BLOG

2008年10月7日を振り返る-4

ペゴパヨ~のもつかの間。

わたしはその足で、韓国にいったら一度はいってみたい、あの店を探した。

大好きなハナレグミ たかしくんや、友達 辻ちゃんのバンド bonobos

来月にはキセルがイベントをやる 韓国ソウルで知ってる人は知っている

弘大(ホンデ)に位置するカフェBAR 『空中キャンプ』 

ホームページ http://kuchu-camp.net/

いつ聞いてもキュンとする、永遠のミュージック FISHMANS

FISHMANSを愛する店主が、作ったお店なので、店内は日本のアーティストの曲が
よくかかっているらしい。

日本人のわたしとしては、とっても嬉しいし、ちょうど土曜日にはイベントもあるそうなので

前もって遊びに行ってみたかったのだ。

行ったり来たりを繰り返し、結局間違っていたわたしの行き先。

方向転換を試みて、3分で着く場所に20分ほどかけて到着。

しかし、我ながら自己ベスト! 

有森優子さんのように『自分を褒めてあげたいです』

やっと見つけた空中キャンプ なんと閉まっているではないですか!

そうか、まだ20時ならば仕方あるまい。

すかさず周りを見渡して、まっすぐ進んでみると、またもや焼肉ストリートに入った。 

その先に一軒、ちょっと可愛らしい小さなBARを発見したので即入店。

わたしがアニョハセヨーといった後、すぐ英語で話しだしたので

バーテンの彼はちょっと驚いた顔をしていた。

でも、彼も英語が話せたので、お互いゆるーりぺーすで会話を試みた。

『ひとまずビールください。』

ここの店は『人間』というBARらしく、人と人との繋がりを大切にしたいという

コンセプトでやっているようなことを言っていた。 わたしと一緒じゃないの。

わたしも人間大好きな人なので、嬉しくなった。

バーテンの兄ちゃんは32歳 お客さんで来ていたショートヘアの彼は26歳

アパレルブランド POLOの店員さんらしいが POLOが嫌いで嫌いで仕方ないらしい。

社員じゃないと給料が悪いから嫌でもやってるそうで、あーこれぞ仕事。

どこも一緒なんだなぁ。と共感。 そうはいってもわたしは就職したことなし。

大尊敬してしまうわけである。

彼らはとっても優しく、気の良い人たちで 韓国の焼酎はうまいし

焼肉と焼酎なんて もうっっ最高で最高で仕方ないんだぜ!的なことを教えてくれた。

そして最後にロックンロール!といってこんなポーズをとった。


奴らなかなかやりよるよのう!

そう!韓国じゃラルクアンシェルが流行っているんだよ!

ロックンロールは忌野清志郎大先生だけじゃなかったのね!

韓国で清志郎はどこまでロックンロールなのか気になった。


http://www.kiyoshiro.co.jp/


旅先のわたしの一日は長いようで短い だけれども内容が濃いもので

書く事が多すぎる 飽きずに読んでくださる皆様 どうもありがとう

やっと2日目を書き終えたところ  引き続き、読んでくださいね。

2008年10月7日を振り返る-3

ジョンアと、ジョンヘにさよならをして、
わたしは一人この弘大(ホンデ)という街を散策することにした。

すひゃんさんいわく、この街はアーティスト・ミュージシャン・ギャラリーやクラブ
なんでも揃う、特別な場所らしい。

期待に胸を膨らませ、近くの坂を下っていった。

道を挟んで両側に、おしゃれなカフェや、ショップ、日本にあるようでないような
そんな雰囲気の店がずらり。

当たり前に存在するものも、新鮮に見えてくるものだ。

それはきっと、わたしがドキドキしているから。

ひとつの店にはいっても、店員さんはどんな人だろうだとか。
店にある物に+して、人柄が気になってくる。

自分の足で歩いて、見つけた場所は、すごく特別なものになる。

可愛いワンピースが欲しかったので、坂道の途中に位置する
more-i (モレアイ)というお店に入ってみた。

彼女は店員さんなのだけど、すっごく可愛い笑顔の持ち主で、すぐ打ち解けた。

こちらの人は試着室に入るにしても、一声かけずに、とつぜん着替え始めるので
少し驚いたが、わたしとしては硬すぎる日本の文化よりフランクなこちらの
お客さんの方が分かりやすいし、楽しい。

色々試して、ミニのワンピース一枚と、リブの入ったレギンスを買った。

78000ウォンだけど、日本円にしたら7000円弱。 安い安い

また彼女に会いにいこーっとフンフン考えながら店を後にした。


インテリアショップにも入ってみた。こちらにはセンスの良いものがかなりある。

とっても可愛いノートを発見したので、自分のために2冊購入。

日本で買えばきっと500円くらいしそうなものでも、こちらでは250円

文具はなかなか安いみたい。滞在期間中にいろいろ集めたいな。

ゆるーりゆるーり歩いていると、ヤキニク屋があった。
可愛い!ブタのクレイジーウォール。

なんとビックリしたのは、ヤキニク屋の隣も、その隣もその2軒先もヤキニク屋ではないか!
どういうこっちゃねん!

