った壁画が最高に可愛い。
ラオス人の生活を映し出したもので、あたしは無性に絵が描きたくなった。

絵を描くために来たものの、ハードスケジュールなうえ、あたしには時間がなかった。
うーん、早くゆっくりすごしたいな。

2年前行ったカンボジアの遺跡群に比べたら、タイ、ラオスの遺跡はなんてことないけど、
ラオスにはタイにも、カンボジアにない素敵な空気が流れている。
あたしはここが好きだ。

お寺に居合わせたアメリカ人のおじさんは小坊主に英語を教えていた。
あたしも混じって日本語を教えたり、ちょっとした休憩時間。
彼から教えてもらった英語は、それはもう本当に分かりやすくて。
後から分かったことだが、彼は英語の大学教授らしい。


ワットシェントーンを出ると、だらだらだらけすぎのボートの運転手たちに
接客され、洞窟と、お寺を見に行かないか?と言う。
ガイドブックに載っていた洞窟にいくよ、と言うので、あまりの暇さについていくことに。

ボートに1人乗り込み、反対岸に。
たった3分で着いてしまった。

着いたはいいが、ガイドもしてくれる、ラオス人の彼。
そういえば、あたしと二人きり、森の奥の洞窟へ。
もし、ここで彼が危険人物だったらあたしは殺されちゃうかも!
って思いながら【あー、1人で来るんじゃなかった】とずーっと考えつつ洞窟へ。


中に入るとヒンヤリした風。ガイドの兄ちゃんは、よく分からない物体を指差して
【写真を撮るか?】
聞くと、これははるか昔の仏像だという。でも、壊れてて形がない。
鍾乳洞もイマイチ。
結局洞窟も20分くらいで終了。

ただ殺されたらどうしよう!とひたすら思うだけでした。
まぁ、彼のニンマリ素敵なスマイル見たら、その不安も今思えは心配損なのだけど。

洞窟を出たら、その後スコール到来。
雨でしばらく動けず、さえないお寺でやむのを待つことに。
その間ずっと、彼と話していた。

あたしの時計を見て、彼は【この時計は高いのか?】と聞く。
あたしにとってはたった1000円の時計。
彼にとっては少しだけ高価なものだったようだ。
【僕は貧乏だから】と言う言葉を残して、たった二人だけのツアーは終わった。


その後は、プーシー近くのマーケットへ。
いくつかお土産を買った。あたしのツボに完全に、はまるアイテムの数々。。。
しかも安い!日本では考えられないような値段。


この写真のおばあちゃんは、わたしの手を握ってラオス語で
【わたしの作ったお土産買ってちょうだいよぉ】とニコニコしながら話しているようだった。
わたしはお婆ちゃんフェチだ。可愛すぎる。

夕方までは、小さな小屋が集まった場所で、お土産を販売しているのだけど、
その後はナイトマーケットになる。

みんな路上へ出て、日本で言うフリマみたいな感じで路上にお店が並ぶ。
ルアンバパーンのナイトマーケットはどこのよりも素晴らしい。

この雰囲気といったら、日本のお祭りに似たものがある。
ただとても静かで、あったかくって、面白くって。
売っているものは、それぞれ似たものばっかりだけど、楽しい。

お店の子供やおばさんは、みんな売るのに一生懸命で。
【あなたはラッキーガールよ、とっても安くなるわ】と言う台詞をどこもかしこも連呼。
アジアのマーケットは押し売り状態だ。きっとみんな生きることに必死なんだろう。
山の奥から出稼ぎで、このマーケットに降りてくる人がほとんどだから。

ここで再びアリアンと再会。一緒にお買い物したり、夕飯を食べたりした。
アリアンは、素敵なわたしの友達だ。
彼女は明日、タイのチェンマイに飛行機で行くらしい。
See you again ! アリアンは素敵な友達だ。

今夜はバンビエンで出会った、日本人の久美ちゃんと部屋をシェア。
今日はゆっくり眠ろう。

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