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おはよう、約束通り宿につくと友達の神様カップルに無事会うことができた。

とりあえず朝ごはんを食べていないので、ホテルのレストランで朝食。

オアハカのコーヒーは何しろ薄い。アメリカンだからって限界がある。
あ~美味しいコーヒーが飲みたい。

彼ははベジタリアンだそうで、
先にこちらに来ていた二人は食事にはとても苦労していたらしい。

どうやらメキシコは肉料理がメイン、
タコスなどのトウモロコシが原料のタンパク質を豊富に取るので、
かなりカロリーが高い。そして野菜不足にもなりやすいのだ。

だからみんな体が大きいんだな。と益々、納得!
そういや前方を歩くおばちゃんは、ほぼ100%正方形だ。

いやしかし、正方形に太るにはどうしたらそうなるのか不思議でならない。

やっぱり食事のせいなのか? 食事を済ませ、
とりあえずはオアハカにあるマーケットで買い物をすることに。
オアハカには、マーケットがいくつかある。 
今回はお土産がいっぱいのマーケットと、衣類メインのマーケットに行こうか。

マーケットに行く途中、ソカロ周辺でよく靴磨き屋さんを見かける。

日本でも昔はよくあったけれど、今はみなくなった靴磨きの商売。
メキシコでは、よく目にする光景で、靴磨きの仕事がなりたっているようだ。

子供から大人まで、みんな一生懸命仕事をしている。
50代くらいの男性が、外国人旅行客の小学生くらいの男の子の小さい靴を
磨いているのを見たときは、少し複雑な気持ちになってしまった。

街はもう死者祭が近いということで、祭壇に飾る花がマーケットには溢れて、
不思議なことに花もカラフル。

日本の合わせ方とはまた違って、大ぶりの花びらに派手な色の組み合わせ。
ん~メキシコらしいってこういうことなのかな。とにかくすごくキレイ!
そして安い!何本もの花束は1つ、10ペソ!(約110円)
これには驚きです!

マーケットの中には、外国人旅行客にむけた、お土産街もある。

メキシコ雑貨ってすごい可愛いんです。もう日本にいるときからメロメロだったものだから、
オアハカのこのマーケット、わたしにはもうたまらない場所で、何日いても飽きません!
約束できます、本当に。

このお店はブリキで作った雑貨だけを取り揃えたお店。
一つずつ、ペイントしているものがほとんどだそうで、なんとも可愛らしい。
まだメキシコにきたばかり。いつもは旅の最後にお土産を買うのだけど、
ここまで広いマーケットだと、一度見つけた良いものはなかなか再会できないそうなので、
良いものは好きなだけ好きなように買うことを決めていた。

初めてのマーケットでの買い物はもう止まらない!
こうしたお土産グッズを含め、まる1日の生活費 7000円 /1日 とだいぶ豪華にしていた
つもりだったが、ここまで欲しい物が揃うとどうしようもない。確実に足りなくなりそうである。

ん~このテイスト、まさに私の好みにドンピシャ!たまりません。

かわいい子供たちの仮装パレードを見て、大満足のわたしは、
そのままソカロをぶらぶらと歩く。
ソカロにはこうしてお菓子がいっぱいはいったカゴを片手に売り歩くおばさんや子供を
よく見かける。お菓子屋さんだ。
日本で言えば移動駄菓子屋とでも言おうか。
とにかくずーっと一日中、お菓子を売っている。わたしも一つ買ってみた。
お菓子はアメリカのお菓子に似ている。ホールズ?飴はアメリカの味がする。


時間はまだ9時、新しい土地をぶらつくと、時間を忘れてしまう。
けっこう歩いたかな、そう思った頃にはもう9時。なんと2時間も散歩していたようだ。

10時に神様カップル(前回書いた日記を参考にしてね)
会う約束をしていたので、ホテルトレボルに向かう。

向かう途中、トレボルの前はマーケットになっていたので、
ふらり立ち寄ってみた。メキシコのマーケットは面白い。
いつも売られているのか、分からないけど、マスク屋さん。
店のおじさんはとっても友好的。こうしてみんな優しく声をかけてくれるのだ。

マーケット内はとにかくカラフル。
キッチン用品も、おもちゃも、お菓子も、そしてお店そのものが
とっても派手で、店員さんだって、来ている服がみんな赤とか、ピンク、黄色に青
原色をかきあつめて、ドーン!と、乗っけたような感じ。
あ~欲しいものがいっぱい!もう大興奮のわたしだったが、早いもので約束の時間。

神様カップル、えいこう×わこちゃんに会うために、宿に向かう。
メキシコの肉屋さんは生なましい。
わたしには何ともないが、リアルな世界が苦手な人のために載せないでおこう。
鶏は足がついたままだし、ブタの顔だってもちろん売っている。

メキシコは日本と違って、肉→動物を殺める この事実を目から感じることができる。
本来ならそうあるべき、この風景も日本ではきれいさっぱりなくなってしまった。
田舎にいけば、まだまだその風景は残っているのだろうけど。

