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みなさま、お元気ですか?東京は本日春のような暖かさ。
気温が20℃近くあるのですよ〜Boojilの個展まであと3週間となりました。
みなさま、是非遊びにいらしてくださいね!

さてさて、第5話の更新です。


妊婦生活も4ヶ月が過ぎようとしていた頃、わたしの悪阻はまだ続いていた。

朝起きては「おえっ」という吐き気とともに、一日中、悪阻地獄に耐える。

「あ〜いつになったら落ち着くのかしら・・。」出産を終えた友達は

「妊娠中が一番幸せだよ〜!」と話していたのだけれど,,, ? 

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おかしいな・・けっこう辛いじゃないか!

やっぱり妊娠も人それぞれ。体調も人それぞれである。

人生色々〜島倉千代子も歌っていたもの。



この時期、産婦人科には4週間ごとに診察を受けにいき、

毎度エコー検査で見ることのできるお腹の中の赤ちゃんの成長には驚くばかりだった。


そして、安定期4ヶ月を過ぎた。

数週間前まで小指の先のサイズだった、クリオネのような我が子。

それが今では頭蓋骨まですっかり確認することが出来るのだから、人間の成長はすごい。

まるで植物のようにぐんぐんと、目には見えないところでも確実に育っているんだ。

顔にも触れたことがない我が子、姿形はこの目では見えないけれど

わたしの中に「お母さん」「赤ちゃん」という関係がしっかりと結びついている。

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「ドクンドクンドクン」と心音を聞くと、ようやく安心出来る。

あぁ、ちゃんと育ってる。毎度、診察を終えるまでソワソワしてしまう。

世の中のお母さんはきっと、我が子が健康に産まれてくることだけを

お腹にいる10ヶ月の間、願って、祈って、毎日を過ごしているんだろうな。


安心しきっていると、先生が

「赤ちゃんの性別、聞きました?」

「いえ、まだです。もう分かるんですか?」

「ん?これは〜・・・・」



「おちんちんですね」

「へ!!!!!!男の子ですか?」

この時期に性別が分かってしまうなんて、医療の進歩はすごい。

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わたしは先生の言うおちんちん見て

「ず、ずいぶん大きいんですね!?」と、聞く。


だってどう考えても、頭のサイズに比べると、どうやってもでかいのだ。

頭と同じくらいのサイズをしている我が子のおちんちん・・・

「立派な子じゃ・・・」


お腹の中でもこんなに立派じゃ、大人になったら大変だな・・・と思っていると


先生が

「あぁ、これ腕ですよ。腕。おちんちんは、こっちの小さな方ね。」


わたしは大きな勘違いをしていたようだ。

恥ずかしさのあまり赤くなる。

あぁ、この場を早く立ち去りたい。。

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と、言うことで我が家の第一子は「男の子」ということが分かったのでした!


男の子はやんちゃで、育てる上で体力が必要だと聞くし

大変そうだけれど、男の子は純粋でずっとお母さんのことが好きだと言うし・・!

そういえば、わたしは女友達と同じくらい男友達も多い。

幼少期から、男の子ととばかりつるんできたこともあるし

分かってしまえば、第一子が男の子、というのは案外楽しみである。




つづく・・・!

次回は、安定期を迎え初めての旅に出た、

おかっぱちゃんの珍道中をお届けします!



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東京はようやく春めいてきました。
ポカポカの日差しを浴びると、とっても元気になる季節。

さてさて、第4話の更新です。



妊娠が発覚したはいいが、特に変化のない腹部。

「いつからお腹が出てくるのかしら・・動きもまだ分からないし・・」

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本当に赤ちゃんがこの中にいるのだろうか?と、半信半疑なわたしは
この時期、2週間ごとにある産婦人科での検診を思った以上に楽しみにしていた。

子を宿すまで、知る由もなかったが、妊婦というものは想像していたよりも心配性だ。


いつもポジティブな考えを持つように心がけて来たわたしだけれど

妊娠をしてからというもの、これがホルモンバランスの変化なのか? 


