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メキシコシティでアートフェアが開催されるというので
宿のオーナーこうすけさんと会場に足を運んだ。
海外でのアートフェアに行くのは初めて。
メキシコのアーティストの作品はどんな感じかな?

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わたしが特に好きだった作品はこれ!版画の作品なのだけれど
メキシコには珍しくとてもシンプルなのがまたよかった。
民芸品に関してはカラフルなものが特に好きだけれど版画はモチーフがとても重要なので
シンプルな色使いの作品も大好きだ。

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二階と三階で100を越すブースが出店していて、ギャラリーのスタッフとも話す機会があったので
名刺を交換したり、メキシコでも仕事ができるように
相変わらずわたしは、自己紹介を忘れなかった。

自己紹介は重要だ。
特にわたしのような仕事をしている人にとって。
自分を知ってもらうことで仕事につながることもある。

仕事は人と人の縁でできているのだから。

メキシコのアートシーンを少しだけのぞいたことで
更にやる気がわいてきた。

hola ! こんにちは。Boojilです。

先日わたしはCHIDO PROJECTの志田朝美さんとメキシコシティにある民芸品の美術館"MAP"へ行ってきました。
メキシコ全土からよりすぐりの民芸品を集めたこの美術館は、何時間でもいられるくらい見応えたっぷり!
特に女性にオススメです。

メキシコに留学しようと決めた理由はまさに、メキシコの素晴らしい民芸品に魅せられたから。

同じ人として、生み出す者として、メキシコ人の才能と、文化、技術にはいつも驚かされてきました。
色に溢れ、細部まで装飾された作品には人を惹き付ける力が漲っています。

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わたしの大好きなアレブリーへ。木製の動物のモチーフに、着色していきます。
模様一つ一つにも意味があるそう。オアハカの特産品です。

来週から始まる学生生活では、アレブリーへを作る授業もあるので今から楽しみ!

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そして、こちらも全て刺繍で構成されたタペストリー!
巨大なサイズです。圧巻!そして可愛らしい色合いに、愛くるしい動物たち。

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これはメキシコで有名な"生命の木"の一部拡大写真。
ひとつひとつ陶器で仕上げてあります。美術館でしか見ることの出来ない巨大なサイズ。
この作品を仕上げるのにいったいどれくらい時間がかかったのかしら・・

とにかく、メキシコの民芸品は手が込んでいて
奇想天外なアイディアと、モチーフに毎度驚かされる。
作り手の話を直接聞いて、できれば一緒に制作させてもらえたらいいな〜

メキシコ民芸品博物館 MAP
Revillagigedo 11 | near Independencia, Mexico City, Mexico
http://www.map.df.gob.mx

メキシコ人はフィエスタが好き。週末にもなると誰かのお家では必ずホームパーティーが開催されている。
大きな音で音楽を聞いて、お酒をぐびぐび。
年齢に関係なく、踊ったり歌ったり。5年前、一ヶ月にわたって旅をしたときは、フィエスタの文化も知らなかった。

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あくまでも観光客。暮らしの中にとけ込んでいなかった。
今だってきたばっかりのわたしは、まだまだメキシコのことを分かっているわけではないけれど
周りにいる人が皆親切に教えてくれる。

危険な事件も、魅力的な文化も、友達や、仕事 
いつだって、どこにだって素敵な人はいるものだ。
自分から探さなくとも、出会えることが素晴らしい。

今回メキシコシティでの仕事を紹介してくれた志田さんが
お友達を紹介してくれるというのでお邪魔することに。

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彼女はメキシコでとても人気のある"Natalia Lafourcade"
ナタリアちゃんは、日本の音楽業界で言うYUKIのような存在だそうで
わたしは数年前に志田さんにCDをもらってから彼女の歌を良く聴いている。
ふわふわと気分がまあるくなる可愛らしくて、優しい曲調

ちなみに志田さんはナタリアちゃんのCDを自主レーベルから日本で販売中で
特にこの"HUHUHU"は私もお気に入り。NEWアルバムがリリースされたばかりでナタリアちゃんは大忙し。
そんな中、一緒にごはんを食べることが出来ました。

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彼女はミュージシャンであり絵も描くということで、わたしもサササっと似顔絵を描かせてもらった。
すごく喜んでもらえて本当に嬉しい。志田さん、紹介してくれてありがと〜
メキシコでも絵描きの仲間が増えたらいいな。と思っていたし、彼女の28歳で同い年だから親近感が湧いた。

