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昨日、大阪から帰ってきたわたしの大阪日記。
滞在中、大阪西成あいりん地区に行った。

あいりん地区には路上生活者が数多く居住し、治安が悪いといわれている。

しかしこの地域は住所不定の日雇労働者が多いため、
人口統計は国勢調査でもはっきりつかめていない。とされている。

あいりん地区について何も知らん!という方はこれを見てほしい。
http://ja.wikipedia.org/

前から気になっていたこのエリア。

盗んできたものを転売する『どろぼう市』では
片方の靴を始め、賞味期限切れのコンビニ弁当、10円を10円で売っている。。

覚せい剤が金魚のエサに見せかけて売られている。

売春宿が連なる飛田新地 夜の街はピンク色に染まるという。

などなど、いろんな噂を聞いてきたわけで、治安のいい場所で育ったわたしからすると
日本にこんな場所があっていいものか。本当にあるんだろうか?

確かめに行きたかったのが本音だ。

女ひとりでいくには度胸がいるだの、身の危険を感じたら走れだの。

大阪に住む、友人夫婦に連れられ、町に到着すると、
目の前を歩いているそのほとんどが男性である。

例えば一秒刻みでシャッターを切ったとして見てみると、
女性が現れる確立は1割くらいだろうか。

若い女子が町を歩くと向かいから来る人の視線が気になる。
その日は特別派手な格好はせずにありきたりの服装でぶらついているだけなのに。

噂以上に人が多い。そしてなんともいえない臭いが歩いていると所々で漂う。

食べ物がなんでも安い。いろいろ食べてみた。
キツネうどん350円 おでん300円 串60円 どれもうまかった。

営業しているのかしていないのか分からない商店の一角で昼間からガラクタを並べるオヤジ。
冷蔵庫を解体して使えそうな部品を探すパワフルおじさん。

その数メートル先に横たわる70代男性。
数時間後、同じ道を通ってみたが全く動かずにいた。

昼寝をしたまま死んでいないだろうか。

こんなに口数が少なくなることは、日本で経験したことがない。
それほど緊張してしまったのである。

向かいから来る人の視線が痛い。
女を女としてみている。そんな感じだった。

ただ、ここには感じたことのないゆるやかな雰囲気がある。
時間を感じさせない。誰一人急いでいない。

だらだらと歩いている。自転車は進行方向を変えない。
ゆるやかではあるが強引に突っ込んでくる。

道端で友人と昼間から仕事もせずに
ベラベラと話し込んでいるおじさんたちを見ていたら、アジアを旅した時の風景とリンクした。

確かに治安は悪いかもしれないが、
幸せそうに暮らしている人も多く存在するように見える。

このエリアを支えるボランティアスタッフも多くいるらしい。
住んでみないと分からないことも本当にたくさんあるんだろう。

お金がなくなったら、わたしはどうするだろう。
お金がなくなったら、君はどこへいく?

豊かな暮らしとはいったいなんだろう。

こうした場所を訪れると、何が本当の幸せなのか一から考え直したくなる。

わたしにとって幸せなことは、なんだろう。


どこにいっても、誰に会っても一つとしてマイナスなことがない。

それは時間をかけて分かることだけれど、
大阪でもまた少しだけ成長できた自分がいる。

大収穫の数日を過ごすことができて、本当に幸せだ。
明日からまたどっぷり仕事漬け!制作が楽しみである。

この展示ではわたしの中に眠っている、みんなに伝えたいメッセージや
わたしが常日頃思う言葉を絵と一緒に表現してみました。

これがね、けっこう楽しくっていっぱい描こうと思っています。
そのうち本として形にしたいと思っています。


在廊中、似顔絵コーナーをひらいたりしました。ありがと~

個展に遊びに来てくれたみなさま、本当にありがとう。
最近場所を問わずどこにいっても、誰かしらわたしに会いにきてくれる人が
じょじょに増えてきてとてもうれしく思っています。

わたし自身はひとりしかいないけれど、
誰かの目や耳を伝って『Boojil』という存在が一人歩きしている。

あるときは人づてに、あるときは電波に乗せて。それって不思議なことだよね。

でもそれがとってもうれしい。


今回も笑顔いっぱいの楽しいワークショップとなりました。
絵を描くことって、本当に場所を問わないからいいよね。

少しずつワークショップを広めていきたいと思います。

さて。ここからはプライベートの話
先日沖縄にいる大好きな友達、かいちゃんに赤ちゃんが産まれた。

かいちゃんを挟む共通の友達からいっぱいメールがきた。
『やったー!産まれたよ』 

遠く離れていてもその人を想う。
その気持ちが強ければ強いほど、その人の存在自体が大きくなるんじゃないだろうか。
最近のわたしはそう思う。

かいちゃんの存在も昨夜はすごく大きかったはずだ。
全国各地に彼女を想う人がいっぱいいただろうから。

いつになっても一年を通して、誰かの大きな存在に少しでも近づけたらうれしい。
元気がない時にわたしも誰かを思い出すように、わたしの絵や言葉が誰かの大切な時間に
寄り添えたらうれしい。


今回大阪ミリバールの展示に誘ってくれた竹腰さん。
どうもありがとう!また会いましょうね。

展示は今月10日まで開催しています。
是非遊びにいらしてください。

yasuhiro takekoshi&Boojil EXHIBITION
『ロマンチックな空に聞いてみたよ、愛って何って。』
2009.10.1thu - 2009.10.10 sat

at millibar gallery
大阪市西区立売堀1-12-17 artniks.bld 2F
11:30-20:00(最終日11:30-18;00)
tel 06-6531-7821
http://millibarblog.artniks.jp
地下鉄四つ橋線「本町駅」23番出口より徒歩5分

2009.10.05 Mon

笑う木


兵庫県塩屋の山奥で笑う木に出会いました。

今日もちょっとだけ幸せです。


本日19時から
大阪ミリバール展示会場にてこれからオープニングパーティーです。
詳しくはホームページを!

ワークショップにトークショー、竹腰さんのライブと楽しみです。

そして明日は神戸の方には是非いらしていただきたい!
2009年10月4日は、神戸にある塩屋グッゲンハイム邸で
今回韓国ツアーにも参加した、大好きなバンドショピンのライブがございます。

もちろん来て頂けるのであれば、一緒にライブを楽しみましょう。
韓国にも一緒にツアーをしたショピンと豪華メンバーでお届けする
旧グッケンハイム邸イベント!

是非遊びにきてください!こなきゃそんそん

塩屋グッゲンハイム邸ライブ&ワークショップ★
そのほか、これまた豪華な面子!わたくしは開演前にみんなを繋げるべく、
オープニングアクトとして開場時間の17:00からワークショップをこちらでも開催します。
是非イベントに足をお運びください。ワークショップは限定30名様までご参加いただけます。

■10/4 (sun) 音楽会  共催:塩屋音楽会
旧グッゲンハイム邸

655-0872 神戸市垂水区塩屋町3丁目5-17
Tel:078-220-3924 Fax:078-202-9033

18:00スタート
○Boojilワークショップ
-ライブ-19:00-
○ショピン
○みにまむす
○ペ•ド•グ

ご予約の際、タイトルに『Boojilワークショップ予約』とご記入ください。
予約先:mullen-works (ムッレワークス) 吉成
mullen-works@hotmail.co.jp



新発見!大阪にもセルフタイマーパフォーマンス写真家の山下祥一さんに会いました。乞食ガールズを会わせてみたい!あぁおもしろいなぁ

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