BLOG

2012年10月3日
1.jpg

時差ぼけからくる連日の早起きで、わたしの暮らしはすっかり朝方になっていた。
日が昇る前、4時に起きてしまい、二度寝したって7時に起きている。
風邪もそろそろ治ってきたところで、今日は久しぶりに宿でゆっくりぐーたらな時間を過ごそうと思う。

先日、世界各国を仕事で渡り歩いている伊藤さんから
「初めて旅をする場所では、その土地にまつわる歴史の本を持っていくといいですよ。
 歴史をしった上で、旅をすると何倍も楽しくなるものです。」

そのアドバイスをもらって、購入した本がこれ。
とっても重たいのだけれど、メキシコまで持ってきたのである。

00.jpg

古代マヤ・アステカ不可思議大全】 
全文手書きの文字と、絵で構成されているこの本は
マヤ文明初心者のわたしにも十分理解できるような内容になっている。
メキシコには多くのピラミッドが存在している理由がここで詳しく書かれている。
メキシコを訪れる際には是非おすすめしたい一冊。

日本では仕事とプライベート、どちらも毎日とっても忙しくて
ひとりで本を読んだり、ゆっくりとした時間を過ごすなんてほとんどしていなかった。
日本を離れたその瞬間から、時間の流れ、感じ方が変わるのは不思議なことだ。
わたし自身、何か変わったわけでもないのに。

だからわたしは旅が好きなんだな。
感じ方を180度変えるために、どこかへ出かけたくなるのかもしれない。

0.jpg

昼食は自炊した。
風邪に負けない体に戻すには、まずはごはんをいっぱい食べないといけない!

「ズッキーニとじゃがいものにんにくトマトスープ」
にんにくのことをこちらでは"アホ"というので
Sopa de tomate con ajo  ドパデコマテコンアホ 

にんにくを二片、ズッキーニ 1、トマト2、じゃがいも1
水500cc 、岩塩、唐辛子、コショウ、ガラムマサラ、カレー粉少々

パルメザンチーズを乗せたら本当に美味しくて、びっくり。日本でも作りたいな〜
メキシコにいる間に、少しずつオリジナルレシピを貯めていきたい。

2.jpg

ちょっとだけ散歩をしていたら、ネコが家の窓から顔を出していた。
メキシコで見るネコも日本となんら変わらない。人間は容姿が違うのに、ネコは変わらないなんて不思議だな

2012年10月2日 
m10.jpg

今朝は宿で仕事をすませたあと、火曜日に毎週開催される屋台がたくさん集まる市場へ。

ここでは、野菜をふんだんに使ったお惣菜を始め、気軽に食べることの出来るタコス、肉、魚の料理など

好きなものをちょっとずつ注文することが出来る。

メキシコでは昼ご飯をしっかり食べる習慣があるので、昼過ぎになれば市場は激混み。

わたしが夕食に食べる量を、メキシコの人たちは昼間に倍食べているようだ。


m11.jpg

良い匂いが漂う屋台でトルティーヤに包まれたチキンとチーズを揚げた料理や、タコス

そしてココナツ入りのミルクジュースを飲んだ。

メキシコではどこにいっても食べることの出来るタコス。

生のタマネギ、パクチー、鶏肉の入ったタコスはわたしの大好物。

前回旅をした時は、毎日タコスばかり食べていたっけ。

m12.jpg

その後、郵便局へ向かい 親しい人に手紙を送った。

旅先では必ず手紙を書いている。どんなに短い旅行でもひとりでその土地を歩いていると
故郷を思い、言葉を並べたくなる。

きちんと届きますように!メキシコシティには、日本のようにどこにでもポストがあるわけではなくて
郵便局まで足を運ばないと手紙を送ることが出来ない。

だいぶ昔の話だが、わたしが10代の頃お付き合いをしていた彼が、世界一周の旅に出た。
世界各国から届く手紙を読んで、その国にいる彼を想像した。
まさか、こうしてわたしもひとり各国を旅するようになるなんて、その時は思ってもみなかった。

