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2006.07.08 Sat

12日目 ルアンナムター

今日は大好きだったコールドリバーゲストハウスを旅立つ日。
ここルアンバパーンは最高に素敵な場所だった。

朝8時、トゥクトゥクがわたしを迎えに来た。
バスターミナルへと連れてってくれる。

シェア仲間の久美ちゃんに挨拶をして、1人宿をあとにした。
毎度思うが、旅立つ瞬間のあの風景って、あんなに寂しいものか。
目に写る人は、みんな手を片手にバイバイと言ってくれる。

ルアンナムターまでの道も相当長いらしい。
わたしはルアンナムターでトレッキングに参加したかった。
民族の村を訪れて、人間の昔からの暮らしや、
生きていくために必要なものは何かを知りたかったのだ。

バスターミナルからおんぼろバスに乗り込む。
昨日チケットを買ったわけだが、結構割り増しされていたことに気づく。
あー失敗した。

ルアンナムターまでは9時間かかると言う。

バスの中には、わたしと、カメラマンらしきオーストラリア人が1人、あとはラオス人だった。

乗車中、何度もバスは止まる。
トイレ休憩の他に、果物を買いに行くおばちゃん、途中友達とであったのか、
運転手は運転をやめ、会話を始める。

ラオスらしい、急いでなんかいないのだ。

トイレ休憩は何度かあったが、どの場所もトイレなんぞない。
30代のおばちゃんは、草むらに隠れて用を足している。
わたしにはまだその勇気がなかった。。。いつしようかどうしようか悩みに悩んでいた。


悩み始めて4時間?山道を走っている間に、ポツポツと高床式住居が見え始める。
その数は次第に増えていく。こんな山のてっぺんに小屋を作って、すんでいる人がいる。

本物の山岳民族だ、民族衣装を着ている。
小さな小屋で、野菜を売ったり、子供は裸で遊びまわり、
もぐらを捕まえて、嬉しそうにしている人もいた。

車も少ないのだろう、もしかしたらないのかもしれない。
みんな重たい荷物を大きな袋いっぱい入れて、頭で支えて山道を歩く。
服はみんなボロボロだ。

だけど、こっちから挨拶をすれば、みんながみんな笑顔でサバイディーと返してくれる。

大家族がひとつの村に住んでいる。みんながみんな協力して、心も豊かなように見えた。

長いバストリップも終わり、結局18時半にルアンナムターに到着。
情けないことにトイレは、途中よったマーケットのトイレで済ました。
もっと原始人になりたい!


宿を探しに、重たい荷物をしょって歩く。
ガイドブック通り歩いてみると、ここルアンナムターは今までで、一番なにもない
とってもとーっても簡単な町だ。なんて小さいんだ。
栄えている部分はなく、宿と、ご飯やが50メートル分並んでいるだけ。

宿もすんなり決まり、マニーチャンゲストハウスにした。(ホットシャワー・ダブルベット 3ドル)

明日できればトレッキングに参加したかった。
そのため、ルアンナムターに一つだけある、代理店に足を伸ばした。
グリーンディスカバリーだ。

カタログを見て、英語で説明を受けた。どう考えても高い。
日本のツアー料金と大して変わらない気がする。
1人で参加するより、もっと人数が多ければ安くなるよ。
そのアドバイスを受けたところで、真っ黒に焼けたアジア人が店に入ってきた。

彼の名前はアンディ。44歳。
彼もまた、高すぎると文句を言って、店を後にした。

ルアンナムターでトレッキングに参加できると思っていたのに!
またしても誤算だ。。。

アンディと近くのラオス料理屋にいって、わたしはチャーハンを頼んだ。
彼の英語は大変分かりやすい。話は弾んだ。
とにかくその店は蚊が多くて、アンディは
【ソーメニーモスキート(すっごい蚊が多いな!)】を連呼していた。


そのセリフが面白すぎて、何度噴出しそうになっただろう。
わたしは今日も1人、天気の優れない、
なんにもないルアンナムターで一夜を過ごすことになる。

明日はアンディと自転車を借りて、市内を周ろう。

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