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来月の6日で あっという間にもうひとつ歳をとる。

27歳になるんだな。

誕生日はわたしにとって、人生を見つめなおす特別な日。

振り返ったり、これからのことを考えて 不安も出てくることもあるけれど

未来はきっと明るいと思う。

先日銀座伊東屋での個展を終え、今日家に帰ってきて 畳の上に寝転ぶと

活動を始めて間もない頃のわたしが目の前に現われた。

好きなことを仕事にしたいと 絵をかきためては 両親や友人に見せる日々

絵を通してあんなことがあった こんなことがあったと 親友に話してみても

わたしは社会からはずれた女


一人前に食っていけるまで どれくらいかかるかなんて想像もつかなかった。

ひとりの力で、”暮らし”が成り立つまで

一向に誰も認めてなんかくれなかった。

『そろそろ将来ちゃんと考えた方がいいんじゃない? 悪いこといわないから』

『絵なんか仕事になるか!? 学費を払ったこっちの身にもなってみろ』

『芽が出なかったら、あきらめなさい。会社員になれば、安定するんだから』


がむしゃらに走りぬいたつもりだ あれから8年間一回も休んだつもりはない

なーーーーーーーーーんて悲しいことだ わたしは

本当のところ くやしくってくやしくって仕方がなかった

いつか見返してやろうと 思っていたんだろう


偉そうな人は嫌いだ 大嫌いだ

だからわたしにとって上も下もない この世に生まれたい以上

その人の人生じゃないか


こんな想いを胸に抱いて、ずっとずっと夢は叶うものだと 

感謝の気持ちを忘れずに 続けてきました。

だけど、この先どうなるかなんて 誰にもわからないし

わたしだってどうなるかなんて分からない

好きなことを続けるのは難しい

難しいからこそ やりがいがあるもんだ

だからこそ、これからも頑張るんだ わたしは

8月の個展は活動以来 最大の展示にしたいと思います。

27歳のBoojilを見に来てください!

銀座伊東屋さんでの個展、無事終了いたしました。

一週間で計40点ほどお名前オーダーメイドを御注文いだきました。ご来場くだ
さった皆様、本当にありがとうございましたー!


中には、震災の関係で引越しをしなくてはならず、故郷を離れてしまう仲間に、
「希望」という文字をオーダーしてくださる方もいました。


完成した作品を本当に喜んでくださり、この仕事をしてきてよかった!と、改め
て思うことができました。


誰かを元気づけること、喜んでもらえることができて本当に幸せです。

これからも、この仕事を続けていきたいです!

次回は8月19日〜9月11日まで、三軒茶屋キャロットタワーにて、個展「たびたび
ひとり旅」を開催します。

ワークショップや、映画の上映会、そしてマンガの発売を記念したトーク
ショー、サイン会なども期間中にご用意してます。

今週中に詳細をUPします。

お楽しみに〜!



Boojil
http://boojil.ojaru.jp/

ようやく梅雨が明けました。

みなさんは、クーラー使っていますか?

実はわたくし、”節電”という言葉が飛び交う前

昨年は日中からクーラーにも

扇風機にもまったくお世話にならない暮らしをしていました。

なぜかというと、慣れてくると以外にも大丈夫だったりするからです。

体も丈夫になります。

熱中症は怖いから、水は大量に飲むけれど 良い汗をかくことが出来ます。

暑いことになれると、冷房のかかっている店が以上に寒いと感じてきます。

節電にもなっていいですよ~と、去年から慣れておいてよかったと最近思います。

是非やってみてね。 人間なんでも慣れれば強くなる生き物です。

さて、この前の週末は一日遊びつくす日と決めて、早朝から外へ出た。

家から一時間以上かけて、高尾山へ。

ゆっくりゆっくり登って、ゆっくりゆっくりビールを飲んで

まだ紫陽花 咲き乱れる 森の中を じっくり味わった

山頂から見下ろす景色 高尾の先にはビル群

きっと昔は緑の道がずっと続いていたであろう この景色

こういう場所にくると いつも遊んでいる街の景色に寂しさを覚え

自分はどこまでも ないものねだりな人だと思う。

わたしがいつか住む場所は どこになるだろう

お風呂にも入りたい気分だったけれど そのまま大好きな店を目指した。

西八王子で降りて、ネパールカレーの店、奈央屋へ。

http://www.k4.dion.ne.jp/~naonet/

500円でおなかいっぱいの幸せ

チキンカレーはいつ食べても スペシャルな味がする。

店主なおさんの楽しい話は 二倍にも、三倍にももっとカレーをおいしくする。

これが店の持つ 本当の魅力

だからきっといつまでも通いたいお店なんだろうなぁ。

夕暮れ、お空がオレンジに染まった頃 夏の雲がポツポツと流れ

ようやっと 今夜の目的地についた

引っ越してきてよかったなぁ と思わせてくれた場所 senkiyaへ

ツキモバザールのもっちゃんがイベントを企画して

大好きな青谷明日香ちゃんが歌をうたってくれた

http://aoyaasuka.jugem.jp/

力強く、懐かしく、日本語が愛しく思える そんな歌

明日香ちゃんのNEWアルバム 『夜はミカタ』を買わせてもらったのだけど

本当に本当に素敵な曲ばかり。

是非みなさんも発売日の8月15日をお楽しみに!

先行発売もしているそうで、ライブ会場では購入できるそうです。

フジロックにも出演が決まっている、青谷明日香ちゃん

おめでとう~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!

充実した一日のおかげで、今週もりもり個展の準備に集中できそうです!

それではまた

みなさん、こんばんは。

今日はおもしろいお知らせを~!

