BLOG

2005.10.26 Wed

ぼくはコロです

こんにちは、初めまして。ぼくはコロです。
17年間ちょっと、横浜のお家にいます。

今ぼくは毎日寝ています。でも時々、外に出たくなります。
みんなは僕のこと心配して、外に出て行くと、うちにいたほうが良いって言うんだ。

ちょっとほおっておいて、お願いだから。
たまにオシッコとかしたくなるのは、みんな同じでしょう。

僕はね、あんまり喧嘩とか好きじゃないんだ。
だから、前に毛むくじゃらの面白そうな奴が出てきて、僕のことワンワン吠えても、
気にしない、僕は好きだからね。


毎日、朝晩行ってたお散歩は、僕の日課。
子供たちが大きくなってからは、毎日夕方か夜の一回だけになった。
もっとお外に行きたかったのに。


おいしいご飯もいっぱい食べたかったよ。たとえば牛丼とか。
いつも固形の茶色の食べ物だった。
みんなはいいよな、寒くても中に入れるし、僕はいつもお外の小屋の中さ。


僕はもう、最近お腹が空いても、何も食べたくなくて、
きちんと歩けなくなってしまった。


毎日夢を見るよ。一日中、自由にひとりで散歩してる夢。
一番の幸せだよ。

だけど、家族のことも好きだよ。
父さんが帰ってくると、一番に迎えてやるんだ。
ナマイキな末っ子は、まぁまぁ好きだから、たまにしっぽを振ってやるんだ。
そうすると、喜ぶからね。


母さんも、姉ちゃんも大好きだよ。


周りと比べるわけじゃないけど、あそこのやつより、そこのやつより、
僕は一番幸せだよ。多分ね。
毎日僕の名前を読んで、泣きじゃくってる家族を見たからね。

昨日なんて姉ちゃんが隣で寝てくれたんだ。

僕はとっても幸せ。


僕はコロ、立派な18歳です。

2005.10.25 Tue

想いだす事

さて、一息ついて、目の前を真っ白にしてみよう。
そう、今あたしがいる場所は自宅ではない。
今日は予定が合って違う場所に。

ここはあたしの好きな町だ。

集中している事、集中している時、
余計な事を思い出さなくてすむこと

でもふと我に返ると、あの子のことを思い出しては
少し涙が出そうになって

喉の奥が苦しくなる

あたしは考える事、空想したり、思い出したりすることが
好きだったり、癖であったりもする

だからずっと忘れられないだろうし、忘れたくないんだろう

こんなに切ない気持ちになったのは、
2年振りだ

家族を失うのは、こういう気持ちだったんだ
失恋と同じ感情だということに気付いたみたいで


とりあえず、家に帰って一番にすることは
あの子を抱きしめる事だ

2005.10.22 Sat

ちょっとおやすみ

こんにちは、Boojilです。
ゴンザレスマグワイヤー、中盤まできました。
みなさんの反応はどんな感じかな?

今日、久しぶりに実家に帰ってきました。
ほんとは代々木公園のアースガーデンに行く予定だったのだけど。

帰ってきた理由は、うちの愛犬コロ。
コロはここんとこあたしが家を留守にしている間、元気をなくしてしまったらしい。
母さんから連絡が入って、コロが元気がないのよ。
今朝なぜかコロの夢を見た。とても嬉しそうに外を走っていたのに。

そう、コロはもう18歳。気づかぬうちに、先月18歳になった。
時間が過ぎるのは早いもので、あたしが3、4歳の時から、もう18年。

幼稚園でもらった、お風呂セットを、コロに自慢しながら見せていると、
知らない間にアンパンマンのスポンジは粉々に。
コロのおもちゃにされてしまって、わんわん泣きながらぶった。
とても可哀想なことをしたな。と今思う。

コロをキャンプに連れて行ったことも、海に連れて行ったこともあったし、
庭でやるBBQにはいつも嬉しそうに肉をほお張っていたし、
玄関にいれてあげた時、あたしが起きると、あたしの部屋にコロがいたり、

あたしはコロが大好きだった

だから、こんなに元気のないコロを見るのは初めてで。
とても寂しい。

明日、目が覚めたら、コロがいなくなってしまいそうで。
あたしは久しぶりに目がパンパンに腫れている。

生き物は全て命があるから、いくら願ったっていつかは死んでしまうんだ。
コロも、わたしも。それは仕方がないよ。

その、長いようで短い人生は楽しかったかい?コロちゃん。
こうやって、文章を打ち込んでいると、君との別れが悲しくて、
涙が出るよ。

きっと今はもう目が見えないんだね。
下を向いて、ウロウロ歩き回っているから。

コロ、君は父さんや、母さんや姉ちゃん、あたしにとっても可愛がられていたから、
真っ暗な世界でもきっと奥に映るものはカラフルで、
夢の中でもきっと辛くないよ。

犬が欲しい欲しいって言ってたあたしに、父さんがコロを連れてきてくれたんだ。
本当はあと一週間したらなくなる命だったんだよ。
君はノラだったからね。

きっとお別れは寂しくなるけど、あたしは君が偶然家に来て、
本当に幸せだったよ。
コロちゃんありがとう、あと少しかもしれないけど、最後までそばにいてね。

そういうと鳥ちゃんは嬉しそうに笑ってこういった
本当にありがとう、ゴンザレスマグワイヤー
僕はずっと彼女に会いたかったんだ

また遊びに来るよ 本当にありがとう

ゴンザレスマグワイヤーは
生まれて初めて ありがとうといわれて
なんだか恥ずかしくなって口元がもごもごした

心の中がぽあっと、
まるでホットミルクを飲んだときみたいに
あったかくなった

ゴンザレスマグワイヤーの体からお花が咲いた

君がここにいると風が教えてくれました
君はゴンザレスマグワイヤーですね?

そうだけど、何の用だい?
ゴンザレスマグワイヤーは聞いた

僕は君に用事があるわけじゃないんだ
君の体に住んでいる
鳥さんに用事があるんだよ

さぁさぁ、早く、鳥さんを出しておくれよ

何を言っているんだい?

ふとした瞬間、ゴンザレスマグワイヤーは驚いた
派手な模様の鳥が動いて顔をひょこっと出した

やっと迎えに来てくれたのね、あなた

 <<    <   258  259  260  261  262  263  264  265  266  267     >> 
PAGE TOP