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2013.01.21 Mon

メキシコ留学日記vol.17 手作りトルティージャ

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サンファン・チャムラを訪ねた後、隣の村"シナカンタン"も訪ねる事にした。

タクシーを一日貸し切りにして、運転手さんにいろいろガイドしてもらっていたので安心。今回一緒に同行しているのは、日本人のお友達、作家のBeBeさんと、ショピンの野々歩ちゃん、馨くんである。

わたしたちが村にたどり着いた時、もうあたりはすっかり暗くなり始めていた。

運転手さんが友達に家に招待してくれるとのことで、シナカンタンの村人の家を訪ねた。

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この村の女性達もまた、機織りや刺繍のレベルが高く、自分たちが着る服も

自ら作っているそうだ。地べたに座っての作業はきっとしんどいのだろうなぁ。

わたしはテーブルクロスを2枚購入。日本に帰った時に引っ越す予定なので

新居に使おうと思う。この家のおばあちゃんがとても可愛らしく、親しみやすかった。

中心部からたった30分車を走らせただけで、日常で使われる言葉がスペイン語ではなく

その村の言葉に切り替わるから驚く。村の伝統はこうして言葉でも守られていく物なのだろう。

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彼女が作った織物について話をしていると「夕飯を食べていきなさい。」と

台所へ案内された。わたしたちはお腹が空いていたので、是非是非!と心を躍らせた。

台所に入ると、娘さんが食事の準備をしていて焼きたてのトルテジージャをご馳走してくれた。これが今まで食べたどこのトルティーヤよりも素朴で美味しく、いつもなら3枚も食べればお腹がいっぱいなのに、わたしは5枚も平らげてしまった。

みんな大満足!メキシコの優しい味に触れて、心も大変満たされたのでした。

それにしても、この台所の魅力と言ったらすごい。

薪で火を焚いているので部屋の中は墨で真っ黒。何年もかけて重ねていった自然の色合い。時間の経過とともにその魅力を増していくのだろうな。

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帰り道、村の教会によって集まっていた民族衣装を着たおじさんたちが祭りの準備をしていた。みんなポシュという75度もあるお酒を飲んでいたから上機嫌。
おもちゃみたいな生バンドにあわせて、足踏みしながら踊っているみなさん。
わたしたちはなぜか迎えられ、一緒にダンスをして盛り上がった。
あーメキシコって本当に面白い。心の優しい人が多い。

わたしが日本に帰ったら、待ち行く人に 気軽に声をかけてしまいそうだ。
日本に帰っても、ストレスフリーで
いつも明るく振る舞えるようなわたしでいたいものである。
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