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サンファン・チャムラを訪ねた後、隣の村"シナカンタン"も訪ねる事にした。

タクシーを一日貸し切りにして、運転手さんにいろいろガイドしてもらっていたので安心。今回一緒に同行しているのは、日本人のお友達、作家のBeBeさんと、ショピンの野々歩ちゃん、馨くんである。

わたしたちが村にたどり着いた時、もうあたりはすっかり暗くなり始めていた。

運転手さんが友達に家に招待してくれるとのことで、シナカンタンの村人の家を訪ねた。

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この村の女性達もまた、機織りや刺繍のレベルが高く、自分たちが着る服も

自ら作っているそうだ。地べたに座っての作業はきっとしんどいのだろうなぁ。

わたしはテーブルクロスを2枚購入。日本に帰った時に引っ越す予定なので

新居に使おうと思う。この家のおばあちゃんがとても可愛らしく、親しみやすかった。

中心部からたった30分車を走らせただけで、日常で使われる言葉がスペイン語ではなく

その村の言葉に切り替わるから驚く。村の伝統はこうして言葉でも守られていく物なのだろう。

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彼女が作った織物について話をしていると「夕飯を食べていきなさい。」と

台所へ案内された。わたしたちはお腹が空いていたので、是非是非!と心を躍らせた。

台所に入ると、娘さんが食事の準備をしていて焼きたてのトルテジージャをご馳走してくれた。これが今まで食べたどこのトルティーヤよりも素朴で美味しく、いつもなら3枚も食べればお腹がいっぱいなのに、わたしは5枚も平らげてしまった。

みんな大満足!メキシコの優しい味に触れて、心も大変満たされたのでした。

それにしても、この台所の魅力と言ったらすごい。

薪で火を焚いているので部屋の中は墨で真っ黒。何年もかけて重ねていった自然の色合い。時間の経過とともにその魅力を増していくのだろうな。

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帰り道、村の教会によって集まっていた民族衣装を着たおじさんたちが祭りの準備をしていた。みんなポシュという75度もあるお酒を飲んでいたから上機嫌。
おもちゃみたいな生バンドにあわせて、足踏みしながら踊っているみなさん。
わたしたちはなぜか迎えられ、一緒にダンスをして盛り上がった。
あーメキシコって本当に面白い。心の優しい人が多い。

わたしが日本に帰ったら、待ち行く人に 気軽に声をかけてしまいそうだ。
日本に帰っても、ストレスフリーで
いつも明るく振る舞えるようなわたしでいたいものである。

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Hola ! como estas ? ずっとあっためていた日本の某企業とのお仕事がスタートし、

わたしは今メキシコの南部、グアテマラの国境の近くに位置するサンクリストバル・デ・ラス・カサスという街にやってきました。

5年前にもこの街を訪れて、とても好きになった場所。

久しぶりに吸うこの街の空気は、なんだかちょっとアジアの匂いに似ている。

家々は彩られ、インディヘナの女性達が市場で仕事をし、ローカルな雰囲気漂う落ち着くところです。

オアハカと違って、天気の変化が大変激しいサンクリストバル・デ・ラス・カサス。

それもそのはず!なかなかの高地でここは標高が100mもあるのです。

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街の中心部から車で20分も走ればいくつかの小さな村を訪ねる事が出来ます。

また別日に紹介するけれど、メキシコに遊びにきてくれた

ミュージシャン "ショピン" の野々歩ちゃんと、田中馨くん(元SAKEROCK)とサンファンチャムラ、シナカンタンという街を訪ねました。

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女性達は刺繍や編み物、機織りも全てこなし、サテンのシャツに、黒いもこもこスカートを着ています。

男性は同じ素材の黒い毛むくじゃらのコートを身にまとい、テンガロンハット。

サンファンチャムラの村人が信じている宗派は、伝統宗教とキリスト教が融合したオリジナルの宗教で

教会にはおびただしい数の松の葉が敷かれ、数えきれぬほどのロウソクに灯がともされ

中では、medicoと呼ばれる医者の代わりになるシャーマンたちが、病気や悩みを解消するため

呪文を唱えながら施術をする。卵と、炭酸水(コカ・コーラも可)が病気に効果的だそうで

祭壇にはコカ・コーラが飾られているからびっくりだ。

わたしは今回が二度目だけれど、何度来ても鳥肌のたつ、非常に神秘的で悍ましい光景だ。

中は撮影禁止。最も!目には見えないすごいパワーが集まった場所のように思える。

サンクリストバルに立寄ることがあれば、是非訪ねてみて欲しい。

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が、村の人々には礼儀正しく接するように心がけたいものだ。

