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2010年1月28日 no.2


はやくNYの魅力を自分の目で確かめたい。
わたしはひとまずタイムズスクエアに行くことにした。

地下鉄に乗って、到着。外に出てみると、これまたびっくり!
人の海、海、海。 電飾の山、山、山。

どんだけバブリーやねん!と何度もつっこんだ。
お金の使うところが間違ってるでしょ、完全に。

正直いらついている自分に気付き、アイリッシュBARでビールを一気に飲む。

NYには英語が堪能な人が多い。
世界中から人が集まっている分、英語を話せないと相手に何かされない。

わたしの英語力ではまだまだまだまだまだ くやしかった。

店を出て、がしがし歩いた。 あーもう!

NYを好きになるにはきっと、もっと自分をストイックにさせないといけないんだろうか?

いろいろ予定していたスケジュールも変わったので
せっかくバブリーな場所に来たんだもの、ブロードウェイミュージカルでも見よう。

大好きな映画にもなった”CHICAGO"を鑑賞。

出て来る役者がみんな最高にきれいで、筋肉質。
男の人は、おっぱいがピクピク動く、巨大団子をくっつけたような役者ばかり。

女の子も毎日トレーニングをしているんだろう、腹筋は割れているしダンスもパーフェクト!

そうかそうか、NYにはきっと世界中からスペシャリストが集まるんだ!

少しだけ、NYの魅力を教えてもらえた気がしたステージだった。
やっぱり生はすごい!

帰りは電車を間違えすぎて、日本人の男の子に帰り道を教えてもらった。
電車を待っている間、話を聞くと、コウタロウくんという名前で
俳優を目指しているらしい。

”NYはね、やっぱり人が面白いよ。みんな誰かに負けないように必死なんだと思う。”

わたしはNYを好きになれるだろうか?

明日は知人のパーティーで、ワークショップをやる予定だ。
これはすごく楽しみ!

つづく

2010年1月28日

今日は比較的あったかい。明日から寒くなるとのこと。

まりさんに朝ご飯を作ってもらった。これがまた本当に美味しい。
ベジタリアンのための、ベジバーガーにサラダ、ポテトの炒め物 

お料理教室もできそうなくらい美味しい!

おなかいっぱいになったところで、チェルシーまで出かける。
チェルシーはギャラリーが集まる場所で、NYの中でもアートに触れることの出来る場所と聞いた。

地下鉄にも少しずつ慣れてきて、スムーズにチェルシーに到着。
わたしが泊まっているところはQトレイン沿いの閑静な住宅街。


そこから約30分の場所にチェルシーはある。

歩いてギャラリーを巡ってみる。どこもだだっ広いギャラリーでかっこいい。
今回展示されているものはなんだか気持ちが重たくなるものばかりで、落ち込んでしまった。

最新アートの傾向はちょっと暗いものが多い気がする。

こんな不況の世の中で、作品を見て暗い気持ちになってしまうなんて
自殺者を増やすだけじゃないのか?わたしにはどうもわからない。

15件くらいギャラリーをまわったけれど、どれも好きになれなかった。残念

疲れきったわたしは、さっき歩いていて目にとまったメキシコ料理屋へ入る。

あーおなかが空いた。そう思いながら、メキシカンピザとカプチーノを注文。

料理を待っている間、いろんなことを考えた。

店内に響く、ラテン系の音楽はとってもとっても元気になる。
装飾も可愛らしい。メキシコ人の喋り方が好きだ。みんな気さくで、
3年前に行ったメキシコはわたしにとって、夢のような場所だった。

街はカラフルに染められ、歩いているだけでワクワクした。

だけど、どうしてだろう?
NYでこんなにも気持ちが落ち込むなんて。 
きっと東京よりもコンクリートジャングルで
人も忙しなく歩いている。

しかめっつらを決め込んで、地下鉄には光が入らないしみんな下を向いているように見える。

わたしは何が好きなんだろう? 
そんなことをストレートに考えたらこんな見えた。

きっとわたしはいつでも側にいてくれる自然と、あったかみのある人が好きなんだろう。
だけどまだ、3日目。なんにも見つけられなかった。

つづく

2010年1月27日

今日は良い天気。思っていたよりNYは寒くない、
朝起きて、シャワーをあびて、まりさんの作ってくれた朝ご飯を食べてお出かけ。

今日はNYで写真家として活動しているayaka.mayちゃんにあう日。

彼女とは3週間前に日本で初めて会ったんだけど、
実はもう4年くらい前から知り合い。

わたしの作品をネット上で見てくれて
ずいぶん前から連絡を取り合っていたのだけれど、なんせNYと日本だからなかなか
会う機会もなかったのだ。

その彼女と2回目の再会はNY
迷いに迷って待ち合わせ場所についたのは1時半。 30分遅刻。。。

笑顔で迎えてくれて、ほっとした

NY観光にと自由の女神を遠目に見にいて
連れて行ってもらった後、あやかちゃんの彼のSHOWを観に行った

英語のリスニングがあんまり得意じゃない分、内容が難しかったけれど
すごいなーと感動。だって彼は61歳なんだもの。本当に元気でかっこよかった

表現している人は年をとっても関係ない。
きっとずっと夢を追いかけている人がわたしの中では魅力的な人。
その気持ちを忘れたときに、オーラはなくなっていくんだろうな。