別人になったんじゃないかというくらい、特に理由もなく

「赤ちゃんが死んでしまったらどうしよう。」など、朝起きるたびに考えていた。


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たった14日、寝たらやってくる次の検診日。


世に言う安定期は4ヶ月。(妊娠16週=妊娠5ヶ月の始まり)

先は短いようで、長い。


混み合った待合室。

きっとここにいる妊婦さんはみんな、不安を抱えているはずだ。

先生の「順調ですよ」という一言がこんなにもわたしの心を左右するとは。



妊娠2ヶ月、3ヶ月と、相変わらず仕事を続けていたわたし。(イラストレーターの仕事です)

この頃になってようやく"つわり"がやってきた。

朝、お腹が空いていると具合が悪い。強い吐き気がする。
何か食べないと、気持ちが悪いまま。

おっさんのような声で「おえっ」を連発。

わたしのタイプは "食べづわり" というらしい。

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適当に朝食を済ませ、あーこれで落ち着くかな。

と安心していると、20分後くらいに再び吐き気がする。


歯磨きをすると、食べたものが全てリバースすることもしばしば。。。

大好きなインドカレーを食べにいった時はひどかった。


帰り道、またもや気持ちが悪くなり 自宅まで5分の道を我慢できず 近所のマクドナルドへ駆け込みリバース!

「あぁ、インドカレーがああああああああああ!全部出てもうたあああああああああ」

まさに、悲劇である。

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あぁ、こんなに具合が悪いんじゃ、世の中の働く妊婦さんはもっと大変だな。。。

わたしの場合、仕事は自宅でもできてしまうため 具合が悪ければちょっとベッドで休むこともできた。



しかしながら、外での仕事もたまにはあるわけで・・

その日は、ワークショップの仕事で自宅から30分の場所にあるクライアントのオフィスへ。

バスと電車を乗り継ぎ、到着。



車酔いなんぞ、ほとんどしたことのないわたしだけれど、妊婦になってからどうもバスに弱くなってしまった。

気持ちが悪いまま、仕事をする。 不思議なことだけれど、人と会っている間はつわりがある程度収まる。
きっと緊張感があるからだろう。

仕事を終え、夕方帰宅しようと再びバスへ乗り込む。

「ううう、具合が悪くなって来た。。」


どうにか持参していた水を少しずつ呑んで、気を紛らわすも吐き気は止まらない。

最寄りのバス停まであと少し・・頑張れ、我慢するんだあ・・!

母ちゃんになるんだろうううよおおおお

・・・・・・・・・・・・・おげげげげげえええ!


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我慢ならず、あと家まで50mのところで歩きながら3回吐いてしまった。。

こっこれは。。。マーライオンだ、、、 妊婦はマーライオンだっ


こんなことなら、シンガポールで吐きたい。と強く願う、おかっぱちゃんでした。



つづく・・・!

次回は、いよいよ赤ちゃんの性別が分かりますよ〜!


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寒い日々が続いていますが、みなさんお元気ですか?
お待たせしました〜前回に引き続き、第3話の更新です。


妊娠発覚後、翌日すぐに産婦人科へ。わたしは家からバスで通える距離にある病院にひとまず行くことにした。

妊娠検査薬で陽性反応が出たとは言え、やはり病院でも検査してもらったほうが安心だ。


産婦人科にはお腹の大きな妊婦さんもいれば、女子高生、おばあちゃん、こども。。。など

どこを見渡しても、もちろん女性しかおらず、とっても静かで独特の雰囲気をかもしだしている。


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わたしは待合室で、待っている間、、

先生に「ご懐妊です。おめでとうございます!」

ドラマで見たことのあるようなシーンを妄想し、内心ドキドキしていた。


1時間ほど経過した頃、わたしの番がようやくやってきた。

「おかっぱちゃん〜どうぞこちらへ。1番の診察室に入ってくださいね」


中に入ると、その直後、看護師さんから

「それでは下着を脱いで、そのイスに座ってくださいね〜。」と声をかけられる。


座ると、自動でイスが動きだし、わたしの足はカエルのように広がり

大事な大事なオマタ様がおっぴろげ状態になるのである。


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「はい〜力抜いてくださいね〜」カーテン越しに男性の先生の声が聞こえる。

あぁ、見知らぬ男性にオマタ様の中に器具を入れられ、中の様子を見られる、この恥ずかしさよ・・・・


男性のみなさん、びっくりするのではないでしょうか。。

これが現代の産婦人科なのであります。


そんな恥ずかしい時間を過ごした後(といっても検査は数秒)

先生から結果を聞く。


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陽性反応でて、翌日に来たなんて、ほんと飛んで来たんですね・・・!