彼女達はスペイン語ではなく、マヤ民族独特の言語を話す。

が、中にはスペイン語も話せる人がいるのでコミュニケーションが取れた事が嬉しかった。

5年前は言葉も話せなかったし、もっと閉鎖的な印象だったけれど、優しく接してもらえたような気がする。

村は変わっていない、わたしに変化があったから印象も変わったんだ。

旅をする上で、その土地の人が話す言語を勉強すると180度違って見えるから面白い。

勉強して本当に良かったと思ったし、もっと話せるようになりたいな。





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写真は次の村へ行く途中立ち寄った、サンファンチャムラの墓地。

こちらはオアハカの墓地とは異なり、土葬。亡くなった年齢によって十字架の色が異なる。

夕暮れに訪れたからか、光が綺麗にはいりこみ、美しい風景が広がっていた。

日本の墓地は怖くて薄気味悪いとされているから、夜は怖くて立ち寄れないけれど

もう少し入りやすい雰囲気になれば、わたしたちも気軽にお参りに行けるし、死者の魂も喜ぶような気がしてならない。


つづく








みなさん、Hola ! como estas ?

そういえば、先日メキシコシティに遊びに出かけた時に、おもしろいお客さんがやってきました。
4年前に友人を通して知り合った

俳優の青木崇高くん。http://stardust-blog.net/aokimunetaka/2013/01/0815.html

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彼はロサンゼルスの映画祭に、出演している映画「るろうに剣心」で招待され、その帰りにメキシコに立ち寄ってくれたのである。

以前わたしの著書「おかっぱちゃん旅に出る」も購入してくれ、旅好きなのは友人から聞いて知っていた事もあり
メキシコで会うのをとっても楽しみにしていたのだった。


再会するなり、どでかい沢庵漬けを二本もお土産に持ってきてくれた。ありがたいこっちゃ。

しかしながら、滞在中はいろいろとわたしが案内するはずが、200%方向音痴のわたしは記憶力最高峰のムネくんに

メキシコを案内してもらうことになり大変迷惑をかけたわけである。彼にとっては初めてのメキシコなのに!なんという失態。


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わたしが役に立ったのは市場での1コマであった。

メキシコで数日過ごしたあとキューバにひとり旅に出るムネくんはわたしに

「おみやげをもし買うなら陶器は絶対にあかん。壊れてまう。おれ、キューバ行くし。」と言っていた。

それがどうだ、一緒に買い物をし始めて10分後、彼は陶器でできたカラフルなガイコツの置物を手から離さないではないか。

さっきまで「陶器だけはあかん」と主張していた、青木崇高 32歳。

わたしは市場のおばちゃんとの仲介にはいり、見事交渉成立。少しは自分のスペイン語が役にたったか!?

市場は大変大きいのだが、結局ムネくんが買ったものは主に陶器でできたガイコツ、計9個。

「誰にあげるの」という質問に「全部おれの」と答えた、青木崇高、32歳。

次の日、バックパックかついでキューバに向かった彼を見て、第一線で活躍している役者さんの中に

なかなかこういう面白い人はいないんだろうなぁ。と思うのだった。

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今回登場した、俳優の青木崇高くんは、うちのかーちゃんも、父ちゃんも大好きで見ていた、

大河ドラマの「龍馬伝」「平清盛」にも出演し大活躍!

ドラマや映画にも引っ張りだこ。

しかしながら、メキシコに住んでいるわたしの友達とは学生時代からのお友達だったそうで更に驚き!

世の中、狭い狭いとはいつも思っている事だけれど またしても狭いのね〜

ホームページでは、ムネくんが描いた才能あふれるイラストや、旅行記が読めます。

彼のひとり旅「南米手記」が最高に面白いので、是非皆さん見てみてくださいね〜

また、Boojilのイラストが彼のブログに掲載されています〜

http://stardust-blog.net/aokimunetaka/index2.html


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今日はオアハカの歴史ある植物園にいってきました。も〜一日ゆっくりしたいくらい居心地がいい。

やっぱり自然の中で過ごす時間はいいですね。日本にはない景色が広がっていました!