路上に並ぶ、花屋の美しさといったら、心から感動してしまう。
この真っ赤な壁がまったくいやらしくない。
原色だらけのこの街で、今日はどうやって過ごそうか。


今朝も6時半に目覚めた。まだ少し眠い。
せっかく早起きしたのだから、市内を一人で歩いてみようか。

朝のメキシコの町を歩くのは初めてだ。
顔を洗って、服に着替える。

ペルラの宿には旦那さんの作った、作品が所狭しと並んでる。
わたしの部屋にも、広間にも、それはあって、どれもとても可愛らしくてセンスがよかった。

階段を下りた場所には、仲の良さそうなカラベラ(ガイコツ)が飾ってある。
そういえば今日は死者の祭、一日目だったかな。
買ったばかりの一眼レフ、鞄にしまって外にでた。

メキシコの日差しはとことん強い。
かわって日陰に入れば肌寒く、太陽の力のすごさを知る。
そんな強い太陽にも負けないくらい、元気をもらえるメキシコのカラーにわたしは
ドキドキして、もうシャッターを切ることしか頭になかった。
一歩進むごとに表情を変える町並み。
向かいから来る、メキシコ人のまっすぐな瞳にはいつもワクワクする。

近くの屋台で、ミルクを注文。こっちのミルクは味が濃くてなかなか美味しい。
屋台のお母さんに声をかけられるが、やはりでてくる言葉は全てスペイン語。
とにかく生まれたばかりの可愛い赤子に 「ボニート」(可愛い)と言うことが精一杯。

ここ、ペルラの宿から15分ほど歩くと、街の中心部、ソカロに出る。
ソカロとは、街には必ず一箇所はあるような広場のようなところで、
周辺には屋台、店、銀行、教会などが集まっている便利な場所でもあり、
家族や恋人たちがベンチに座って、休日を楽しんでいたりする場所でもある。

ソカロを一人、ぶらぶらしていると、子供たちがパレードをしているのが見えた。
おぉ~死者の祭、前日祭ですか!これは一緒に歩くしかないでしょう!

あら~なんて可愛らしい。このパレードはなんだかハロウィンのようです。
子供たちはみんなそれぞれ仮装していて、一緒に歩く。みんなすごく可愛い。

そんな中、シャッターを押し捲ったわたし。
おっとパレード中の子供たちの中に、ものすごく興味深い女の子を発見。

彼女、なんとわたしの小さい頃の顔にソックリ!今ここで昔のわたしの写真を
お見せできないのが本当に残念なのだが、この子の写真を見たわたしの母も賛同している。
同じく父も。うーんメキシコでわたしに出会うなんて。実にビックリなお話である。

つづく

たらふく食べた後、まだ20:00なので、どうしようか?
とブラブラ3人であるいていると、ソカロ近くの一本道の角っこに
見覚えのある名前の宿がたっていた。

「TREBOL HOTEL 」
ト・レ・ボ・ル。。。 あぁぁぁぁ!

なんと偶然見つけた、このお宿。
実は地元のお友達カップル、エイコウ君とワコちゃんが
泊まっているお宿ではないですか!私の中で二人は神様カップルだと思っております。

彼女のワコちゃんは、メキシコが好きで、今回は2度目の旅、
しかもスペイン語を勉強していたので、出発前に色々情報を聞いていたのでした。

メキシコに行く時期がかぶっていたので、あっちで会おうね。といっていたのでした。

直子さんとナツミちゃんに、話をして、ホテルにはいってみることに。
直子ちゃんは町を散策するというので、ここでお別れ。
ナツミちゃんは、神様カップルにも会いたいとのことで、フロントのおばちゃんに声をかけた。

