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あっという間に日が暮れて、
ゴンザレスマグワイヤーは眠くなる

目が覚めるともう次の日になっていた

するとドアをたたく音がする
コンコンコン

ゴンザレスマグワイヤーは驚いた
もしかしたらスモーキンガのお化け子供たちが
来たのかもしれない
小さな小窓から外をのぞくと誰もいない
おや?

コンコンコン

また音がする
恐る恐るドアを開けると
そこには小さな鳥ちゃんが立っていた


こんにちは、僕は鳥です
鳥ちゃんはピンク色だった きれいなきれいな羽を沢山つけている


ゴンザレスマグワイヤーは、
嬉しくて笑いそうになった

おしゃれな虫くんもきっと、
スモーキンガのお化け子供たちと一緒だ
きっとうそをついて、
僕に恥をかかせようとしているに違いない

ゴンザレスマグワイヤーは
そう思って笑うのをやめてしまった

おしゃれな虫くんは不思議そうな顔をして、
そのうちどこかへ飛んでいってしまった


兄さんおきなよ

ゴンザレスマグワイヤーは目を覚ました。
目の前におしゃれな水玉の虫くんが飛んでいる

おしゃれな虫くんはこういった
お兄さんとあたしのお洋服
どっちがおしゃれかしら

お兄さんのお洋服、とっても可愛いわ

これは僕の体だよ、洋服じゃないんだ
そんなことはどうでもいいのよ、
あなたとってもおしゃれだわ

その時、不思議な夢を見た
沢山の動物や植物が僕の前に現れて・・・


夢の中、耳元でブーンブーンと音がする

小さな葉っぱは集めりゃ大きなじゅうたんに
小枝の破片は雨から僕を守ってくれる
きっとここなら誰にも見つからないだろう

ゴンザレスマグワイヤーは
まるまる三日寝ないでお家を作った

疲れたゴンザレスマグワイヤー
寂しそうなゴンザレスマグワイヤー

へとへとになってぐっすり眠ってしまった


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