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みなさん、こんにちは。

昨日のNHK・Eテレ『青山ワンセグ開発 決勝戦』をご覧くださった方、本当に本当にありがとうございます。

そして、これまで応援してくださった皆様、心の底から感謝いています。

みなさんの応援もあって、この度優勝することができました!

この秋からNHKでアニメ『おかっぱちゃん旅に出る』がレギュラー番組になります! 

せっかくなので、この作品にかけてきた想いや、みなさんへの感謝の気持ちを込めて 長々と書かせていただきますが

放送中には伝え切れなかった感謝の気持ち、制作秘話を是非読んでもらえたら嬉しく思います。

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アニメ『おかっぱちゃん旅に出る』の企画を出してくれたのは、友人でもある監督、田中のぞみちゃんです。

小学館から出版された、わたしの旅のエッセイ本『おかっぱちゃん旅に出る』を、

彼女がアニメにしてNHKのコンペに出そうと話を持ちかけてくれました。

おぉ~!いいねぇ。楽しそうだ!すぐさまOKし、彼女はプロデューサーの中川憲さんと、脚本家の秋山竜平さんに声をかけ企画書を提出。

書類審査の製作会社は80社。そこからしぼられ、二次面接へ。見事合格するも、そこからは大変でした。

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限られた時間の中で、

肝心なのは4月期放送で1位を取らなければ決勝戦へすすめない。

みなさんの応援あったからこそ、4月期の

アンガールズと田原総一郎の討論番組に勝ち抜き、決勝戦を迎えることが出来たのです。

あっという間に2ヶ月が過ぎ、決勝戦当日が昨夜。みなさんの応援・投票なくしては叶わなかったレギュラー化です!

本当にありがとうございます。

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さて、制作秘話を話すと...

わたしが旅先であった出来事を伝え、秋山さんが会話劇にアレンジ。

わたしは毎日おかっぱちゃんを描き続け、おかっぱちゃん地獄に。目がリアルに白目になりました・・

のぞみちゃんと中川さんは編集作業にスケジューリング、二人が一番大変だったと思います。

おかっぱちゃんの相手役&オープニング曲には、ミュージシャンの友達・小田晃生くん。彼が10人分の役を演じてくれました。

オープニングアニメーションは、以前からお世話になっている

映像作家のトーチカ ナガタタケシさんを軸に大阪電気通信大学で制作していただきました!可愛くて大好きです。

5分間のアニメーションと聞くと、短いように思えますが、

この作品には、みんなの努力と、わたしの10年分の旅や、活動全て詰まっています。

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*こちらは2年前劇場版として制作した『おかっぱちゃん旅に出る』映画館での上映もされました。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B006DPY3UE

