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アトランタで約5時間の乗換待ち。この時間はとにかく辛い。
日本との時差、アトランタは約14時間、
メキシコはプラス1時間の計15時間の時差だっていうんだからすごい。

12時間も飛行機にのって、やっとここまで来たのに時刻は日本にいる時から進んでいない。
なんだか時は止まっているのに、体は非常に疲れている。

まるで精神と時の部屋のようだ。(ドラゴンボールだよ)

ベンチで横になって、爆睡した後、眠い目をこすって次は約5時間のフライトで
メキシコシティを目指す。長い、とにかく長い。そして眠い。寝すぎて眠いんだろうか。

飛び立つ前、仲良くなったじゅんこさんは言った。
「もしかしたら空港に、友達が迎えに来てくれているかも。そしたら一緒に宿まで行けるかも」

あなたは神様の遣いですか?じゅんこさんが天使に見える。
その後ろにいるお父さんは牧師様?それともガンジー?

会ったこともない、じゅんこさんの友達よ。どうか空港においでください。
その熱い想いを心にしまって、5時間のフライトの中、またも寝たり起きたりの繰り返し。

その間、デルタ航空のお食事地獄攻めが、うまく決まってゴーーーーーーール!
6対0でデルタ航空機内の、ふとっちょさんが勝利。
わたしは欧米の狂食には勝てそうもない。

そして無事メキシコシティに到着。

そんな中書き上げた、わたしの日記のイラストの一部を公開。
こんなどうでもいい、「今日の私のファッションについて」 旅におしゃれは不必要。

飛行機に乗り込んでからの私は、1年振りの一人旅に正直ドキドキしていた。
今回はアトランタで乗り継ぎもあるし、行きつく先はメキシコシティ。

出発前、友人が言っていた 「メキシコって首絞め強盗が出るらしいね。」

その話を聞いた父親には 「お前、保険はかけたのか!」 「まだだよ、でもかける。」
「金は出してやるから、お前が死んだら今まで育てた分、返してもらうからな!」
結局保険は入ったけど、お金はもちろん私が払った。

こんなことを言われてしまったら、不安にならない訳がない。
父ちゃんは普段は目が見えないくらい、スマイルが素敵なおやっさんなのに、
一度怒り出すと手が付けられない。生まれつきの頑固オヤジだ。

まぁそういいつつも、きっと私を心配してのことだろう。

荷物を上の棚に押し込み、席に着席して、しばらくすると隣に日本人の親子が着席した。
ソワソワしていた気持ちが、なんとなく落着いた。

飛行機の移動時間は長い。ひたすら長い。
そんな中、恐ろしいことに、さすがはデルタ航空!!機内食がなんと軽食も入れて4回!
ひぃ、これにはさすがに驚いた。アメリカ人はどでかいはずだ。これじゃ太っちゃうよ。

 「チキン オア パスタ?」 「チキン?オア サーモン?」 「ブレェッドー」 「ブレェッドー」 

食事を重ねつつ、隣の親子を気につつ、ようやく話しかけることに成功。

隣のお姉さんの名前は「じゅんこさん」 彼女はお父さんと初めての二人旅。
そのお父さんはなんと67歳にして、初めての海外がメキシコとなるそうな!
これにはビックりだ。

その、じゅんこさんに色々話を聞いていると、メキシコ滞在経験が豊富らしい。

彼女はわたしの年齢の時に、南米・中南米を周っていたらしく、
彼女の話を聞いて、メキシコに対しての恐怖感が少し和らいだ。

話したり、眠ったり、絵を描いたり、映画見たり、トイレにいったり、寝たり。。。。

運よく窓側だったので、空の上から見下ろす雲も、
視線を変えずに見れる数え切れない星たちも、旅中のわたしには大切なお薬だ。
これから降り立つ、新しい世界とこの胸のドキドキを助けてくれる。

どんな旅になることか、そんな期待を胸に、12時間後ようやくアトランタに到着。

2007年10月29日 晴れ
あっという間にこの日が来てしまった。

いつからだったかな。メキシコに行きたいと思ったのは。
仲の良い友達で、メキシコに行ったことがある人は誰もおらん。

確か中南米雑貨店、『チチカカ』で働く友達のチエちゃんに会いに
よくお店に行っていたのだけど、その時に見たメキシコの色鮮やか雑貨たちに
胸打たれたんだと思う。なんてかわいくってクレイジーな色合いなんだろう。

日本にはないこの色合い、ピンクにブルーにオレンジの組み合わせ。
どれも派手でクレイジー。しかも全てが原色なのに、品があって、まとまっている。
いったいどういうことなんだ?

