2012.10.22 Mon
メキシコ留学日記 28歳学生デビュー
オアハカに到着後、ひとまずホームステイ先に2週間お世話になることになった。
学校から5分の場所にあるパティの家はとてもとても大きい。
敷地内に平屋のアパートが3つもあって、中庭もついていて母屋はなんと部屋が5つもある。
わたしは母屋の一部屋をお借りすることになった。
とても清潔に保たれていて、大変気に入っている。
ホームステイは初めて。留学も初めて。
わたしにとってこの体験は久しぶりの"初めて"だった。
オアハカに移動してみると、どこを歩いても日本人に会うことはなく
わたしのことを誰もが皆知る由もなく、新鮮な気持ちになれた。
日本でも充実した時間を過ごしていたけれど、思い返せば仕事もプライベートも忙しい毎日で、
少々疲れていたように思う。
ホームステイ初日、朝ご飯はヨーグルト、トルティージャ、ハムとチーズのオムレツ、オレンジ。
お腹いっぱいいただいてから学校に通う。今の季節は気持ちがいい。
乾季に入ったので、雨はほとんど降らない。日本の秋の気候に似ている。
わたしの通っている instuto cultual oaxacaは、世界遺産に指定されている敷地の中にあるスペイン語学校で
小さなカフェテリアと大きな中庭があり、開放的で空間だ。
芝生の上で寝転んだり、ゆったりとした時間を過ごすことが出来る。
スペイン語の授業の他に民芸品作り、織物教室、ダンス、料理、陶芸など
メキシコの文化を学ぶ文化研修授業もあるので、どのクラスも受講する価値があると思う。
わたしのクラスは初心者クラスでA1。
クラスメイトはわたしも入れて5人。全校生徒は30−40名程度?死者の日前後は3倍程度になると聞いている。
授業は全てスペイン語で進行し、クラスメイトは全員アメリカ人なので質問も全て英語で話す。
学内に日本人はスタッフが1名、生徒が3名。来月に入ると日本人はわたしだけになる。
スペイン語を習得するにはなかなか良い環境だ。
朝の9時から授業がスタートし、夕方17時に学校を出る。
写真は、インタルカンビオ(語学交換)のパートナー、インビン。
20歳の若さで3年も日本語を勉強している。なかなかのシャイな青年で、何か間違えるとすぐに両手で顔を隠す。
うーん、メキシコ人らしからぬ恥ずかしがり屋だ。
この歳になってから、自分の興味のある分野を勉強するのは
勇気も必要だし、時間もお金も必要だ。
だけど一歩踏み出す勇気さえあれば、あとは五感で動くのみ。
留学初日にして、すでにこの決断が間違っていなかったと思えた。
スペイン語は楽しい。
5年前、旅行した頃とは感じ方がまるで違う。
旅先で、出会った人と交流を持てることが嬉しい。
少しずつ、少しずつ覚えていることを実感できる。
28歳、学生デビュー。
これまでの人生でこんなに刺激的な毎日は感じたことがなかった。
つづく