詳しくは連載中のライフスタイルWEBマガジン箱庭に続きを書きます!

http://www.haconiwa-mag.com/monocoto/


年明けから、美味しいものをいただいたり、メキシコらしい風景を見て心はすっかり清らか。

正月ボケする前に毎年恒例のこの行事。やらなくっちゃな!


毎年、年が明けると抱負を書く事にしている。

年に一度、叶えたい目標を箇条書きにする癖をつけている。

もう何年続けてきたんだろう?


昨年は仕事もプライベートも充実した一年になったけれど、今年も笑っていたいなぁ。と思う。

さてさて、今年のわたしの目標たち。頑張って叶えます!


■最低でもメキシコ国内を旅したあと、グアテマラ、ペルー、ボリビアを訪れる。初めての南米旅行!

■サンフランシスコでオーストラリア人の友達nathanに再会する。

■旅の集大成、展覧会を開催

■テレビのお仕事を増やす

■jiwaでワークショップ開催 各地へ

■アトリエ、新居を構える

■日本で住みたい場所を見つける

■35歳までの人生設計図を作る

■オープンしたいお店の構想を練る

■おしゃれに気をつかう

■おじいちゃん、おばあちゃん孝行、家族サービスをする

■インドカレー屋 中村しゃもじ 活動スタート

■陶芸を趣味で初めてみる

■日曜大工

■車の運転再開 ペーパードライバー克服

■スペイン、モロッコを旅する


今年はいくつ夢が叶うかな。全力疾走で今年も駆け抜けます!


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2012年始めに書いた、昨年の抱負はこれだった

"自分を信じる"

今思い返せば、自分を信じてよかった。と思える箇所があった。

自分を信じて選択したことに、きっと後悔なんてしない。


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年越しはホームステイ先のパティ一家と一緒に過ごしました。
メキシコでは年越しの瞬間にぶどうを食べる習慣があるそうで
12ヶ月分を表した12粒のぶどうを食べながら、新年の抱負を唱えるとのこと。

わたしも12粒いただきました!
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年が明けるとメキシコでは、そこにいる全員と抱き合います。
"feliz ano nuevo!" 幸せな一年になりますように。
感謝の気持ちを込めて、お互いに声をかけます。

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いつも思うけれど、メキシコの家族同士の触れ合いは本当に素敵。
家に遊びにくると必ずハグして頬を合わせるし、帰る時もそう。
家族だけじゃなくて、友達との距離も近い。こういった関係性はとてもいいなぁと思う。
もし自分に家族ができたら子どもにはそうしてあげたいな。

初めて知ったのだけれど、メキシコではクリスマスツリーを25日以降も飾っています。
1月10日くらいまで飾っておくのだそう。
クリスマス、お正月もご馳走をいただくのだけれど、食事内容は同じく
チキンの丸焼き、野菜の入ったクレープ、七面鳥の丸焼き、サラダ、お芋を甘く煮たカワテ
そして、ワイン!!

沢山ご馳走になってお腹がいっぱい!
ホームステイ先のパティ一家とは本当に家族のような関係になれました。
大好きな家族がメキシコにできて幸せだなぁ。

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そして、相も変わらず息子のオメロは冗談ばっかり!
18歳でその勢い、なかなかいないよ!あー振り切れてるな。
以前も紹介しましたが、オメロはオカルト好き。
彼の部屋中、気持ちの悪い人形達が飾られており、大変カオティックなのです。
やっぱりここでも自慢のオカルト人形を勝手にリビングに飾り始めて
親戚から反感をもらってました。

こんな息子じゃ母さんはさぞかし将来心配だろうな。と思いつつ
わたしも昔おかしな行動ばかりとっていたので、わたしの母もきっと心配だったろうな。
そして、今もこうしてメキシコでひとり生活をしている娘を両親は心配しているのだろうな。
そう思うと、親には頭が下がる思いです。

わたしの夢を応援してくれてありがと〜!帰国まであと4ヶ月。
楽しい2013年になりますように。

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