わたしが影ながら応援しているアーティスト

乞食ガールズのふたりが初めて個展を開催します

http://kojiki.omegumi.com/

乞食ガールズ個展

開催期間: 7月27日(水)~8月22日(月) 

会場:代田橋 CHUBBY

東京都世田谷区大原2-27-9

http://www.chubby.bz/

クロージングパーティー:8月20日(土)

詳細はホームページにて後日UP予定

ちなみにわたしはもちろんのこと、おもしろい友達がいーーーっぱい来る予定。

ほらほらみなさまも、恐れていないでいらっしゃいませね!

乞食ガールズもやっとツイッターに参加したそうです。

http://twitter.com/#!/kojikigirls

なんだか今回の展示、わたしを始め色んな人が注目しているので

今から楽しみで仕方ありません。

それにしたって新作バンバン撮影しているっていうから、見に行くしかないのであります。

わたしもまだ見ていない作品がいっぱいあるはず・・・

全てセルフタイマーで撮影しているんだから、驚きです。

個人的にこれこそアートだと思う!

やっていることが本当にくだらなかったりするんだけど、

それを見て笑ってしまうひと、この世にどれくらいいるかしら

頑張れ!乞食ガールズ!!!!!!!!!!!!!!!


今日の午後、宮城から無事帰ってきた。

今回は宮城県の中でも石巻、奥松島、東松島へいってきました。

もうすでに何度もボランティアに足を運んでいる、

アーティストトーチカのふたりのおかげで現地へ向かうことが出来ました。

忘れないうちに記すことがわたしができることのひとつだと思うので

こうして自分の言葉で書かせてもらいます。

まず、ボランティアから帰ってきて、行く前と変化があったのは

私自身の心が元気になったということ。

誰かのために、何かしたい。

そういった気持ちはもちろんありましたが、何よりわたしが元気になっていた。


今回は倒壊した家屋への石灰まき(除菌になるそうです)

そして、ヘドロ掃除、花を植えるための草むしり

物資配給の手伝い をしてきたのだけれど

炎天下の中の作業は肉体的に相当疲れてしまったけれど、心は晴れやかでした。 

ボランティアには損も得もないから、

その時間、人はまっさらな状態になることができる。

ボランティアにきた各地から集まった人に

津波の影響で家を失い、現在避難所で暮らす住民のおじさん、おばさんに

沢山優しくしてもらって、そして喜んでもらえたことが素直に何よりもありがたかった。

被災地では、わたしの職業や経歴、年齢なんてものは関係ない。

今の環境や立場を忘れ、ひさしぶりにひとりの人間に戻れました。

普段すれ違っているであろう、自分と接点のない職業の人も

年齢がふたまわりも離れている年配の人も みーーーーーーーーーんな

当たり前のように会話が成り立つのだから、おもしろい。

支えたいと思ってきているのだから、優しい人がきっと多いのでしょう。

心洗われました。

現地での経験は、ひとりで初めて訪れる場所を旅した時の感覚と似ていて

写真で見ても伝わらない。

自分の目で、肌で感じないと状況はいつまでたっても分からないということ。

五感で感じることが、何にも変えがたい経験。

もし時間に余裕があるならば、まずはいくだけでもいいと思うので

是非、現地の様子を見にいってみてください。


わたしがお世話になった、東松島ボランティアセンターはこちら

わたしにとっては初めてカンボジアを旅した時のことを思い出しました。

もう8年も前になるけれど、国境付近は埃まみれで、異様な臭いがたちこめていた。

ストリートで暮らす、やせ細った大量の物乞いの子供たちを前に胸が締め付けられました。

宿に帰って、何も出来なかった自分を責めたくさん泣いたことを覚えています。

今回最初に訪れた石巻。

港付近は、鼻が曲がるほどの腐った魚の臭い、大量のハエ、ガレキの山。

そして車で20分程度走ると、

真っ黒に焼けて沢山の死者が出た小学校、崩れ落ちた家

ここに町があったことなんて、誰も想像できないような光景が

自衛隊やボランティア、支援が入ったとはいえ、各所で見られます。

*写真は震災直後


『がんばろう!石巻』 『かならず復興するぞ!』 

大きく描かれた看板の言葉と、目の前に広がる辛すぎる現状に鳥肌がたち涙が出ました。


なんとかして復興してほしいと思う。

わたしの地元では見ることの出来ない、豊かな自然に恵まれている東北地方。

人も温かく、親切な方ばかりでした。


2日目は奥松島の漁村へ。

奥松島で出会った、被災者の漁師のおじさんは(50代~70代)

私たちにこんなことを伝えてくれた。
 
『阪神大震災が起こったとき、わたしはなんの支援もできなかった。

関心がきっとなかったんだと思う。だけど、こうして自分が被災者になったときに

全国各地から本当に色んな人が時間とお金を使って支援にきてくれる。

今はあの時のことを後悔しているよ。本当に感謝しています。

だから、こうして来てくれるだけでも本当にうれしい』


おじさんは海が目の前に広がる場所に4年前新築で家を建てたばかりだった。

全壊した家を眺めながら、この話をしてくれました。

そんな状況の中、笑いかけてくれるおじさんをたくましく思いました。


『必ず復興するから、その時はきっとわたしたちの町へゲストとして帰ってきてください。』

復興には絶対に何年もかかる。10年単位かもしれない。

人は良くも悪くも、自分の置かれた環境に慣れる生き物。

悲しかったことも、嬉しかったことも 過去の記憶になってしまいます。

平穏な時間が流れていた日本で、こんなことが起こるなんて

だからこそ、忘れたくないし 

わたしは日本が大好きだから、なんとかして継続的にサポートしていきたいです。

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