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2008.07.11 Fri

ぴっちゃん13

どれだけ歩いたでしょうか やっと山のてっぺんです

みてごらん とほしくさくん

ずいぶん長い間歩いたので いつの間にかいじわるな雲は遠くへ
ぴっちゃんはそこから街を見下ろします

世界は真っ赤に燃えています 太陽の神様がやってきました 
朝がきたのです   

街はたいようの光で虹色になりました  
街はきらきら輝き まるでかわいいこんぺいとうのよう

手を伸ばして 一つ食べてみることにしました
あまくておいしい こんぺいとうは 昔あの子と食べたお菓子とおんなじ味

大好きだった あの子の思い出

2008.07.10 Thu

ぴっちゃん12

山の途中の 大きな木の下で一休み
大きな夜空は星の運動会

数え切れないキラキラ星 ぴっちゃんの涙は星になりました

キラキラ輝く星の中で  
また二人は歩き出します もうすぐ見える山のてっぺん

2008.07.09 Wed

ぴっちゃん11


どこまであるけばいいのでしょう もうのどはカラカラです 

ほしくさくんは 小箱から何かを取り出します

たっぷりの透き通った水 いきおいよくのみほします

やさしく流れる きれいな水は ココロを洗うよ ながれながれる  


小箱から小さなかわいい豆も でてきました

口いっぱいに広がる香りは おかあさんのごはんの味

だいすきな家族を思い出す  なつかしさでいっぱいです

ぴっちゃんはまた 一粒 涙をこぼしました

2008.07.08 Tue

ぴっちゃん10


説教大好き パンチパーマのくりぃむさんも 今日は優しい顔してる


おとぎばなしを届ける君は 青い顔したメロンぼうや


うでくんで 怒ったふり いつだって たのもしい ナミキくん


もうすぐ君の誕生日 悲しいきみは いなくなる

声をそろえて ぼくらは歌う

もうすぐ君の誕生日 へたっぴな歌はきみの歌

声をそろえて ぼくらは歌う
 

そして6人は山をおりていきました

友達の歌に耳をかたむけて ぴっちゃんは少しだけ泣きました

2008.07.07 Mon

ぴっちゃん9

コロコロ優しい その声は 赤い帽子のそら豆くん 


困った顔のハト吉くん 心配してるよ いつだって


もやもやあたまの 茶畑さん 見守るその目はやさしいブラウン

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