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学校の授業はなかなか忙しい。
わたしのクラスはA1。スペイン語の基礎から学んでいくのだけれど
なんせ覚える言葉が多すぎる。スペイン語は日本語と異なり、6人称まであって
動詞の語尾が全て変化するから大変だ・・でも交流を楽しみたいから、頑張って習得したいと思う。

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わたしが学校で一番楽しみな授業は、語学の授業が終わった後の
文化研修の授業。今週はお面作りを4日間受講している。お面作りなんて初めての体験だ!
前回に引き続き、2日間に分けてベースを塗っては乾かす作業を繰り返して
ようやく着色に入る。

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いつになく真剣なわたし・・笑

やっぱり色を塗る作業は本当に大好き!普段水彩絵の具をメインに使用していたので
ペンキを使用するのは久しぶりだったのでかなり新鮮だった。
立体物を作るのはなんて楽しいんだろう!これから制作していくものに良い影響が出そうだな〜!

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4日間かけて、ようやく完成!
メキシコでもよく見ることの出来るピンクとブルーをメインに
月末の死者の日にあわせて、ひょっとこ風のガイコツ(メキシコではカラベラと言います)に仕上げてみました。

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クラスメイトのクララの作品。
彼女のセンス、本当に素敵!一瞬で彼女のファンになった。
71歳で旦那さんとメキシコに留学なんて、本当に素敵な夫婦だな〜
わたしもこんな人生に憧れる。ちなみに旦那さんはファンタジーの小説家だそう。
いつも冗談ばかり言っていて楽しい人だ。

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日本人の友達ななこのお面もとっても素敵!ヒゲがチャーミング。
来週はお料理教室に切り替わります。メキシコ料理も覚えてみたかったから本当に楽しみです!
日本に帰ったらわたしはちょっとしたお店を始める予定です。

お楽しみに!

10258.jpg今日も朝9時から授業がスタート。ホストファミリーに送りだされ、外へ出る。
パティの家はちょっとした軽食が食べれるようなお店もやっている。
だから毎日美味しい朝ごはんを食べることが出来る!わーーーー嬉しいな。
オアハカの空はメキシコシティと異なりとても綺麗だ。今日もすかっとした晴れ空。

学校へ到着し目が合った人とは必ず声をかけあう。hola ! como esta? (やあ、元気?)
わたしのクラスメイトは5人。それぞれ年齢は異なるが、30代〜70代のアメリカ人だ。

クラスメイトの中でもとっても気の合うおばあちゃんがいる。
クララという名前の71歳の女性で
彼女はスイス人のスカルプチャーのアーティスト。
アメリカ人の旦那さんと結婚をして今は夫婦でメキシコに住みながらスペイン語を学んでいる。

わたしは彼女の歳と40歳弱離れているが、妙に気が合うから不思議だ。
彼女はチャーミングで、授業中も熱心に手を挙げて発言したり、間違えると頭を抱えて
眉間に皺を寄せ「あ〜本当におばかさんだわ〜」などと可愛い声で冗談を言う。

とにかく可愛い人なのだ。

わたしたちは授業を終えると、毎日15時から文化研修の授業が始まる。
今週末から死者の祭がスタートするので、今週はお面作りをすることになっている。

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顔にバセリンを塗りたくり、てかてかにした後に、こうして顔にベースを塗っていく。
固まるまで30分程度。太陽の下でお面を乾かせば、自分の顔のサイズにぴったりのお面が出来る!


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左がクラスメイトのクララ。右はメキシコシティで知り合った、ななこちゃん。
わたしの友達で革細工を制作したり、絵を描いているtoiちゃんと言う子がいるのだけれど
彼女が紹介してくれた女の子だ。

お面作りは初めてだったので、とにかく楽しい!4日間で完成させる予定だ。
さ、わたしたちのお面はこの後どうなることやら!

やっぱり物作りは楽しい。


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ななこちゃんは今週末帰国し11月3日から浅草でカフェをオープンするらしいので
是非遊びにいってみてね。

"スカーフのバザール"@カフェ「村のバザール」
11月3日(土)、4日(日)
11時~18時ごろまで
東京都台東区雷門2-11-10 ライオンビルディング
浅草駅(A4出口から徒歩2分)


オアハカに到着後、ひとまずホームステイ先に2週間お世話になることになった。
学校から5分の場所にあるパティの家はとてもとても大きい。
敷地内に平屋のアパートが3つもあって、中庭もついていて母屋はなんと部屋が5つもある。
わたしは母屋の一部屋をお借りすることになった。
とても清潔に保たれていて、大変気に入っている。

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ホームステイは初めて。留学も初めて。
わたしにとってこの体験は久しぶりの"初めて"だった。
オアハカに移動してみると、どこを歩いても日本人に会うことはなく
わたしのことを誰もが皆知る由もなく、新鮮な気持ちになれた。

