2012.10.02 Tue
踊ろう!メキシコのダンスホール
2012年10月2日
今朝は宿で仕事をすませたあと、火曜日に毎週開催される屋台がたくさん集まる市場へ。
ここでは、野菜をふんだんに使ったお惣菜を始め、気軽に食べることの出来るタコス、肉、魚の料理など
好きなものをちょっとずつ注文することが出来る。
メキシコでは昼ご飯をしっかり食べる習慣があるので、昼過ぎになれば市場は激混み。
わたしが夕食に食べる量を、メキシコの人たちは昼間に倍食べているようだ。
良い匂いが漂う屋台でトルティーヤに包まれたチキンとチーズを揚げた料理や、タコス
そしてココナツ入りのミルクジュースを飲んだ。
メキシコではどこにいっても食べることの出来るタコス。
生のタマネギ、パクチー、鶏肉の入ったタコスはわたしの大好物。
前回旅をした時は、毎日タコスばかり食べていたっけ。
その後、郵便局へ向かい 親しい人に手紙を送った。
旅先では必ず手紙を書いている。どんなに短い旅行でもひとりでその土地を歩いていると
故郷を思い、言葉を並べたくなる。
きちんと届きますように!メキシコシティには、日本のようにどこにでもポストがあるわけではなくて
郵便局まで足を運ばないと手紙を送ることが出来ない。
だいぶ昔の話だが、わたしが10代の頃お付き合いをしていた彼が、世界一周の旅に出た。
世界各国から届く手紙を読んで、その国にいる彼を想像した。
まさか、こうしてわたしもひとり各国を旅するようになるなんて、その時は思ってもみなかった。
手紙は電話やメールでは伝えることの出来ない 本当の気持ちが聞けるから好きだ。
宿に戻ってから少し休みをいれて、18時にメキシコ在住のライター、長屋美保さんと合流。
彼女がおすすめしたいダンスホールがあるというので、案内してもらうことに。
名前は「SALON LOSANGELES」サロン ロサンヘルスと読む。 英語だとロサンジェルス。
中に入ってみて、驚いた!平均年齢65歳?の男女が踊りまくっているではないか!
100平米くらいある会場に、大柄のメキシコ人 おばあちゃん、おじいちゃんが集まっていた。
社交ダンスのように、マンボ、チャチャなどの曲の生演奏に合わせて踊る。
そのステップが見事で、わたしは映画の世界にいるような気持ちになった。
わたしが席に座っていると、ひとりのおじさんから "踊りませんか?"と声をかけられた。
せっかくの機会なので、わたしは60代?のおじさんと フロアで一緒に踊り
くるくるとまわされたわけである。
メキシコではレディーファースト。
わたしはおじさんにリードされ、初心者ながらダンスに参加することができた。
でも、このシチュエーションが面白すぎて終始自分に爆笑。
これがそのおじさん。いくつだったんだろう・・
それにしても皆さん、とっても楽しそうに踊っていたなぁ
素晴らしいこのダンスホールの様子を記録したのでお楽しみください!
2012.10.02 Tue
メキシコシティのアーティスト
2012年10月1日
昨日は一日宿でゆっくりできたので、今日は外へ出よう。
午前中、インターホンが鳴ったので玄関を開けると
今回うどん屋さんの壁画の仕事を紹介してくれた、CHIDO PROJECTの志田朝美さんが宿に来てくれた。
今日の予定は何も決めていなかったので、志田さんと一緒にシウダデラ市場へ出かけることにした。
何度いっても楽しい。特にウイチョール族のつくる民芸品は魅力に溢れている。
彼もウイチョールの人で、こんなにイカツイ顔をしてきめこんでいるのに
実はとっても陽気で、あちらから話しかけてきてくれたのだ。
びっくりするほど終始笑顔だったのに、写真を撮ってくれと言われたので撮ると
こんな顔になっていた。やりますな、ペドロさん。
ウイチョール族はビーズ細工や、羊毛をつかって絵を描くネアリカが大変有名で
わたしも帰国前には彼らの作品を沢山買って帰ろうと思っている。
この色合い、どこからやってくるのか!?