絵を仕事にしようと思ったきっかけも旅でした。

高校を卒業して、スタイリストになりたかったわたしは服飾の専門学校に通い

毎日誰がおしゃれだとか、そうじゃないとか そういう見た目だけの判断や、周りの反応にうんざりしてしまい 将来の夢に疑問を感じるようになりました。 

夏休みを延長して、タイとカンボジアに旅に出ることにしたのです。

初めて、バックパックを背負い旅に出た19歳の夏

たった5ドルで宿に泊まるれることも、1ドルでお腹いっぱいごはんが食べられることを初めて知ったし

目の前に広がるアンコールワット遺跡群の美しさに感動し、ジャングルに囲まれた雄大な景色に心を奪われた。

かわって、多くのストリートチルドレンが存在することに震え

手足のない幼い男の子が道に寝そべり、お皿にお金をいれてほしいとせがむ。この現状を見て、わんわん泣いたものだ。

わたしが日本で感じていた"当たり前"は、ここでは特別なことだったんだ。

テレビで見てなんとなく分かっていたはずの景色は、現地で目・鼻・口・耳・肌 五感をフル稼働させたときにようやく理解することが出来る。


カンボジアで出会った子供たちは、みーんなボロボロの服を着ていて、はしゃぎながら裸足で駆け回っていた。

その姿を見て、たくましさを感じたことを鮮明に覚えています。

綺麗な洋服を着れなくても、とても幸せそうだった。

それは、わたしの中でおしゃれに対する価値観が180度変わった瞬間でした。

旅は人を感動させるだけではなく、人生を左右することだってあるんですねぇ。

当時英語を話せなかったわたしは、地面に棒で絵を描いて子供たちとコミュニケーションを取りました。

みんな笑顔で一緒にお絵かきしたことが、一番の思い出です。

絵を描くことは場所を選ばず、紙とペンがなくてもできる。世界共通の遊びです。

このことがきっかけで、絵を仕事にしたいと思い立ち

フリマで絵を販売することろからスタートした、わたしの活動も

今年がようやく10年目。わたしは8月で28歳になります。

活動を始めた当初、両親は大反対 『絵でお金が稼げるわけがない。就職しなさい』

友人も『自由でいいね、将来は大丈夫なの?』と心配されるばかり。

ただ、ただ悔しかったなぁ。でも、それは愛情の裏返しなのも今ならよく分かります。

夢を追いかけて、一生懸命動くことは決して悪いことじゃないし、無駄にはならないはず。

そう思ってがむしゃらに駆け抜けてきました。きっと認めてもらいたくて、頑張ってきたんだと思います。

仕事も増え始め、人とのご縁から大きな仕事もいただけるようになって

ようやく周囲が認めてくれるようになりました。両親や友達から『たいしたもんだねぇ。』と言われたとき

嬉しくて嬉しくて仕方なかったなぁ。続けてきて本当によかったなぁ~と心の底から思いました。

頑張っていれば夢が叶うんだ。全てではないけれど、少しずつ。

あれから毎年ひとり旅をするようになって、海を越えて多くの刺激をもらっています。

世界は広い。いろんな生き方があることを、自分の経験からみんなに伝えていけたらいいな。

押し付けじゃなく、興味を持ってもらえたら いくらでも応えることのできるわたしでいたい。

ひとり旅をすると、日本の常識が通用せずに苦労することもある。

インドで17時間電車を待ちぼうけしたことや、高熱が出て5日間寝たきりになったり

ラオスで崖っぷちをおんぼろバスで走りぬけたときは死ぬかと思ったり、途中立ち往生して泥だらけでラオス人と一緒に車を押したこともあったっけ。

生きていれば全て良し おみやげ話にしたらいいもの。

時には、現地の人の優しさに涙することもあります。

自分の辞書に新しい言葉や、景色が刻まれます。行ったことのある場所は、どれも愛着がわくもの。

遠く離れた場所で、家族や友達の存在がとっても大きく感じることがあります。

更に感謝できるようになるし、日本がもっと好きになるはず。

だからやめられないのです。旅は人の心を豊かにしてくれる特別な時間だから。


わたしの活動は、みんなの応援なくしては成り立たないから

感謝の気持ちを忘れずに、日々暮らしていきたいです。

これまでに出会い支えてくれた方に、心から感謝を申し上げます!

みんなで勝ち取った優勝です、無駄にはしません!

今日から毎日頑張って作り上げます。

また新しいスタートを切ることができて、この上ない幸せです。

本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!!!


ベトナム ひとり旅 まだまだあるある 可愛い雑貨
ベトナム ひとり旅 まだまだあるある 可愛い雑貨
ベトナム ひとり旅 まだまだあるある 可愛い雑貨
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やっとのことで、ホーチミンに戻ってきました。

10日間で飛行機に4回乗り、寝台列車に2回も乗るなんて!

初めてのひとり旅から、フットワークの軽さはさほど変わっていないのかもしれません。

しいていえば、泊まったホテルは少しランクがあがったかしら?(とりあえずベッドの上に虫はいない)

今回は500円ー2500円の宿に宿泊しました。今日泊まっているBALI HOTELなんて15ドルで、めちゃくちゃ綺麗です。朝食もついているし!

ホーチミンではお買い物や食事を楽しんでいます。今日はかに料理を食べに行きました。

脱皮したばかりの皮の柔らかなカニを揚げて、甘酢であえたものに、パクチー、ライムをしぼって食べる料理です。

これがまた、ビールにあう!めちゃくちゃ美味い!!!

そして、わたしは買い物に精を出しています。

スーパーではベトナム料理の調味料と、ライスペーパー、そして麺、缶詰、コーヒーに、コーヒーミル。

小さな雑貨店で、刺繍入りの巾着や生地を買いました。

写真は、ホーロー鍋に皿。花柄が可愛らしい!

それに、ハノイで見つけた松と鶴が描かれた珍しい柄のカップ。なんとひとつ40円。


週末いった北部のサパで買ったモン族の藍染上着。

異国の地で見つけたものは、日本では出会えないものばかり。

わたしの夢は、世界中で使われている日用品を集め、将来持ちたい自分の店に飾り、使用し、長年愛し続け、お客さんに土産話を届けること。

誰かが旅にでるきっかけを作ることができたら、幸せだなぁ。

残り2日。
せっかくなので、ホーチミンを巡ります。


Boojil
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ベトナムひとり旅   花モン族のマーケット
ベトナムひとり旅   花モン族のマーケット
ベトナムひとり旅   花モン族のマーケット
ベトナムひとり旅   花モン族のマーケット
ベトナムひとり旅   花モン族のマーケット


