2012.11.11 Sun
メキシコ留学日記vol.6 オアハカで過ごす死者の日
オアハカでの留学生活も3週間がすぎようとしています。
28歳になってから学生生活を送るのは、とても貴重な体験。
ホームステイ先の家族ともとっても仲良くなって、さみしいと思う事もほとんどありません。
とにかく勉強についていくために毎日必死になっています。
そんな中、死者の祭が開催され、街中ガイコツで溢れかえっていました。
ソカロ(広場)周辺では地元民も観光客も集まってパレードを開催されていた。
日本じゃ一般の人が仮装するなんて考えられない事だけれど、メキシコ人はお祭りが大好き!
こんなに素敵に着飾っている人たちもいたり、歩いているだけで本当に楽しい時間を過ごす事が出来た。
一方、墓地を訪ねてみると沢山のろうそくに灯がともされて、そこで楽団がマリアッチを演奏したり
遺族と一緒に歌を歌ったり、お酒を飲んだり、墓地に集まる死者の魂とともに3日かけて楽しい時間を過ごすのである。
日本の墓地に夜は怖くて入りたくもないが、メキシコの墓地は目には見えない愛情で包まれている気がした。
どこの国を旅しても感じるのは、家族を大切に思う気持ちは一緒なんだということ。
世の中いろんな家族の形があるけれど、誰しも人の子。
特にメキシコ人は家族との絆がとても深いように思う。触れ合うことが多い。
日本にいると両親と抱き合う事なんて滅多にないが、ここにいると抱き合う事はごく普通のことだし
毎日顔をあわせ沢山話をする。日本は忙しくて家族との触れ合いが少なくなりがちだ。
生活費をかせぐには子どもを保育園に入れざるを得ないし、すべてないものねだりだけれど
人と人との関わり方は、非常に勉強になる事ばかりだ。道を行き交えば笑顔で挨拶をしてくれる人も多いし、
道ばたで話しかけられる事も多い。メキシコは優しい人が多い。
5年振りにきたメキシコで毎日いろんなことを感じているけれど、こうして綴り始めると書きたい事が山ほどあることに気づく。
わたしの経験が誰かの胸に届く事を願って、日々書き溜めたいと思う。