すっごく小さいけど、、、赤ちゃん、いました。

とりあえず、2週間ごとに来てもらって、問題なければ母子手帳もらってください。」

先生はちょっと笑って赤ちゃんの写真をプリントして渡してくれた。


写真を見ても、クリオネのような小さな丸い物体がそこには写っていて

「そうかそうか、赤ちゃんがいるんだなあ。わたしもお母さんになれるのかなぁ。」

と、今まで感じたことのない嬉しさと、不安な気持ちが入り交じった不思議な感覚になった。



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できたての赤ちゃん。まだ体に変化はない。

本当にいるのかしら?疑問に思いつつも、これから始まるであろう"つわり"

おかっぱちゃんは、まだその経験したことのない苦しさを知る由もなかったのである。


次週につづく〜

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Boojilが主宰、運営する東京おかっぱちゃんハウスで

マタニティヨガの教室を開催します。


"こころつながるお産の話マタニティヨガ"

2015年2月25日(水) 10:30-13:30

3,000円 (お茶付き・お昼ご飯など持ち込みOK) 

定員10名 (残りわずかです)

今回はマタニティヨガと、セサミオイルでセルフマッサージをお教えします。
また、お教室の後は希望者だけで、石神井公園の中をウォーキングしますよ〜!

みんなでマタニティの特別な時間を楽しみましょう。


詳細、ご予約はこちらから 

http://infoboojil.wix.com/okappachan-house#!schedule/cee5



お待たせしました〜前回に引き続き、第2話の更新です。


「おかっぱちゃん母になる」第2話 妊婦、酒を呑む


妊娠検査薬に陽性反応が出たことで、予想外な展開に

びっくりしつつニヤニヤと笑ってしまったわたし。


夫のいとちゃんに早く報告しなくては。。。はて、なんて答えてくれるだろうか?


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部屋にはいると、いとちゃんはパソコンでインターネットをしていた。

おかっぱ「ねえねえ、大事な話があるんだけど・・」

いとちゃん「え?何?どうかしたの??嫌な話とか??」


お「ええと、良い話だと思うのだけど」

い「何?早く話してよ」


お「・・・・・赤ちゃんができたみたい」


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い「・・・・・・・・・・・・・えええええええ!まじでええええええええ!?」


いつも穏やかな表情のいとちゃんもさすがにビックリしたようで

何度も何度も

「本当にできたの?本当に? え? 嘘じゃなくて? 本当に??」


何度、本当に?を繰り返しただろう。

しばらくすると、ようやく理解したようで


「そうか〜そうか〜赤ちゃん、できたのか〜」と、嬉しそうに笑っていた。


あぁ、ひとまず安心。

エピソード2_3.jpgとはいえ、わたしも母になる心の準備などまだできていない。

子どもはある程度好きだし、周りの友達にも子どもが出来始め、お母さんになった人も多くいる

けれど、こんなに好き勝手やってきたわたしが、立派なお母さんになれるのだろうか。


嬉しさと、不安が行き交う中

そういえば、、いつできた赤ちゃんだろう〜?と振り返ってみると

あ〜これは夏の終わりにできた子だな。

その頃にそういえば、、、、

両家の家族が集まりカラオケ大会があったなあ。。

思い出してみて、一気に青ざめた・・!

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・・・・・しこたま、酒飲んでたやんけ!

わたしったら!!

はうぁ!あの時、すでに妊娠していたのかっ!!!