まるでタイの屋台のようだ。隣の隣も、そのまた隣も同じお店ってどういうこと!?
と、思ったけれど、さすがは韓国ヤキニクが有名なのも分かる気がする。

しかし、友達と行くのならばいいけれど、わたしは一人でヤキニク屋に入る勇気がない。

へたれなのか、寂しがりやなのかなんなのか。

とりあえず、友達つくってからまたこよう。

ちょっと歩きつかれたところで小さなギャラリーを見つけたので入ってみることにした。

韓国人アーティストの作品を見るのは初めてだったのだけど、
すごく楽しい。しかもみんなわたしと同い年ではないか。

頑張っている人が世の中たくさんいるんだな~と関心した。

ギャラリーのオーナーらしき、男性が

コーヒー飲むか?と聞いているようだったので
うんうんと頷くと、おいしいコーヒーが出てきた。 うまい!

その後、奥さんらしきキレイな女性が出てきたので、
本を見ながら話してみようと、韓国語に挑戦することに。

まず最初に出た言葉がこれだ 『ペゴパヨー(はらへった)』

すると、奥さんはビックリした顔をして奥にいってしまった。

わたしは何か変なことでも言ってしまったのだろうか。
この辞書は本当にあっているんだろうか?とソワソワしていると

奥さんが勢いよく、戻ってきて 韓国語で何か言いながら
昼間に食べた『キムパ(海苔巻き)』を持ってきてくれた

食べなさい 食べなさい といっているのだろうか。

お腹が空いたといってから、1分もたたないうちに私は満腹。

この運気どうしてくれようものか。日本にいる乞食の友達に幸せをおすそ分けしたい。

韓国語の話せない私と、5分前に会ったばかりで ここまでしてくれる彼女たちに

わたしはすごく優しい気持ちになった。

ギャラリーの奥さんに個展のDMをわたして深くお辞儀をしてまたね!


夜は長い まだまだわたしは元気なので これから飲み屋にでも入ろうかな

2008年10月7日を振り返る-2


会場に戻ってみると、嬉しい人が待っていた。

リー・ジョンアである。 

あれは3年前だったろうか?

東京ビッグサイトで行われたデザインフェスタ

彼女は雑誌で私のことを知り、その時
私のために、わざわざ韓国から足を運んでくれたらしく、本当に嬉しかったことを覚えている。

こうして韓国で個展を開くことになり、一番最初に知らせた相手は
もちろん、ジョンアだった。

たまにしか連絡を取り合わない私たちでも、こうして会えたことが何よりも嬉しい。

ジョンアはお友達の、ジョンヘを個展に連れてきてくれた。

そして、わたしにプレゼントがあるといって

韓国の伝統工芸品 

胡桃の木のクシと、和紙のような韓紙、そして小くて可愛いポーチをくれた。

しかも、お手紙付き!!しかも全て日本語書いてあるではないか。

も~これには本当に本当に本当に嬉しくて、大感激である。

ここまでしてくれるなんて、本当にありがとう ジョンア。

きっときっと時間がかかったと思う。 うぅぅ 感動。

友達のジョンヘもとっても優しくて、彼女は日本語もほんの少し話せるらしく

日本語・英語・韓国語 いろいろ混じって会話が成り立っているのが面白い。

今回DMにもなっている、WANNY WANNY の前で一枚。

明日一緒に出かけようと誘ってみると、すぐさまOKしてくれた。

彼女が仁寺洞(インサドン)に明日連れて行ってくれるという。

楽しみである。

2008年10月7日を振り返る

すひゃんさんの声で目覚めた。

私たちは少しだけ寝坊してしまったので、あっという間にベットから飛び出し、

パジャマを脱ぎ捨てた。

そうだ、韓国に来たんだ。昨日の精神的苦痛の旅を終え、これからどうなることやら。

2度あることは3度ある とはよく言うもので。 わたしは少しだけびびっていた。

すひゃん’sハウスを後にし、二人で個展会場のSuッkara へ。

http://www.sukkara.co.kr/

彼女はここのオーナーで、設計やメニューもプロデゥースしているそうだ。

この弘大(ホンデ)というエリアはとてもとても面白い。

日本とまるで変わらないばかりか、日本よりも可愛くてオシャレな店が

たくさん並んでいる。想像以上に、可愛い町並みに少々驚いた。

そしてそして、着いた着いた。

ホームページや図面から、想像していたよりも広く、そしてめちゃんこオシャレ。

レンガ調の壁に、置かれたイスたちも色とりどり 落ち着いているんだけど

そこには温かみとセンスの良さが出ていて、とっても可愛い。

何よりも、私の好きなブルーのドアがたまらないのだ。

休憩にどうぞ。といただいたのは、

ここに来るまでにすひゃんさんが買ってくれた 『キムパ(のり巻きのこと)』

漬物とチーズとシソと。。。色々入っているのだけど、これがまためちゃめちゃうまいのだ。

お腹も空いていたので、いくつも食べてしまった。

やっとのことで、ひとまず展示の準備を終え、わたしたちはお昼ごはんを食べようと

昔ながらの定食を食べるべく、移動した。

展示を手伝ってくれた、日本人の清水さんと、タイミングよくいらした

すひゃんさんのお友達、野村さんも一緒に行くことに。

15分ほど歩いて、到着した店は、すひゃんさんオススメのハンジョンシク(定食)屋さん。

ここのエリアの中でも一番おいしい店だそうで、アットホームな場所だ。

白菜の入ったチヂミをまずいただいたのだけど、うまいったらありゃしない!!!