日本でも充実した時間を過ごしていたけれど、思い返せば仕事もプライベートも忙しい毎日で、
少々疲れていたように思う。

ホームステイ初日、朝ご飯はヨーグルト、トルティージャ、ハムとチーズのオムレツ、オレンジ。
お腹いっぱいいただいてから学校に通う。今の季節は気持ちがいい。
乾季に入ったので、雨はほとんど降らない。日本の秋の気候に似ている。

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わたしの通っている instuto cultual oaxacaは、世界遺産に指定されている敷地の中にあるスペイン語学校で
小さなカフェテリアと大きな中庭があり、開放的で空間だ。
芝生の上で寝転んだり、ゆったりとした時間を過ごすことが出来る。

スペイン語の授業の他に民芸品作り、織物教室、ダンス、料理、陶芸など
メキシコの文化を学ぶ文化研修授業もあるので、どのクラスも受講する価値があると思う。

わたしのクラスは初心者クラスでA1。
クラスメイトはわたしも入れて5人。全校生徒は30−40名程度?死者の日前後は3倍程度になると聞いている。
授業は全てスペイン語で進行し、クラスメイトは全員アメリカ人なので質問も全て英語で話す。

学内に日本人はスタッフが1名、生徒が3名。来月に入ると日本人はわたしだけになる。
スペイン語を習得するにはなかなか良い環境だ。
朝の9時から授業がスタートし、夕方17時に学校を出る。

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写真は、インタルカンビオ(語学交換)のパートナー、インビン。
20歳の若さで3年も日本語を勉強している。なかなかのシャイな青年で、何か間違えるとすぐに両手で顔を隠す。
うーん、メキシコ人らしからぬ恥ずかしがり屋だ。

この歳になってから、自分の興味のある分野を勉強するのは
勇気も必要だし、時間もお金も必要だ。

だけど一歩踏み出す勇気さえあれば、あとは五感で動くのみ。
留学初日にして、すでにこの決断が間違っていなかったと思えた。

スペイン語は楽しい。
5年前、旅行した頃とは感じ方がまるで違う。
旅先で、出会った人と交流を持てることが嬉しい。
少しずつ、少しずつ覚えていることを実感できる。

28歳、学生デビュー。
これまでの人生でこんなに刺激的な毎日は感じたことがなかった。

つづく

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メキシコシティ滞在も3週間を越え、ようやくオアハカに移動することになった。
BASE UNOでは、オーナーのこうすけさんに本当にお世話になり
シティにすんでいる日本人や、メキシコ人を紹介してもらい友達も沢山出来たように思う。

写真はアジア料理で人気のある"MOG" 日本人の谷さんが経営する本当に素敵なレストラン。
オアハカではなかなか食べられないといわれたので、ここではあえて炙りサーモン丼を注文。
ここれ働くパン職人のあやちゃん、しょーこちゃん。そして日本の友人"toi"ちゃんの友達ななちゃん
こーすけさん、ひろくんで楽しく過ごした。

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翌日、わたしはメキシコシティからオアハカへ。
世界遺産のこの街でスペイン語を勉強する。

バスで6時間。ゆらゆら揺られている間、美しい山々と大きなサボテンをいくつも眺めることができた。
空は澄んでいて、北海道の旭川でみた空に似ていた。
バスでの移動は故郷を思い出したり、友達の顔を空に描いたりして時間があっという間に過ぎていく。

乗客の中に、韓国人のカップルがいたので話しかけてみる。
ソジンとヨル。二人は世界一周中だそうで、2週間オアハカに滞在すると話してくれた。
別の学校でスペイン語を学ぶらしい。

オアハカに到着すると、学校のスタッフとホームステイ先のお母さんが迎えてくれた。
お母さんの名前はパティ。パティさんはとても優しそうな人だ。これなら安心。
5人家族で旦那さんと、娘、息子と一緒に暮らしている。

さ、どうやって仲良くなろうかな〜
学校は翌日から始まる!楽しみだ。

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メキシコシティでアートフェアが開催されるというので
宿のオーナーこうすけさんと会場に足を運んだ。
海外でのアートフェアに行くのは初めて。
メキシコのアーティストの作品はどんな感じかな?

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わたしが特に好きだった作品はこれ!版画の作品なのだけれど
メキシコには珍しくとてもシンプルなのがまたよかった。
民芸品に関してはカラフルなものが特に好きだけれど版画はモチーフがとても重要なので
シンプルな色使いの作品も大好きだ。

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二階と三階で100を越すブースが出店していて、ギャラリーのスタッフとも話す機会があったので
名刺を交換したり、メキシコでも仕事ができるように
相変わらずわたしは、自己紹介を忘れなかった。

自己紹介は重要だ。
特にわたしのような仕事をしている人にとって。
自分を知ってもらうことで仕事につながることもある。

仕事は人と人の縁でできているのだから。

メキシコのアートシーンを少しだけのぞいたことで
更にやる気がわいてきた。

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