打ち上げで、仲良くなった舞台美術をやっているダーリンという女性が
わたしの作品集を見て、なんと絵を頼みたいという。

ええええ!?本当に?しかもコピーは嫌いだから、原画でお願いしたいって。

NYに来て二日目。わたしは初めてのお仕事をもらことができた。
このことがきっとわたしにものすごく自信をくれるんだと思う。

アメリカに来ると、ダイレクトに作品への感想を伝えてくれたり
アドバイスをくれるひとがほとんどで、アーティストにとっては本当に良い環境だと思う。

ダーリンのオーダーの絵は、大好きな彼とのポートレイト。
これから数日間連絡をとりあって、どんなものに仕上げようか考えたいと思う。

良い一日だった。明日はひとりでギャラリーをまわろうかな。

引き続き日記を

おもしろいもので、NYに行くことを決めてから
5年ぶりに連絡をくれた友達に
”今NYに住んでて、ミュージシャンとして活動しているから来るなら会おうよ!”と言われ
昨日はその彼 やまちゃんに会ってきた。

地元で一ヶ月だけ一緒にアルバイトをしていた友達で
そんな短い期間でも、こうして会って一緒にお茶を飲んでいることがとてもうれしい。

彼はこの5年という時間の中で、きっと変わったんだと思う。良い意味で。

すごく魅力が増していた。目には見えないけれど、夢をもっているから
すごくかっこ良く見えた。

同い年の男の子がこんなに頑張っているんだから
わたしにもきっとできるんじゃないかって、良い刺激をもらえた気がする。

夕飯はベトナム料理を食べに行った。
相変わらずアメリカサイズの量に驚きを隠せない。

やまちゃんの友達のバンドのライブを観に行った。

めちゃくちゃアンダーグランドなライブハウスで、ロックを聞いたら
高校生の頃を思い出した。昔ちっちゃなライブハウスにへたくそな高校生バンドの音楽を
よく聞きに行っていたなー懐かしい

その日はやまちゃんが宿まで送ってくれて、無事帰ることができた。
就寝 まだちょっと時差ボケが残っている

010年1月26日

今日からNYへ一人旅。

*写真がなくってごめんなさい!

昨夜は一時間くらいしか眠れず、朝6時半に家を出て成田空港へ

今回は初めてのキャリーバッグ持参。
いつもはバックパックだけで行っていたものだから、ちょっとバランスが慣れない。

空港は好き。これからどこかへ向かう人、これから家に帰る人。

みんなそれぞれ想いは違えど、環境や心の変化のある場所。
空港にくると、ピシっと自分を整える。

無事チェックインもすませ、搭乗。

これから12時間ものフライトを考えると、けっこうしんどそうだなー
両側に座った人はふたりとも女性。
とくに左隣に座っている女性はおばあちゃんに見える。

いきなり笑顔で話しかけられたので、移動中は楽しくなりそう。
高松さんという方で、70歳のおばあちゃんであった。

彼女は30年登山を続け、その後人生の楽しみを海外旅行に切り替えたらしい。
毎年ではなく、毎月海外旅行に出かけることを目標にしているというんだから驚いてしまう。

背骨の骨をいくつか骨折して、杖をつきながら旅をする。
ステキな人生だなぁ。

彼女からこんな素敵な言葉をもらった

”山の上の景色はね、その人の足でしっかり登らなくては見ることができないの。
わたしがどれだけ大好きな人にこの景色を見せたくても、見せてあげることはできないのね”

山も自分のしいた夢へのレールも一緒なんだなぁ、きっと。
そんなことを思った。

12時間のフライトの中では、ずーっと映画ばかり見て過ごした。
しかし長い。腰も痛くなるし、乱気流で揺れてお茶は溢れるわ大変だったわ。

ようやくアメリカに到着。入国審査をすませ、NYにはいったぞー!

イエローカラーのタクシーに乗るのが、アメリカのルールらしい。
それ以外は危ないとのことで、イエローキャブに乗って宿へ向かう。

コロンビア人の運転手のおじさんはスペイン語を話していて
昔行ったメキシコを思い出した。この街は本当に多国籍だな。

一時間も走れば、住宅街へ。
すんなり宿につくことができた。

今回お世話になる宿はまりさんという日本人女性の住むお家。
友達のなっちゃんから紹介してもらった方で
NYで仕事をバリバリしながら、女手一つ3歳の子供を育てているかっこいい人だ。

娘のりのちゃんもかわいいし、家も本当にポップで愛着がわく。

ひとまず休憩してから街に出ようかな。

つづく

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