手紙は電話やメールでは伝えることの出来ない 本当の気持ちが聞けるから好きだ。

m14.jpg

宿に戻ってから少し休みをいれて、18時にメキシコ在住のライター、長屋美保さんと合流。
彼女がおすすめしたいダンスホールがあるというので、案内してもらうことに。

名前は「SALON LOSANGELES」サロン ロサンヘルスと読む。 英語だとロサンジェルス。

中に入ってみて、驚いた!平均年齢65歳?の男女が踊りまくっているではないか!
100平米くらいある会場に、大柄のメキシコ人 おばあちゃん、おじいちゃんが集まっていた。

社交ダンスのように、マンボ、チャチャなどの曲の生演奏に合わせて踊る。
そのステップが見事で、わたしは映画の世界にいるような気持ちになった。
m15.jpg

わたしが席に座っていると、ひとりのおじさんから "踊りませんか?"と声をかけられた。

せっかくの機会なので、わたしは60代?のおじさんと フロアで一緒に踊り
くるくるとまわされたわけである。

メキシコではレディーファースト。
わたしはおじさんにリードされ、初心者ながらダンスに参加することができた。
でも、このシチュエーションが面白すぎて終始自分に爆笑。

m13.jpg

これがそのおじさん。いくつだったんだろう・・
それにしても皆さん、とっても楽しそうに踊っていたなぁ

素晴らしいこのダンスホールの様子を記録したのでお楽しみください!


2012年10月1日

mo6.jpg
昨日は一日宿でゆっくりできたので、今日は外へ出よう。

午前中、インターホンが鳴ったので玄関を開けると
今回うどん屋さんの壁画の仕事を紹介してくれた、CHIDO PROJECTの志田朝美さんが宿に来てくれた。

今日の予定は何も決めていなかったので、志田さんと一緒にシウダデラ市場へ出かけることにした。
何度いっても楽しい。特にウイチョール族のつくる民芸品は魅力に溢れている。

mo1.jpg

彼もウイチョールの人で、こんなにイカツイ顔をしてきめこんでいるのに
実はとっても陽気で、あちらから話しかけてきてくれたのだ。

びっくりするほど終始笑顔だったのに、写真を撮ってくれと言われたので撮ると
こんな顔になっていた。やりますな、ペドロさん。

ウイチョール族はビーズ細工や、羊毛をつかって絵を描くネアリカが大変有名で
わたしも帰国前には彼らの作品を沢山買って帰ろうと思っている。

この色合い、どこからやってくるのか!?
あるものを彼らは儀式で使用するのですが・・・

m4.jpg

これが"ペヨーテ"です。先住民の人たちだけが採取するのを許可されているそう。
病気を治すためにもちいられたりすることもあるそうですが
体に取り入れると幻覚を見るらしい・・!これが自然の力からなる作品作りなんて日本じゃ考えられないな。

内側から漲る色の力はペヨーテからきているのだとしたら、
わたしの色は何から来ているのだろうなー。ナチュラルな状態で絵を描いているから(もちろん)
自分に問いたくなった。

そんなペヨーテ、なんとお店の軒下で育てていたのでびっくり!!!

市場を堪能したあとは、そのまま志田さんのお友達のアーティストに会いにいく。

mo2.jpg

志田さんのお友達のルイジは、メキシコ人のアーティストで家には数々の作品が飾られている。
平面から立体まで、作品のひとつひとつにコンセプトがきちんとあって
その作品の幅広さに感動した。

平面ばかり制作していたわたしだったけれど、彼から沢山良い刺激をもらった。
しかも!すーーーーーーーっごく優しい良い人。

m03.jpg

一番右側にいるアレハンドラはファッションデザイナーで、彼女も志田さんのお友達なのだけれど
原宿にあるLAMPという、とっても可愛いセレクトショップで彼女の商品を購入することができます。

アレハンドラ・ケサーダ
http://www.alejandraquesada.com


そんな彼らと一緒に、夜はMUTEK MEXICO(ミューテック・メヒコ)の前夜祭へ!
モニュメントの全体が光に包まれて、プログラミングでいろんな形に光りだす
わー!すごい!メキシコでは今週イベントが開催されるそうなので、是非遊びにいけたら良いなーと思う。

 <<    <   1  2  3  4
PAGE TOP