あるものを彼らは儀式で使用するのですが・・・
これが"ペヨーテ"です。先住民の人たちだけが採取するのを許可されているそう。
病気を治すためにもちいられたりすることもあるそうですが
体に取り入れると幻覚を見るらしい・・!これが自然の力からなる作品作りなんて日本じゃ考えられないな。
内側から漲る色の力はペヨーテからきているのだとしたら、
わたしの色は何から来ているのだろうなー。ナチュラルな状態で絵を描いているから(もちろん)
自分に問いたくなった。
そんなペヨーテ、なんとお店の軒下で育てていたのでびっくり!!!
市場を堪能したあとは、そのまま志田さんのお友達のアーティストに会いにいく。
志田さんのお友達のルイジは、メキシコ人のアーティストで家には数々の作品が飾られている。
平面から立体まで、作品のひとつひとつにコンセプトがきちんとあって
その作品の幅広さに感動した。
平面ばかり制作していたわたしだったけれど、彼から沢山良い刺激をもらった。
しかも!すーーーーーーーっごく優しい良い人。
一番右側にいるアレハンドラはファッションデザイナーで、彼女も志田さんのお友達なのだけれど
原宿にあるLAMPという、とっても可愛いセレクトショップで彼女の商品を購入することができます。
アレハンドラ・ケサーダ
http://www.alejandraquesada.com
そんな彼らと一緒に、夜はMUTEK MEXICO(ミューテック・メヒコ)の前夜祭へ!
モニュメントの全体が光に包まれて、プログラミングでいろんな形に光りだす
わー!すごい!メキシコでは今週イベントが開催されるそうなので、是非遊びにいけたら良いなーと思う。
2012.09.30 Sun
ゆっくり過ごす日は
2012年9月30日
到着してから毎日のようにどこかへ出かけていたので疲労していたのか?
それに加えて一日の寒暖差が昼間と夜で10度くらい違うので、わたしは風邪を引いてしまった。
日本から持ってきた薬はたいてい旅先で効果がない。
宿のオーナーこうすけさんが、メキシコの薬をくれたのだけれど これがまたすごい色!
黄金虫のように緑に光っているんだから、おもしろい。
飲んだとたん効き目が強いのか眠気がすぐにやってきて、スコーン!と眠りについた。
外は晴れていた。メキシコは空の色が日本と違う。
太陽の力が強いのか、色がとても美しく見えるのだ。
わたしの好きなブーゲンビリアもメキシコにくるとぐっと色が強くなって、魅力を増す。
それに反して、悲しい現実も多い。
シンナー中毒になっている子供たちも多い。道を歩いていると、薬物にそまってしまったような人も多く見かける。
仕事に就くことができず、現実逃避からそうした道を選んでしまう人もいるそうだ。
そんな中、希望を持てるのは メキシコ人の陽気な人柄 人と人の距離感
挨拶をするとき、初めて出会う人同士でも 抱き合い頬を寄せてキスをする
町を歩けば、どの場面でも会話が生まれ 笑顔を見せてくれる
日本からここにやってくると、すごく優しい気持ちになれるから不思議だ。
メキシコは愛に溢れた国なのかもしれない。
天気がいいのに、お出かけをせずに今日は一日宿にいたので
うどん屋さんの壁画デザインと、フリーダの絵を描くことにした。
メキシコにきてじっくり、ゆっくり絵を描いてみると
純粋に絵を描く楽しさを感じた。
色が好きで、絵を描いていると 心が安らぐ。 明日が楽しみになる。
眠る前に健やかな気持ちになる。
"やっぱりここに来てよかった" と思うのだった。
2012.09.29 Sat
憧れのフリーダ・カーロ
2912年9月29日