BLOG

2008.09.09 Tue

どさんこ北海道6日目-3

2008年8月11日を振り返る vol.3

山道を40分ほど走るとようやく会場らしきものが見えてきた

小さく 『アイヌモシリ 一万年祭』 

メインの看板が想像以上に小さかったことに衝撃的を受ける

おぉ かなり良い感じだ

数日前からスタートしていたアイヌモシリ1万年祭

予想していたよりも規模が小さく (これは2年前の大洪水で川が氾濫したため)
参加者も300名ほどではないだろうか

まず言えること ここは日本ではない

前方からやってくる どんな人でも挨拶をかわす

『おつかれさま、今ついたんだね。 いらっしゃい』 こんな具合だ

会場の空気がそうさせるのであろうか

辺りを見渡すといたいた 友達が

2年間日本各地を放浪している トシキ

普段はサラリーマン ディジュリドゥ奏者の コウスケくん

アメリカのネイティブアメリカンを尋ねピースウォークに参加した 藍ちゅん

以前パンツのモデルをさせてもらった 
元パンツデザイナーで今はミュージシャン みかさま

China Cats Trips Band の父をもつラッパー ゆうすけくん

などなど 自然と集まる場所 

しかし、ここは北海道の山奥で みんなどうやってやってきたのか不思議である

到着したのは夕方頃 愛ちゃんとわたしは再びテントを張って

会場を周る 愛ちゃんが去年会って仲良くなったという女性に出会った

その周りにいる男性2名はなんだか楽しそうな人たちだ

『パスタを作ったから食べていけば』 出会って3秒してこの会話だ

だから祭りのパワーは素晴らしい 壁がなくなる 

普段感じているストレスも全部開放へと向かう 山の力がそうさせるのか

ここにいるみんなはとても良い笑顔をしていて わたしは嬉しくなった

一緒にホッケを食べた ゴンベさんはきっと50代 髪が良い感じに伸びていて

目じりには皺が深くはいっている わたしは彼のような人間が大好きだ

常に笑っていて 楽しい話をしてくれる 

年の差など一切感じない 子供のように無邪気で明るい

どうやら彼は朝方3時についてから今の今まで(17時くらい)

ずっと酒を飲んでいるらしい

人によって考えは違うが わたしが思うに 最後に笑い皺で顔がくしゃくしゃになった人が

良い人生を送ってきた証拠なのではないだろうか

食事に運良くめぐり合い そこで素敵な人間にめぐり合い

めぐりめぐって 今日最後のお楽しみはティピでの酒の交わし合いだ

(ティピとは、インディアンの移動式住居で中で火の焚ける円すい型のテントのこと)

ここでは青年がチャイに焼酎をいれ

 酔わせてくだチャイ ならぬ チャイ酎を作っていた

かわいく 上目遣いをして 『酔わせてくだチャイ』 と言わないと酒にありつけない

コップ一杯のチャイ酎は たったの200円

これがまた酔っ払うんだな 本気でどっぷり

わたしは持参したウクレレを弾いて

愛ちゃんとの積丹キャンプを ふんふんと歌にした

ウニ ウニ ウニ ウニ バフンウニ

昆布を掻き分け 波こえて

ウニ ウニ ウニ ウニ バフンウニ

愛ちゃん はやく とってこい

などと、めちゃんこ自己満足な歌を披露していた気がする

酔いどれBoojilも 早く寝ろと テントが呼んでいるので その日は早目の終身となった

夜は深い

PAGE TOP