外はパリパリしているし、中はあつあつで、こんなチヂミ食べたことがなかった!!

写真は、野村さんと清水さん とっても楽しいお食事タイムでした。

も~おなかいっぱい!さて、そろそろ戻りましょうか。


弘大(ホンデ)エリア はこういう場所です。
target="_blank">http://www.k-plaza.com/seoul/area/hongdae.html

弘大(ホンデ)とは、芸術・美術系の大学である弘益大学校(ホンイック テーハッキョ)の省略で、この大学周辺エリアを指す。 弘大は、芸術・美術系では韓国トップクラスの大学。そのため多くの優秀な若者がここで学び、芸術家、デザイナー、設計士、フォトグラファーとしてデザイン業界、広告業界、放送業界(映画・音楽業界を含む)、建築業界、音楽業界などで個性を発揮して活躍している。そんな大学の影響からか、この周辺には学生を対象にした画材店や美術用品店があるだけでなく、おしゃれで個性的なカフェやバー、クラブ、雑貨店などが建ち並ぶ。特にクラブは、音楽好きのDJや業界関係者、10-20代の若者が数多く集まる人気スポットで、多くのクラブが集結しているエリアだ。弘大の正門から続く通称「ピカソ通り」と呼ばれる通りには、夕時路上パフォーマーがギター片手に演奏していることも。ソウルの若者文化を感じることができるエリアのひとつといえるだろう。

2008年10月6日を振り返る


飛行時間はたったの2時間半。

その間わたしは飛行機に乗り遅れたことを、こと細やかに記していたようだ。

日記にはこう書いてある


『前髪が短いのがなんとも悔やまれる。 これでは顔が丸見えではないか!

穴があったら入りたい。 自分の失敗を謝る相手がいないので、なんともやりきれない。

悲しみよ、さようならバイバイヨ』 

きっとすんごい悲しかったんだろう。 しかし、今では懐かしい。

わたしはいつもは絶対に飲まない、機内サービスのビールを注文し、

一気に飲み干した。頭がふわふわしてきたぞ。うんうん良い調子だ。

悲しいことは忘れてしまえ。えぇい!

機内では 『恐怖!ビックリ人間』 のような番組が放送されていて

あり得ない格好をした、柔軟人間がパフォーマンスをしていた。

食事中にこればっかりは、どうも厳しい。 満腹になった腹を押さえ、読書に集中した。

友人から譲り受けた 『ときどき意味もなく ずんずん歩く』 著:宮田珠己 

こちらを、ゆっくり読んでいく 5分に一度はクスリを笑ってしまう、彼の文章には

旅人芸人魂と、愛が込められている感じがして、わたしは大好きだ。


また、急激に落ち込むことなどあったとしたら、わたしは確実に

ビール+宮田珠己で 乗り越えられるであろう

やっぱり私は基本的にポジティブなようだ。

もう少し反省したほうがいいのであろうが、すでに元気なわたしがそこにいた。


ポジティブージルはいよいよ韓国 仁川(インチョン) 空港に到着!

さぁ、バス乗り場はどこだ?

インフォメーションのお姉さんに声をかけてみる。

もちろん日本語は通じないので、ここからは全て英語である。

Boojil 『弘大(ホンデ)行きのバスに乗りたいのですが』

インフォ 『お客様、申し訳ございません。もうバスは終わってしまいました』

Boojil 『 !!! 』

インフォ 『ソウル行きのバスならございますよ』

Boojil 『分かりました。いってみます』

危うく成田での二の舞になるところだったが、すひゃんさんに連絡をして

『ソウルまでバスに乗ってきてください。 降りたらタクシーに乗って欲しいので

着いたらひとまず電話をください。』 と案内を受けた。

1時間弱、バスに乗って 運転手のおじさんに 『降りなさい』 的なしぐさをされて

わたしは一人バスを降りた。どうやら終点のようなので、ひとまず安心。

バスを降りて電話をかけようと思ったが、小銭がないではないか!

両替は済ませておいたが、これはまたしても予想外の展開だ。

近くにいたお兄さんに声をかけると、彼は日本に住んでいたそうで、今一時帰国中。

とっても親切な人で、すひゃんさんに電話して聞いてくれると言う。

彼の助けもあり、タクシーを拾ってスムーズにすひゃんさんに会うことが出来た。

こうしてわたしの一日目はとんでもない精神力を要する日となったのである。

明日は、すひゃんさんと一緒に会場へ向かい、作品を設置する日だ。

楽しみ楽しみ。

彼女が出してくれた梅のジュースが、今になってとても恋しい。

 <<    <   1  2  3  4  5     >> 
PAGE TOP