いとちゃんの両親の前で歌うことに、まだ慣れていなかったこともあり、

家族揃って、調子にのって呑みまくっていたのです。あ〜しまった、、


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わたしの父も酒に酔った勢いで、振り付きでAKBの「恋するフォーチュンクッキー」を大熱唱。

いとちゃんの家族にどん引きされやしないか、ハラハラしたものだ。


妊婦になっていたとは知らず、酒を呑んでいたわたし、、

そして、泥酔でAKBを熱唱する還暦越えの父。


どちらも、もう元には戻れない。。。


気づいたからには、もうお酒は飲みませんことよ!!


こうして、わたしの妊婦生活は飲酒とともにスタートしたのであった。


つづく

来週をお楽しみに〜!



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*お知らせ

マタニティヨガを東京おかっぱちゃんハウスで開催します。

「こころつながるお産の話 マタニティヨガ」

http://infoboojil.wix.com/okappachan-house#!schedule/cee5


1月28日(水)10:30-13:30まで

ヨガは10:45-12:15まで。以降はリラックスタイム
3,000円  (お茶付き・お昼ご飯など持ち込みOK)   
定員10名 

現在わたしは妊娠7ヶ月に突入し、今回生徒として参加します。

妊娠中のみなさんと一緒に楽しくヨガができれば嬉しいです。

ご予約は東京おかっぱちゃんハウス、ホームページへどうぞ。




みなさん、長らくお待たせしました。
ようやく連載スタートです!


何もかも、包み隠さずさらけ出して書いていきますので皆様どん引きしないでくださいね!

はじまり〜はじまり〜



「おかっぱちゃん母になる」第1話 これって妊娠?


初めまして、旅が大好き!おかっぱちゃんです。

29歳、イラストレーターとして仕事をしております。

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そんなわたくし、前代未聞!

書籍にもなった「難あり男子」との恋愛&失恋を経て、昨年無事結婚いたしました。


難あり男子との失恋で、人生のどん底?と思うくらい落ち込んだ後のこの展開に、

私自身非常にびっくりしました。


体をはって、自分の恋愛をコメディとして本にするのはなかなか勇気が必要でしたが、

書籍となり難が去っていったのでしょうか。


初めての難なし男子との恋はやってきたのです。


夫のいとちゃんとは高校の同級生でして、卒業後10年間は親友として付き合いがございました。

そんな彼と、東日本大震災を境に、関係性がグッと深くなり

恋人としてお付き合いが始まりまして、それから3年を経て(ほんとにいろいろあったのよ)

念願の結婚にたどり着いたのであります。


結婚、結婚式、いろんなエピソードがありますが・・

人生の大イベントを終え、バタバタしていた日常から

少しだけ落ち着きを取り戻した頃、、来るはずの生理が来ないのであります。


姉に勧められて付け始めたアプリ「ルナルナ

生理の日を登録するだけで、生理日や排卵日、妊娠、避妊をサポートしてくれるアプリ。

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生理の周期を過去一度もつけていなかったわたしはこのアプリを使い始めてから

生理予定日になっても生理がこないと毎度ソワソワ。

付けない方が楽だったかも?そんな想いがありつつも


「赤ちゃんができたんじゃないかしら・・」と前のめり街道まっしぐらでした。


結婚もしたし、30歳も目前だし、赤ちゃんは授かり物だから

いつできてもいいなあ。と夫婦で話していたのだけれど

避妊しなくなったからって、そんなに簡単にできるものではないのですね!!赤ちゃんって!!!!


あたしは知りませんでした〜

避妊しなかったら、すぐにできるものかと思っていたのであります。 お恥ずかしい・・


すぐに妊娠検査薬で調べては、何も反応しない真っ白な結果に

「あぁ、できていなかった。わたし、赤ちゃんできる身体なのかしら・・」

落ち込んだ日もありました。


なので、今回もきっと勘違いだろうと、期待をせずにトイレに行き、

余っていた妊娠検査薬で調べてみると・・



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でっ、できとるやんけ・・・・!

これが・・妊娠なのか!?!?!?!?


思いがけぬタイミングで、陽性反応が出たのであります。

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つづく



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