6月30日

ベトナムは北部のサパで、六時間に及ぶトレッキングに参加し

これまでにないくらい険しい道を歩いていきました。

美しい棚田が広がる景色に、ため息が出るほど感動し

山岳民族のザオ、モン族のみなさんと話しながら、共に山を歩き、身も心もリフレッシュすることができた。

山岳民族の人々の暮らしは、金銭面では貧しいが、豊かな自然に囲まれ、生きるために農作物を自分の畑で育て、多くの子供を産み、助け合って生きている。

わたしは旅に出ると必ず、生きていく上で必要なものが本当はなんなのか、自分に問う。

トレッキングを終え、翌日は花モン族の市場を訪れ、日本にいる友人のためにお土産を買った。

そのまま寝台列車に乗り、10時間。
今度はタヒチからきたイザベラと、オーストラリアからきたヒラリーと一緒の部屋になった。

女三人で過ごす寝台列車の夜は、おしゃべりがつきない。新しい出会いはいつも胸がときめく。

今夜はよく眠れそうだ。目覚めたら首都ハノイに着く。


残りの旅もあと3日間。

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ベトナムひとり旅 サパで出会った景色
ベトナムひとり旅 サパで出会った景色
ベトナムひとり旅 サパで出会った景色
ベトナムひとり旅 サパで出会った景色



昨日の早朝4時半に寝台列車はラオカイ駅に到着した。

ラオカイからミニバスに乗り、サパへ移動する。

ここでも客引きが待ち受けていたので、値段交渉し、乗り込む。

サパ市内まで一時間程度、小さなバンに日本人はわたししかいなかった。

くねくねと曲がった山路をバンは駆け抜ける。

車の窓から見る景色は見事な美しさ。

高地を走るがゆえ太陽の光を浴びた棚田の青々とした緑が目に飛び込んでくる。

乗客のひとりは酔いに耐えられず、
終始「うぉえぇぇ〜」と吐き続け

窓から入ってくる心地よい風と、吐瀉物のツンとした酸っぱい臭いが複雑に入り乱れ

感動しつつも、このシチュエーションが面白く、わたしはニヤニヤするばかりであった。

サパにつくなり、多種多様な大勢の山岳民族のみなさんから

「わたしの作ったお土産買ってね」
と、熱烈なアピールを受ける。

「ひとまずお土産はいいから似顔絵でも描かせてちょうだい。」

そう伝えると、みんなすっかり押し売り状態をやめ、優しい笑顔で接してくれるのだった。

サパの街は山に囲まれた小さな街だ。
富裕層と、低所得の山岳民族たちの暮らしには大きな差がある。

山岳民族の彼女らの中には20キロ近く歩いてやってくる者もいるそうだ。

わたしはたくましく生きる彼女たちに、アジアを旅するたびに勇気をもらうのだ。

学校にもいかずに、旅先で学べることは大きい。明日は彼女たちにガイドをしてもらいトレッキングで村を訪れる。

5時間に及ぶトレッキング、
楽しみながら、頑張ります。

Boojil
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ベトナム ひとり旅 山岳民族が住む街サパ
ベトナム ひとり旅 山岳民族が住む街サパ



旅も五日目

昨日は忙しないホーチミンからハノイへ飛行機で移動した。

たまたま席が前後になった、オーストラリア人のロバートと到着後空港から市内までバスで移動した。

わたしもロバートも目指す場所は北部のサパ。山岳民族が多く住むこの街は、わたしにとっては興味深い街なのだ。

カラフルな民族衣装、昔ながらの暮らしは、先進国日本に住むわたしに多くの刺激を残してくれるであろう。

サパには、ハノイから10時間寝台列車にのって移動する必要がある。

どうしても今夜出発したいわたしは、無我夢中で代理店に列車のチケットを依頼する。

が、まずまず高い!のである。安い車両は満席だというし、、どうしたものか。いや、しかし今夜出発したい。

結局チケットを購入すると、ロバートはそのハゲ頭に汗を大量にかきながら
その巨体を怒りで震わせていた。頭に血が登り、ベトナム人はうそつきだ!と罵声をあびせていた。

騙されるのはごめんだ。だが、こっちにも非がある。納得した時点で仕方がない。

なら買わなければいいじゃないか。
久しぶりに気の合わないオーストラリア人である。

結局ロバートと同じ車両になってしまったので、駅までタクシーをシェア。

到着後、寝台列車は4ベッドあることに気づき、後から乗り合わせたドイツ人カップルのおかげて安心した。

ロバートと二人ではこの旅がつならなくなある可能性大である。

サパに着くのは10時間後。

ロバートのイビキが案の定うるさく眠れない。

夜があけたら、サパに近づく。
まだ見ぬ土地を目指し移動する時間は最高に贅沢だ。

本を読んで、明日を想像する。
あぁ、明日が楽しみだ。

Boojil
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