ここのホテルは優秀なのか、英語が話せるスタッフがいてよかった。
二人の部屋に電話をして、受話器を私に渡してくれた。

「もしもし!わこちゃん、ぶーこだよ!」

「わ~!!!!!!Boojil だよ~エイコウ!」

とこんな感じで、感動的なやりとりをし、二人が来るのを待った。

感動の再会です、地元の友達にメキシコで会えるなんて!すごいステキ!
もう嬉しくて嬉しくて。ホッとした。

4人でどこかに、お茶でもしにいこうかと。
宿を出て、キレイな通りにあるレストランに入った。

わたしとナツミちゃんは、ワコちゃんオススメのチョコラテ(ホットココアみたいなドリンク)。

エイコウ君とワコちゃんはチョコラテ、ビール、デザートを頼んだ。

そこでまたしても現れた、別の楽団。
一曲いかがかな?というので、リクエストすると、演奏が始まった。

なななんと!さっきのギター二人組みとは大違い、やる気のない楽団。
唄はへたっぴだし、なんとも眠そうだ。

どうやら完全にお金目当てで、気合が入っていない。

オアハカの情報を色々話し、明日の昼にもう一度会って市内を周ることにした。

わたしは1人、オアハカの夜の街 宿まで1人ガシガシ歩き、
インターネットカフェで、家族に到着の報告をして、部屋まで戻るのでした。

どうやらオアハカの街は、キレイ。そして思っていた以上に安全なようだ。

シャワーを浴びて、今夜はおやすみ。 明日はオアハカ初めての朝を迎える。
早朝市内をあるいて、シャッターをきろうかな。

時間になったので、待ち合わせ場所まで急ぐ。
場所はナツミちゃんが泊まっている、ドンアントニオという宿の前。

地図からいくと、北がこっちだからー。。
旅には友達からいつも腕時計につけられる、方位磁石を借りている。
方向音痴の私にはとっても役に立つ。

5分遅れで到着、少々迷ってしまったよ。ごめんね。
無事三人集まって、ご飯を食べに行くことに。

メキシコの街には【ソカロ】と呼ばれる広場のようなものがある。
街の中心にあって、周辺には屋台や、レストランが沢山あるとのことで便利。

バスで一緒になったナツミちゃんは、中南米をこれから1人で周る、タフなお姉さん。
直子さんはルチャリブレ、サッカー好きのOLさん。彼女はメキシコに魅せられて、
もうオアハカには3度目とかで、かなり詳しかった。

彼女が食べてみたいというので、通り沿いにあった、屋台で夕飯を食べることに。

大きなトルティージャ(すり潰したトウモロコシから作る、メキシコの伝統的な薄焼きパンのこと)の上に炭火で焼いた肉とチーズ、レタス、チリなどが載っていて、ボリュームのあるピザのようだった。

これ1人分、超でっかい。32ぺソ(約350円)
これがまた、あんまりお腹が空いていなかったものだから全部食べきることができない。
その様子を笑いながら見てくる、メキシコ人たち。
わたしが食べたのはチキンがのっているもので、チキンのことは【ポジョ】というんだよ。と
直子さんが教えてくれた。

かなり濃厚な味で、チキンはやわらかい。ん~おいしいですねぇ。
お好みでサルサをかけていただく。これはかなりの高カロリーじゃないのか?
最終日にオデブになっていたらどうしよう。。

そう思っていると、どこから登場したのか、
背後にはギターを持った二人組み。
いきなり歌いだしたではないか、
これぞメキシコ!

しかもかなりレベルが高い。

わたしはギターの音が大好きなので、
食べながらフンフン鼻歌を
口ずさんでいると、曲が終わった瞬間。

「セニョリータ」といって、
帽子を差し出された。
とっても素敵だったので、
みんなで2ペソずつ入れた。

会計を済ませ、屋台を後にし、ぶらついていると、そこら中で演奏会が始まっていた。


ん~メキシコだ~ギターの町っていうのは本当なんだなぁ。と思った瞬間。
こっちでの演奏はどこでもOKらしい。警察はまったく注意しない。
こんな素敵な音なれば、日本だってやってほしい。
むしろ、教えておくれよ~セニョール!


初めて歩くオアハカの夜 初めて食べたメキシコの伝統料理 あー旅が始まっている。
こんなにわくわくすることって、ない。


ソカロ周辺では、子供ずれの家族を何人か見た。
子供たちは仮装していて、街はハロウィンの日のようだ。
死者の祭って仮装もうするのか~と、可愛い子供を見つけては写真を撮らせてもらった。
ん~この可愛さ!たまらない!明日からの3日間、死者の祭で大盛り上がりするであろう、
オアハカの外の風景が楽しみで楽しみで、仕方なかった。

解説:死者の日
http://www.actiblog.com/renaissance/19477
メキシコでは、古代アステカ暦の10番目の月を「トラショチマコ」と呼び、幼く死んだ子供達の魂を迎える祭りがあった。その翌月を「ショコトルウェツイ」と呼び、大人の死者の魂を迎える。夏の祭りは、征服後に、キリスト教に改宗となり、カトリックとアステカの祭りが融合し、「Los Dias de Los Muertosディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)」となる。

この「死者の日」の儀式は、死者が迷うことなく招くためのオフレンダ(祭壇)へ、キリスト教の弔意を示す黒とアステカ人の弔意を示す橙の透かし模様切り紙細工に、四百の命の花センバスチ(マリーゴールド)、方位を示す4本の蝋燭、邪気を払う香と塩、炭火鉢、 死者の旅の疲れと渇きを癒す水、手を洗う水とタオル、死者の写真、死者の好物、大人の死者にはテキーラ、幼い死者にはチョコラテ(ショコラ)、 死者のパンに果物、砂糖菓子の髑髏、骸骨を祭る。道々には骸骨の砂絵がひろがる。

メキシコでは、人は三つの死を経験すると言う。一つは、肉体的な死。二つめは、土葬による母なる大地への回帰。三つめは、死者を知る人が現世からいなくなったとき

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