メキシコ この4文字を見つけては手に取る、目で追う、探る。
本や、画面で見るメキシコ、それを見てはもう最後。わたしは行かずにはいられなかった。
どうやら11月1、2日とメキシコでは死者の祭というものもあるらしいし。

バックパックを買ったのは10日前。
昔つかったやつだと小さすぎる。
今回はおもいっきり買い物をするんだから。

それに荷物を詰め始めたのは2日前。
腕時計を買ったのは成田空港、
そう出発の1時間前であった。

そんな私のmont-bellバックパック45rの中身を紹介します。
それに加えてズボンの下に入れるように薄いポーチ(カツアゲ対策)、
サブバックとしてグレゴリーのショルダーを持っていきます。

タンクトップ2枚、下着3組、エアテックジャケット1枚、ロンT、帽子、メキシコ版地球の歩き方、旅の指差し会話帳、菊次郎とさき(本:ビートたけし著)、電子辞書(前日母から餞別でもらう)、スペイン語教科書、南京錠2つ、ポケットティッシュ1、パスポート、シティバンクカード(10万入金)、1100ドル、アサラト(楽器)、スケッチブック2冊、色鉛筆、カメラ、バスタオル1枚、ミニタオル1枚、虫除けスプレー、薬、化粧品、洗濯ヒモ、歯ブラシ、石鹸、変圧器、カメラ充電器、化粧水、ゆびハブ(沖縄土産)、日本円5千円

旅の準備はいつもギリギリで、毎回ドタバタしてしまう。
成田空港のベンチで一人、ペラペラスペイン語口座を読む。
まったくもって集中できず、一向に進歩していない。

スペイン語を話せる友人、ねもちゃんに出発前 
『ムチャ テンゴ アンブレ』と『バーニョ』を教えてもらった。 
意味は 『超おなか空いた』 と 『トイレ』 だ。
これで人間の生活に必要な言葉は揃った!... と思うしかない。

もうやるしかない。デルタ航空、アトランタ→メキシコシティ行き
一人バックパックをしょって乗り込むのでありました。

11月22日14時30分 無事日本に帰国しました。

15時間のフライトはゆらゆらゆれて、今回はちょっと恐かったー
今夜は家族で日本食を食べに行きました。

好き勝手に自分から海外に出たのに、そんな私を迎えてくれる大好きなとーさん、かーさん。
みやげ物に文句をいうねーさんもみんな終始笑顔で、楽しい時間。

やっぱり海外から戻ってきた時の日本の匂いや、目から入ってくるもの全部
あー安心する。やっぱり日本は日本で良い。

そして、今回の渡航先、メキシコは
想像していたより危険ではなく、陽気であったかい街でした。

今回の旅で、またいろいろと学んだことがあります。

悲しくって涙して、嬉しくって涙して。
前回に引き続きわたしは違う土地でもまた良い涙出してきました。

やっぱり人間大好き、どんな場所でも。

さて、これからちょこちょこメキシコ旅日記を書いていこうと思います。

写真は宿先の子供たち

おはよーさんです。ただいまこちらは朝の10時50分。
今日は移動日。一昨日は村を訪ねてきました。

今いるサンクリストバルはとっても田舎です。
ただ、ちょっと足を延ばせばとってもキレイな教会もあるし、色んな人種、いろんなテイストが
混ざった場所でもあります。

グアテマラに行こうか悩んで結局時間オーバー。
今夜から恐怖のトータル20時間のバスの旅。北上してグアナファトにいこうと思っています。

今のわたしの格好は用意が悪かったせいで、防寒着を3枚ほどこちらでかったため
まるで現地の人です。

きっとこのまま日本に帰ったらホームレスのおじさんと仲良くなれるでしょう。

今夜からまた独り。一番わくわくできる時間です。
グアナファトは町並みがかわいらしいとよく聞きます。
おもちゃみたいな風景がまっているかしら。

それではまた近々。

アディオス!!!

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