なにより、かわええええええええええええええ!妖精のようです。
優しくて、おちゃめ。飾らないとても素敵な人でした。

来年志田さんが企画をたてて、ライブツアーを開催するかもしれないとのこと。
是非わたしもいきたいー。その時にはスペイン語でもっと会話ができたらいいな。

昨日は日中は仕事をして、夕方頃メキシコシティの中心部、セントロで買い物に出かけた。
結局なにも買わなかったのだけれど、目の前に広がる町並みが面白い。

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斜めに傾いているビル、そこには人が住んでいる。
おんぼろのワーゲン。日本では決して見ることの出来ない時間の経過が伝わる風合い。
店には見たことのないカラフルな色の飲み物や、お菓子。体にはきっと良くないものが入っている。
問屋街でみた電球の種類の多さに驚き、将来住むであろう自分の新居にどれをチョイスするか想像を張り巡らす。

日本と同じ24時間の中で、わたしは暮らしているはずなのに 目にする全てのものが刺激的で
スポンジのようになんでも吸収できそうだ。

今日はライターの長屋美保さんの紹介で、最近メキシコに住み始めたあっこさんを紹介してもらう。
一緒にマリアッチを見に行くことにしていた。

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あっこさんと話していると、大阪に長く住んでいたと聞いたのでいろいろ大阪での思い出を話してみると・・
わたしがとってもお世話になっているおもしろい人、digmeoutcafeの古谷さんと仲良しだという。

こちらにきても尚、世間は狭いと日々思うのである。
海を越えると、日本人同士の距離が近くなる。
あっこさんとも大阪の話で盛り上がった。やっぱり自分がいた場所を思い出して言葉にすると、日本はますます良い国だな。
良い思い出が作りやすい場所だな。と思う。人との出会いはいつでも面白いなぁ。

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みんなで広場にでると、マリアッチを演奏する楽団の皆様が正装してものすごい数集まっていた。
100は軽く超すだろう!メキシコは野外でビールを飲むと捕まるそうなんだけれど
ここは許可がおりているのか?気軽に外でお酒を楽しむことが出来る。

さっそくリクエストに応えてもらい、3曲うたってもらった。
生演奏にマイクを通さない歌声、間近で聞く音楽はどこにいても気持ちがいい。

日本にいた頃は、よくライブにも足を運んだし 友達のミュージシャンのライブばかりにいっていたけれど
マリアッチのみなさんと、わたしの友達の音楽家が一緒に演奏したらとても素敵な時間になるだろうな〜と
想像してみたりする。
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音楽を聞くと、色んな人を思い出す。
いつもわたしを支えてくれる大きな力になる。

ライターの長屋美保さんに案内してもらい、ずっといってみたかったシウダー・ウニベルシタリアへ。

メキシコシティ南部のコヨアカン地区にあるメキシコ国立自治大学(UNAM)のメインキャンパスで

世界最大といわれる壁画を敷地内で見ることができる。

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本当に大きくて驚いちゃう!しかも4面で描かれていて、その全てがタイルでできているのだろう。
メキシコ人の作品への情熱にびっくり!日本で見たことのあるどんな作品より巨大である。
この前、六本木で見た草間弥生のやよいちゃんが30体集めてもサイズに足りない。

駅周辺は、大学都市となっていてとてもじゃないけれど一日で全てまわることはできないくらい広い。
現代美術館から、植物園、図書館、キャンパス なんでもそろってる!

日中は日差しが強いし、お腹も空いてきたので学食でごはんを食べにいく。

野菜コンソメスープとオムレツ、パン、ジュースがついて25ペソ。(150円)
とっても美味しかった〜。

しかも、国立大学の学費は一学期でたったの50センタボ(3円)!!!
破格値!ほとんどタダ!

入学するのも難しいし、卒業はもっと難しいそう。
努力した人のみ入学できるとのこと。わーこんなに素敵な大学だったら通ってみたかったー

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食事の後は、敷地内にある現代美術館へ。

展示されていた作品の中に、可愛らしいアンティークの絵本が沢山あったので
記録しておこう。メキシコのイラストレーションはどれもかわいらしいモチーフが多くて
色も多くてどれを見ても楽しい。

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今回は時間がなかったので、いけなかったのだけれど
敷地内の植物園に次回は行きたいな〜。植物園の中にはとっても大きなサボテンを沢山観賞できるそう。
ウナムは平和な雰囲気が漂っているし、次回はもっとゆっくり過ごしたいな〜

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